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新しい花が咲く頃に=あいがに(略)

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新しい花が咲く頃に

#17

上呂を持つ








「ひみつごと、って.........」








え?と困り気味に溢れた、やや高めな声

いつもの私ならば、「......あはは〜冗談ですよ!なんかやましいことあるんですかー?」と茶化して誤魔化す

だけど、今回ばかりは引くつもりはない。私のためにも、......蛭ケ島くんのためにも


少し間を空けて前に手を組んだ、洸先輩









「.......白藍ちゃんに隠してることはないよ?」






『.......そうですか、』









ありがとうございます。そう言ってその場を去った






------------------------------------










ダウト、嘘、間違い。......せんぱいのばか

怒りをぶつけるように、早歩きで体育館裏へ向かう


先程の、先輩の言動を思い出す







《.......白藍ちゃんに隠してることはないよ?》







その時先輩が、前に手を組んだ。




洸先輩がよくやる、「嘘をつく」時の動作。









『っ.........』









なんで、なんでっ.........

私は悲しくなっちゃだめなのに、苦しくなっちゃだめなのに

「隠しごとをされていた」という事実に、どうしても胸が苦しくなってしまう


そんなこと、私が思っていいはずないのに。

はは、と渇いた声で空笑いを浮かべる








『蛭ケ島くんに合わせる顔、無いや』








誰も居ないのをいいことに、ずるずるとみっともなくしゃがみ込んだ








---------------------------------------------------------------










『........結局、サボっちゃったな』









蛭ケ島くん、今何思ってるんだろ。ふいに溢れた本音に、体育座りの足に顔を埋める

洸先輩のことが気がかりで、どうにも教室へ足を運べない

それに、このまま蛭ケ島くんの顔を見てしまったらきっと、蛭ケ島くんに縋ってしまう








洸先輩、なんで秘密ごとするんですか。

いつだって、洸先輩は余裕があるし、そこも"好き"だけど


どこか壁を感じてしまい、「ひとりにしないで」と思ってしまう

















『........どーせ、ひとりになるくせに』



























「それじゃあ、私が側に居てもいいですか?」

























微風が吹いて、木が揺れる。それと同時に、雛鳥が飛び立つ

その瞬間、後ろに手を組んだ、優しい眼差しを向ける少女が立っていた










「やっと、2人きりですね」










まるで雛鳥が、自分のためにここまで飛び立ってくれたように、その子は現れた










(恵林寺、白藍先輩)
(........知り合いに居たかな)






…ポピー「慰め」「思いやり」「恋の予感」「陽気で優しい」








作者メッセージ

久しぶりのあいがに。あっ、名前変えました。ども「渡会天乃」です。気軽に「あまのん」「あまっち」「あまちゃん」「わたらい」と呼んでもらって結構です。
最近、恋愛に現を抜かしていまして……勉強も忙しくてですね…
この時期、勉強する人多いんじゃないでしょうか?

2025/03/08 19:08

渡会天乃♣︎💐 ID:≫ 11GsR4EM2gvPY
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