二次創作
文豪ストレイドッグス短編集 ✧〝リク募〟✧
旧双黒(黒の時代)
中也side
中「彼処かッ」
中也は自身の重力子を操り、上空を飛んでいた。
例の白いフードの人間は、山奥に這入った所にある山小屋へと入っていった。
中也は直ぐ様降り立ち、奴の背中を追った。
[水平線]
古臭い音を立てながら扉を開ける。
??「善く来てくれたね。」
中「誰だ手前ェは...」
??「私、いや、僕はね...」
「只の研究者さ。」
其の者は『S』とだけ名乗った。
S「さあ、研究を始めようか。」
眼の前が昏く染まっていく。
中也の最後の意識は、泡のように儚く消えていった。
パチッ
中「...?」
ここは何処だ?
そう声を出そうとしたが、其れは空気となって部屋に消えていった。
中「...!?」
またしても声は出ない。
S「どうだい?『声』を奪われた気分は?」
嗚呼そうか、声が出せないから答えられないか。
Sはそう言い、中也の顎を掴んで引き寄せた。
S「[漢字]君[/漢字][ふりがな]モルモット君[/ふりがな]はそうじゃないとな。」
改めて自分の置かれた状況を見る。
窓も、ドアもない、暗い密室だった。
そこに中也は、壁に固定された状態に置かれていた。
目の前にはSがいる。
S「此処には人は来ない。助けは期待しないほうが良いな。」
中「................。」
S「はは、、、!何を言ってるのかさっぱりだ!これで自由に[漢字]実験[/漢字][ふりがな]拷問[/ふりがな]ができる、、、!」
銃を額に当てて、打った。
バァァァァァン
密室に轟音が鳴り響いた後、中也は平然と立っていた。
S「そうでなくては、、、。」
S「なら、大人数ならどうだ?」
サッ
何処から入ってきたのかはわからないが、黒一色に染めた人たちが銃を向けてきた。
バババババババババババババ
矢張り、中也は平然と立っていた。
S「素晴らしい...此の様な人材は初めてだ!」
Sは狂ったように叫びながら、そこに居た人に指示を出した。
S「.....。..........。」
指示を受けた黒服の男は、音もなく闇に消えていった。
S「実験台0012。これより世界最強兵器に向けての実験を始める。」
バリッン(鎖が割れる音)
S「は...?」
中「.....!」
声こそ出ていないが、其の顔には余裕の笑みが広がっていた。
S「いや、まだあれがある。」
Sは無線に向かって叫んだ。
S「おい!早くあれを持って来い!!」
太「あれってこれのこと?」
何時の間にか、大ぶりの機械と、血塗れになったナニカが置かれてあった。
S「ナッ...!お前は刺した筈ではッ!」
太「嗚呼、其れかい?」
太宰は血塗れのナイフを指した。
太「もう使っちゃったけど。」
S「......ッ!全員突撃!!」
太「行っちゃって。中也。」
中「...!」
そこからは一方的な殲滅だった。
[水平線]
そこには、血腥い空間が広がっていた。
太「豪勢にやったねぇ。中也。」
中「......!」
あれから数分が経った。
中也の声は戻らず、未だ出ないままだった。
どうやらあの『S』が造った薬だったそうだ。
太「彼奴の異能は、『目の前の敵の意識を落とさせる』異能だったそうだ。」
太宰は資料を見て言った。
中「......!?」(訳(俺の声はどうなるんだ!?)
太「さぁねェ〜」
太宰は今にも口笛を吹き出しそうな雰囲気を醸し出しながらこういった。
太「此の機会を大いに利用させてもらうよ。」
その手にはマジックとガムテープが握られていた。
end.......?
中也side
中「彼処かッ」
中也は自身の重力子を操り、上空を飛んでいた。
例の白いフードの人間は、山奥に這入った所にある山小屋へと入っていった。
中也は直ぐ様降り立ち、奴の背中を追った。
[水平線]
古臭い音を立てながら扉を開ける。
??「善く来てくれたね。」
中「誰だ手前ェは...」
??「私、いや、僕はね...」
「只の研究者さ。」
其の者は『S』とだけ名乗った。
S「さあ、研究を始めようか。」
眼の前が昏く染まっていく。
中也の最後の意識は、泡のように儚く消えていった。
パチッ
中「...?」
ここは何処だ?
そう声を出そうとしたが、其れは空気となって部屋に消えていった。
中「...!?」
またしても声は出ない。
S「どうだい?『声』を奪われた気分は?」
嗚呼そうか、声が出せないから答えられないか。
Sはそう言い、中也の顎を掴んで引き寄せた。
S「[漢字]君[/漢字][ふりがな]モルモット君[/ふりがな]はそうじゃないとな。」
改めて自分の置かれた状況を見る。
窓も、ドアもない、暗い密室だった。
そこに中也は、壁に固定された状態に置かれていた。
目の前にはSがいる。
S「此処には人は来ない。助けは期待しないほうが良いな。」
中「................。」
S「はは、、、!何を言ってるのかさっぱりだ!これで自由に[漢字]実験[/漢字][ふりがな]拷問[/ふりがな]ができる、、、!」
銃を額に当てて、打った。
バァァァァァン
密室に轟音が鳴り響いた後、中也は平然と立っていた。
S「そうでなくては、、、。」
S「なら、大人数ならどうだ?」
サッ
何処から入ってきたのかはわからないが、黒一色に染めた人たちが銃を向けてきた。
バババババババババババババ
矢張り、中也は平然と立っていた。
S「素晴らしい...此の様な人材は初めてだ!」
Sは狂ったように叫びながら、そこに居た人に指示を出した。
S「.....。..........。」
指示を受けた黒服の男は、音もなく闇に消えていった。
S「実験台0012。これより世界最強兵器に向けての実験を始める。」
バリッン(鎖が割れる音)
S「は...?」
中「.....!」
声こそ出ていないが、其の顔には余裕の笑みが広がっていた。
S「いや、まだあれがある。」
Sは無線に向かって叫んだ。
S「おい!早くあれを持って来い!!」
太「あれってこれのこと?」
何時の間にか、大ぶりの機械と、血塗れになったナニカが置かれてあった。
S「ナッ...!お前は刺した筈ではッ!」
太「嗚呼、其れかい?」
太宰は血塗れのナイフを指した。
太「もう使っちゃったけど。」
S「......ッ!全員突撃!!」
太「行っちゃって。中也。」
中「...!」
そこからは一方的な殲滅だった。
[水平線]
そこには、血腥い空間が広がっていた。
太「豪勢にやったねぇ。中也。」
中「......!」
あれから数分が経った。
中也の声は戻らず、未だ出ないままだった。
どうやらあの『S』が造った薬だったそうだ。
太「彼奴の異能は、『目の前の敵の意識を落とさせる』異能だったそうだ。」
太宰は資料を見て言った。
中「......!?」(訳(俺の声はどうなるんだ!?)
太「さぁねェ〜」
太宰は今にも口笛を吹き出しそうな雰囲気を醸し出しながらこういった。
太「此の機会を大いに利用させてもらうよ。」
その手にはマジックとガムテープが握られていた。
end.......?