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二次創作
嘘つきな私は記憶喪失のフリをします

#3


イギリスが記憶喪失になってから三週間がたった。
記憶喪失になったのと、火傷の被害、更には頭の損失が大きかったため、まだ入院している。
毎日の様に時間を作ってはイギリスのところへと行く
「Bonjourイギリス」
そう言いながら病室へ入る。
返事はなく、真ん中に置かれたベッドがこんもりとしている。
寝ているらしい。死んでいないことに安堵しながら横の丸椅子に腰掛ける。

チク、タク、チク、タクと壁にかけられた振り子時計が秒針を動かす。
好きな絵師の画集を観ながら紅茶を飲む。
なんとも穏やかな時間が流れていた。

イギリスが記憶喪失だろうと聞かされた時、思わず膝から崩れ落ちた。
自分でも分からないくらい、悲しくなった。
あの時無理矢理でも引き留めて自分が行けばあんな事にならなかったのにとか、喧嘩しなきゃ良かったのにとかそんな後悔が頭を渦巻く。
嫌だ。忘れないで。
「フランス!」
皆が驚いた顔でこちらを見る。
それはそうだろう。
さっきまで泣いていた人がふらふらと怪我人に近づいたら驚くに決まってる。
それでもジュはどうしても自分を忘れて欲しくなかった。
今までの記憶が消えようが戻るがどっちでも良かった
イギリスがジュのことをフランスだと、前みたいに認識してくれるなら百年かかろうが五百年かかろうが、
一緒にいる決意だった。
記憶喪失のイギリスに近づいて微笑む。
「Bonjourイギリス、フランスだよ。」


「んぅ。」
ハッとして目を覚ます。
見るとイギリスがモソモソと起き上がっている時だった。
いつのまにか寝ていたらしい。
きた時は明るかった空が暗くなってきている。
起きたイギリスに挨拶をする。
「Bonjourイギリス!調子はどう?」
まぁ、いつもの様に怯えた返事しかくれないんだろうけど。
少し諦めがちになっている自分がいる。
その時だった。
「フランス、、、?貴方暇なんですか?私が抜けてから
EUの仕事が増えたって言ってたのに、、、」
まだ寝ぼけているのか目を擦りながらそう言うイギリスは前のイギリスのようだった。
いや、前のイギリスだ。
記憶喪失になった筈ならEUということも知らないだろう。


もしかしたら
もしかすると
そんな淡い期待が膨らんでいく。
もしかしたら
またイギリスは、、、

目を覚ます。
自分の部屋だと認識すると立ち上がって晩御飯の支度を始めた。
記憶のないうちにここにいるということはぼうっとしすぎたらしい。
看護師に返されたのだろうか?
どっちでもいい。
また、イギリスがジュのことをフランスと呼んでくれるなら、ジュは何千年でも待つ。

作者メッセージ

最後はすっごくよく分かんなくなりましたね、、、。
もうそろそろ終わりですかね?
作者の自分でも分かってないって、、、。
バットエンドとハッピーエンドっていりますか?
一応どっちも考えてはいます。
ま、どちらにせよハッピーエンドは載せるんですけどね!
ではさよならー!

2025/05/10 17:51

しおん ID:≫ 1vLYbWdHGUEm2
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