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この物語の年齢差等は史実に近い形で書いておりますが、物事を行なった年齢は異なっております。あくまで、学院生活の中で行なったこととして書かせていただいておりますので、そこのところはご了承ください。

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幼小中高大一貫!!! 戦国学院

#4

桶狭間の戦い!?

[大文字]パリーン[/大文字]

窓が割れた。
窓の近くに寄って行くと怒声が聞こえた。
「所得を上げさせろ!! 所得倍増計画を条令として出せ!!」
「俺たちの職場はブラック企業ではない!! 社員に嘘の情報を流してくれるな!!!」
しゃがみこんで、窓を割った物体を拾う。───ただの石だ。窓の外を覗く。結構な数の人間だなあ。…アイツは…!
「…家康!!」思わず叫んでしまった。それほどの驚き。
「せ、せせせせ先輩!? なぜ、そこに!?」
声が裏返っている。この驚きようを見ると、家康は何も知らずにここにいることがわかった。
「そりゃー、ここ、俺の自宅だぜ? …おっと、おいテメェ!! 石投げんな!」
「わーい、なんにも出来ねーおぼっちゃまー♪」
てめーら…、今に見てろよォ!!
「兄さん、これから私たち、どうなるの…?」
「大丈夫だ、市。俺はきっと、この家を守る!!」
俺は顔の前でガッツポーズを決めて、市をなだめた。
「兄さん、本当に大丈夫なんでしょうね? 嘘だったら、市が泣くわよ」
鋭い目つきで睨みつけてくるのは、俺の妹で、市の姉である「犬」。犬は俺が嫌いらしい。
「おいおい、俺は家族みんな大好きだ。大好きな家族を死なせるような真似はしねえよ」微笑しながらそう言った。どこまでも力強く、丁寧に、な。
「普通の政治家の家族なら、こんな扱い受けないだろうさ。信長、お前が馬鹿なこと、しとるから」
ギクリ
やっぱり市が言ってやがったか…、いや、市ならもっとキラキラしく言うだろう。まさか…
「犬っ!!」
「何よ! 事実を母さんに言って、何か悪い!?」
「兄さん、姉さん、落ち着いて…!」
激高する犬をたしなめる市。
「兄さん、犬姉さんには何か考えがあって母さんに言ったんだよ。許してあげて?」
いやいや、母さんに怒ってもらおうと思ってんだぜ? 犬の奴!!
「まあ、いいさ。信長、突破口を考えてちょうだいな」
(まさか、俺嫌いの第一人者である母さんが、俺を頼るとは…。女しか居ねえからなこの家)
「はい。ではお昼休憩をする[漢字]彼奴[/漢字][ふりがな]あやつ[/ふりがな]らをバイクで蹴散らして参ります!」
「それで勝てると言うのなら、やっておしまい」
母はその言葉を言い、市と犬を連れて家の奥へ逃げた。

───その日のお昼の時間───
俺は車の免許のついでにバイクの免許も持っている。
今川財閥の長、今川義元が車に乗っていて、ずっとクラクションを鳴らしている。
(……うるせえ!!)
イライラすんだぜ? クラクションて。いつでもどこでも鳴らすっていうもんじゃねえ。
「突っ込んでやらあ!!! どりゃあああー!!!」

「うわあああ!! 信長、信長だー!!」
「きゃあああ! 何が『うつけ』よ!? めちゃくちゃ強い? じゃないのお!!」
「わー! 俺の飯がー!」
「そんなもんどうでもいい! 信長の動きを止めろ!!」

[太字][大文字][漢字]阿鼻叫喚[/漢字][ふりがな]あびきょうかん[/ふりがな]の大地獄。[/大文字][/太字]

傍から見たらそう思うだろう。思われても仕方ない。自分たちで招いた地獄なのだから。他所の人間は関わりたくなかろうな。納得だ。

[太字]ブルルーーーン[/太字]
「チッ! 義元を逃がした。サラリーマンに相手してるせいで!! クソ、待てえ!」
その時だった。倒れている人間の上に乗っかって走ったのは。そのおかげで、バイクは宙を飛んだんだ。そのまま、バイクは今川義元の車に乗った。そして義元はバイクに殺られた。

それは「財閥界一の弓取り」と謳われた男の、あっけない死だった。

作者メッセージ

前回超短かったのに、今回超長編となりました。読んでいて疲れたと思います。
桶狭間の戦い、本当に今川軍の休憩中に信長軍が奇襲を仕掛けたんですよ。もっと詳しく知りたい方は是非、この機会に!! どうぞ

2025/04/16 16:08

晴友真弥花 ID:≫ 1rO9Bbo/Mf5vI
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