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この物語の年齢差等は史実に近い形で書いておりますが、物事を行なった年齢は異なっております。あくまで、学院生活の中で行なったこととして書かせていただいておりますので、そこのところはご了承ください。

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幼小中高大一貫!!! 戦国学院

#6

奇妙なハンコ

「出来た!!」
ここは家の自分の部屋。たまに市が覗きにくる。
「どうしたの? 兄さん」
ほら、ね。市が顔をのぞかせている。
「えっと…これ、見てみ」
「なんて書いてあるの?」
首を傾げる市。可愛い。
「実はな、耳貸せ」
「うんっ」

[斜体]ゴニョゴニョ…ゴニョゴニョ…[/斜体]

「え───っ!! ソレがアレ、なの?」
コクリ。頷く。みんなに見せたらどうなるだろう。反応が楽しみだ!

[斜体]ピーンポーン[/斜体]

「信長センパーイ! いらっしゃいますぅ〜?」
「いるわよ、お入りなさい」
母さんが『サル』を入れようとしている。母さんは何も知らないのか? アイツは市を狙っている。

「ここよ」来た!
「[小文字][明朝体]市、隠れろ[/明朝体][/小文字]」
「うん、わかった」
[中央寄せ][大文字]ガチャ[/大文字][/中央寄せ]

「よお、サル。今日はどうしたんだ?」
「いえ、ちょいと、天女を拝めに来たんでさあ」
キョロキョロと辺りを見渡しているのは、大学1年の後輩、羽柴秀吉だ。色々サルみたいだから、『サル』。どこまでも調子の良い奴だ。男にも女にも人気。市は、
「何? あの人。なんかいやだわ」
と言っていた。
「おや、天女さまはどちらさまで?」
「市なら、遊びに出かけたぞ」
「どこに遊びに行ったんでさあ?」
「コレのとこだよ」
俺はそう言いながら、小指を立てた。この意味は、「彼氏」という意味だ。まあ、嘘だ。だが、アイツは本当に付き合っている。浅井長政という年上の男子だそうだ。
「なんですと!? …おやおやあ? 何作ってんでさあ?」
「うん? これのことか?」
「はい〜」満足そうに頷くサル。
ただのハンコに食いつく野郎をいるもんなんだなあ。
「実はな〜。この文字、読めるか? 全部漢字だぞ」
首をかしげて見るサルは聡明な男に見えるが、ただのサルだ。間違えないで欲しい。
「えーと、…学、院でしょうか…? で、布ですよねえ。これは…式? いや、横棒があるから…あっ、武、ですかな?! 合ってますよ! ね!?」
「ああ、そうだ。繋げて読んでみろ」
「えっと… 学院…布…武。あっ、学院布武、と申されますか!」
「合っているぞ! さすが! 勉強頑張ったな」
俺は誰よりもサルを可愛がっている自信がある。
俺は、弟を亡くした。病気で死んだ。だから、サルを弟と重ねて見ているんだ。
「サル。俺はするぞ!」
俺は立った。ハンコを空高くに掲げて。
[太字][大文字]「学院布武を、このハンコにかけて!!!」[/大文字][/太字]

作者メッセージ

多謝!!
秀吉をサルよわばりして申し訳ないです。
太閤秀吉なんですが、やっぱり信長目線となると…サルにせざるを得ない訳で…。ご了承ください!!

2025/04/17 17:02

晴友真弥花 ID:≫ 99MjdSACybZ2k
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