「そんなことわかっている！でも、自分を代償にしなければいけないこともある！」
こんな、こんな[漢字]人体実験[/漢字][ふりがな]デスゲーム[/ふりがな]の中では誰だって！
「これで終わり。［発動：召喚］［夜桜］」
「うぁっ れい、む。」
そう。これで。
『博麗霊夢さんが古明地こいしさんに勝利しました』
機械の無機質な声が聞こえる。
五月蝿い。耳鳴りもする。目が、霞んで… 誰か、助けて。
そんな願いは誰にも届けられず、私は意識を失った。

「霊夢、大丈夫か？最近は働きすぎだぞ？」
魔理沙はずっと優しかった。
「霊夢は少し休みなさい？私がやっておくから。」
アリスも厳しかったけれど優しかった。
そんな日常をあの悪魔に壊された。
正直言って許せない。
私の大切な人を！でも、悪魔は人を殺すことは悪いことだど認識できない。
だから、法にも触れない。私も、悪魔になれたらいいのにな。


眩しい。また、私は気を失ったのか？
「霊夢、大丈夫？」
この懐かしい声は…