後宮の妖女はいつか花をさかせる
「ねえ香華(シャンカ)桶に水を張ったから手拭いを絞って体拭いて。天幕の向こうは香華の部屋だからそっちで拭いてね。携帯食だけでご飯もあるし、お茶もあるからー終わったら寝てていいよ。寝間着もあるし。」
そう鈴々(リンリン)に言われたので手拭いを絞る。言われた部屋でご飯とお茶を飲むと、そのままほっとして、寝てしまった。
次の日になると、朝食が用意されていた。携帯食に手を加えただけのようだったがそれで十分だった。食べ終わり口をゆすいでいると天炎(ティンエン)が
「部屋や食事は大丈夫だったか。」
香華が返す。
「はい。よく眠れました。ありがとうございます。本当に感謝してます。」
「そうか、よかった。気分も落ち着いたようだな。じゃあすまないが、お前の今までのことを話してくれないか。言えるだけでいい。」
とうとうこうなったかと思うのであった。
そう鈴々(リンリン)に言われたので手拭いを絞る。言われた部屋でご飯とお茶を飲むと、そのままほっとして、寝てしまった。
次の日になると、朝食が用意されていた。携帯食に手を加えただけのようだったがそれで十分だった。食べ終わり口をゆすいでいると天炎(ティンエン)が
「部屋や食事は大丈夫だったか。」
香華が返す。
「はい。よく眠れました。ありがとうございます。本当に感謝してます。」
「そうか、よかった。気分も落ち着いたようだな。じゃあすまないが、お前の今までのことを話してくれないか。言えるだけでいい。」
とうとうこうなったかと思うのであった。