●●「はぁ、、、」

深い溜め息をつく

私は会社で虐められていた

今まで耐えてきたけど

もう限界だった

自ら命を絶とうと屋上に登る

屋上に着くと柵を乗り越え

落ちるか落ちないかのギリギリに立つ

下に見える景色は都会の明かりで綺麗だった

吸い込まれそうなほどに

でも、勇気が出ない

勇気があれば飛び降りれるのだろうか

しばらく足をぷらぷらとさせていると

？「や」

●●「!?」

？「こんなところで何してるの？」

？「楽しそうだね」

？「俺もやろー」

そういった彼は自分も足をぷらぷらとさせる

？「ていうか何してたの？」

●●「、、、。」

みたこともない人に悩み相談なんて出来なかった

？「ねぇ、ねぇ」

無視をされてるとも知らずに喋りかけてくる

？「、、、なにかあった？」

その言葉を聞いた瞬間涙が溢れた

今まで相談しようとしたけれど

『私もそうだよ』

『私はそれよりもひどいよ』

といって私の話を聞こうともしなかった

話を聞いてもらえることがとても嬉しかった

●●「、、、実は、」

私はその人に話を聞いてもらった

●●「それで私のこと影で嘲笑うんです、、」

？「女って怖いね」

●●「きっと私のことなんていらないって思ってるはずです」

●●「、、、まぁ、今から死ぬので良いんですけど」

？「え、君今から死ぬの？」

●●「え、知ってたんじゃないんですか」

？「いや、今までは屋上に座ってるなんか変な人としかみてなかったけど」

●●「酷いですね、、」

？「ごめんて」

？「、、、それで」

？「本当に死ぬの？」

●●「はい！」

●●「貴方に相談しているうちに覚悟が決まりました！」

●●「相談聞いてくれてありがとうございます」

そう言い、私は夜の街に身を投げる

だが私が目を開けると景色が止まっていた

●●「へ？」

ヒョイッ

●●「わっ！」

目の前には相談を聞いてくれたあの人が立っていた

？「、、そいつ等残して死ぬの悔しくない？」

●●「え」

？「どうせ君が死んでもそいつ等は気にせずに生き続ける」

？「そんなの嫌でしょ？」

●●「、、、。」

？「俺さ、殺し屋やってるんだよね」

？「良かったらそいつ等殺してあげるよ」

？「どうする？」

●●(ｺｸﾘ)

？「おっけー」

？「あっ、でも条件有りね」

●●「え？」

？「殺す代わりに俺のものになってよ」

？「そうしたら殺してあげる」

私は自然とこういっていた

●●「いいよ」

？「交渉成立」

？「俺イルミ」

●●「、、、●●」

イルミ「これから宜しくね」

●●「、、うん、、、、！」

私の新たな人生が始まりそうです！！