狂った世界の救世主。
村を出て、森を抜け、神がいると言われている天界を目指し、ただひたすら歩いた。だが、天界へ行く方法などわからず、当てにするなにかもない。そこに、小さな小屋を見つけた。小さくノックすると、ゆっくりと扉が開き、「こんなところに来客など珍しい。さあゆっくりしなさい。」と老婆が微笑んだ。本棚には沢山の本が並び、その光景は珍しいもんだった。この世界では紙が貴重だったので、本がたくさん並んでるのは金持ちの家庭か本屋くらいだ。その中の一つに目が止まった。ひときわ古く、古代言語が使われ始めた頃の本か。古代言語は解読が現在は簡単で、よめるのではないかと、題名を読んだ。「神にお逢いする方法」__。いま一番欲しかったものだ。老婆は言わずとも、「その本が気になるかい?よんでもええよ。貴重品だから大切に扱うんだよ。」といった。
「神様に逢うためには、神様のいる「天界」にいかなければならない。昔は教会の神聖な空気をためて絵画の中に入ると言う説もあったが、それは違う。
神聖な泉に入ればいいのだ。」
見つけた。神聖な泉か。どこにあるのだろう。
「神聖な泉は、 神聖な森にある。神聖な森なら一つはある。神聖な森は、開拓されると、どんどんなくなっていく。未開発の土地にあるのだ。」
「お婆さん、ここに誰か来ませんでしたか?」
「随分前にきたよ。詳しくは覚えてないけれど、君と同じ本を読んで、すぐに走っていったよ。」
「そうなんですか…」
きっと「救世主」はおそらくここにきて同じ本を読み、天界へいったのだろう。
小屋から出て、未開拓の土地へと向かった。
「神様に逢うためには、神様のいる「天界」にいかなければならない。昔は教会の神聖な空気をためて絵画の中に入ると言う説もあったが、それは違う。
神聖な泉に入ればいいのだ。」
見つけた。神聖な泉か。どこにあるのだろう。
「神聖な泉は、 神聖な森にある。神聖な森なら一つはある。神聖な森は、開拓されると、どんどんなくなっていく。未開発の土地にあるのだ。」
「お婆さん、ここに誰か来ませんでしたか?」
「随分前にきたよ。詳しくは覚えてないけれど、君と同じ本を読んで、すぐに走っていったよ。」
「そうなんですか…」
きっと「救世主」はおそらくここにきて同じ本を読み、天界へいったのだろう。
小屋から出て、未開拓の土地へと向かった。