二次創作
マネちゃんずとはいきゅキャラ。 【 参加〆 】
《 [漢字]柚[/漢字][ふりがな]ゆず[/ふりがな] side 》
黒須 「 集合 ! 」
黒須監督の呼びかけで 、 私含めた部員はすぐに集まる 。
監督は 部員全員の顔をざっと見回した後 、 少し嬉しそうに話し始める 。
黒須「 超・大型合宿の招集がかかった 。
俺らにも是非参加して欲しい とのことや 」
誇らしげな顔の監督の言葉に 、 部員は わっと湧き立つ 。
侑 「 超・大型合宿やて … ⁉︎ めっちゃ面白そうやんか ‼︎ 」
柚 「 何校くらい 来るんですか … ? 」
私が尋ねると 、 監督は顎に手を当てて考え始めた 。
黒須「 確か … 10校くらいは来るんちゃうかな 」
2年「 10校 ⁉︎⁉︎ 」
双子 、 角名くん 、 銀の声が綺麗に揃う 。
角名「 10校って … ほんとに大型合宿じゃん 、 」
柚 「 マネ業大変そう … 」
角名「 ふは 、 ファイト 」
角名くんがそう言って微笑む 。
… ほんと 、 顔だけは無駄に良いんだから 。
角名「 … 柚 、 今失礼なこと考えたでしょ 」
柚 「 考えてません 」
角名「 嘘だ 」
柚 「 私が考えてないって言ったら考えてないの 」
角名「 暴論にも程があるだろ 」
… なーんてことで 、 稲荷崎はその合宿に参加することになった 。
わいわいとはしゃぎながら練習に戻ろうとする部員の背中に向かって 、 主将の北さんが声をかける 。
北 「 楽しみにしとるとこ悪いけど 、 合宿前にテストあるからな 」
その言葉を聞いた瞬間 、 分かりやすく双子の肩が跳ねる 。
… そりゃそうだ 。
この人たち 、 びっくりするほど頭悪いし 。
… あと角名くん 、 その動画 北さんにバレても知らないからね 。
侑 「 き 、 北さん … っ 、 それって 」
治 「 まさか … 」
ゆっくりと振り返った双子は 、 縋るような目つきで北さんを見る 。
北 「 そのまさかや 。 点数が悪い奴は 、 連れて行かへんで 。
スポーツに打ち込むんはええけど 、 俺らの本業は学生やからな 」
侑も治も 、 どんどんと顔色が悪くなっていく 。
青いを通り越して 、 もはや白い 。
まだ行けないと決まったわけじゃないのに 、 双子はずぅんと項垂れた 。
角名「 オホホッ 、 笑 」
柚 「 … 笑ってるけど 、 角名くんは大丈夫なわけ ? 」
角名「 … 」
あ 、 目逸らした 。
アウトです 、 北さん 。
今回はレギュラー3人欠けることになりそうです 。
角名「 … 柚 、 」
柚 「 ……… 何 」
角名くんは悲劇のヒロイン(女子じゃないけど)的な顔をしながら私の手を取る 。
角名「 勉強教えて 」
柚 「 絶対そう言うと思った 」
しぶしぶ承諾すると 、 角名くんは 「 ありがとう 、 ! 」 と 抱き締めてくる 。
ふと双子の方を見ると 、 穴が開きそうなくらいこっちを見ていた 。
… あ 、 嫌な予感 。
侑 「 柚 … 」
治 「 なあ 、 … ってなんでそんな後ろ下がってくん 」
ものすごく気味の悪い笑顔を浮かべながら 、 双子はじりじりと迫ってくる 。
柚 「 … ッお断りします ‼︎‼︎ 」
身を翻して走り出す私の背中に向かって 、 双子は叫ぶ 。
侑 「 あッ 、 待て柚ぅ ‼︎ 」
治 「 まだ俺ら何も言うてへんやん ‼︎ 」
柚 「 どうせあんたらも勉強教えてって言うでしょうが ‼︎ 」
北さんと監督に一言断って 、 私は体育館から一時退却した 。
───
侑 「 おおきに 、 柚 ‼︎ 」
柚 「 …… はああ … 」
結局 、 後日捕まって 、
何故か点数は心配無さそうな銀もまとめて 面倒を見ることになるのだった 。
柚 「 … あとでポンデリングひとつずつ奢ってよ 」
治 「 太るで 」
柚 「 喧しいわカービィ 」