二次創作
文豪ストレイドッグス短編集
(福沢諭吉←→森鴎外)
(中島敦←→芥川龍之介)
(泉鏡花←→尾崎紅葉)
※オリ伽羅出てきます。
[水平線]
[水平線]
[水平線]
福沢「そろそろか、、、、」
ポートマフィア首領・福沢諭吉は、手元にある懐中時計を見て云った。
場所は、廃墟と化した古びた美術館の一室。周りに人気はなく、密会にはちょうどよい場所だった。
春と夏の[漢字]間[/漢字][ふりがな]はざま[/ふりがな]らしい初夏の風が吹き抜ける。
次の瞬間には、誰もいなかったはずの古びた椅子に、森が座っていた。
森「久々だねぇ、福沢殿。」
武装探偵社社長・森鴎外は、朗らかな笑みを浮かべて云った。
その生意気そうな顔に福沢は顔を顰めた。
福沢「其れで、要件とは何だ。」
森「何だって、そりゃあ一つに決まっているじゃないか。」
福沢「………あれか。」
森「そう、、、」
福沢は森の言葉の後を継いだ。
福沢「探偵業務に危害を加える組織の壊滅への協力要請、か。」
森「そうなんだよ。尤も、その組織はポートマフィアへも危害を加えることができるような、
強大な組織だからね。協力することが論理的最適解だと私は思うよ。」
福沢「否、其れだけでは私達が協力する理由にはならぬ。」
ふと、森が目を細めた。
森「ふうん、福沢殿。その顔、末端構成員が制御しきれていないね。」
福沢の顔から表情がすうっと消える。
手の指先から冷たくなる。
福沢「………だから何だ。貴方には関係な」
森「私達武装探偵社が其れの鎮圧に協力すると云ったら?」
福沢「…」
福沢は諦めたように目を伏せた。
森の口角が吊り上がる。
森「交渉成立だ。」
福沢は何か言いたげに森を見る。
森「嗚呼、末端構成員の話かい?少し調べれば解ることさ。そう気にしないでくれ。」
福沢「その件については判った。ただ一つ、条件がある。」
武装探偵社の太宰君と紅葉君を連れてきてくれ。
[水平線]
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太宰「ッッッ、何か寒気が、、、」
姐さん「奇遇じゃな。妾もじゃ。」
谷崎「大丈夫ですか?風邪引かないで下さいね、、?」
芥川「…ゲホッ」
[水平線]
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場所は変わり、戦場。
中也「クソッ…キリがねぇじゃねぇか…」
目の前には血腥い地獄が広がっていた。
銃声がその場に響き渡る。
鏡花「…夜叉白雪、!」
異能生命体・夜叉白雪が、銃声を放っていたモノと、その所持者を鋭く切り裂いていく。
敦「月下獣!」
白虎が追い打ちを掛ける。
しかし、其れを妨げる者が居た。
××「フフッ…良い気味だね。其の儘足搔いていたら良いよ。」
中也「[漢字]手前[/漢字][ふりがな]てめえ[/ふりがな]ェはッ…」
真木「ご無沙汰。最強幹部の中也さん。」
中也「真木ッ…!」
(中島敦←→芥川龍之介)
(泉鏡花←→尾崎紅葉)
※オリ伽羅出てきます。
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福沢「そろそろか、、、、」
ポートマフィア首領・福沢諭吉は、手元にある懐中時計を見て云った。
場所は、廃墟と化した古びた美術館の一室。周りに人気はなく、密会にはちょうどよい場所だった。
春と夏の[漢字]間[/漢字][ふりがな]はざま[/ふりがな]らしい初夏の風が吹き抜ける。
次の瞬間には、誰もいなかったはずの古びた椅子に、森が座っていた。
森「久々だねぇ、福沢殿。」
武装探偵社社長・森鴎外は、朗らかな笑みを浮かべて云った。
その生意気そうな顔に福沢は顔を顰めた。
福沢「其れで、要件とは何だ。」
森「何だって、そりゃあ一つに決まっているじゃないか。」
福沢「………あれか。」
森「そう、、、」
福沢は森の言葉の後を継いだ。
福沢「探偵業務に危害を加える組織の壊滅への協力要請、か。」
森「そうなんだよ。尤も、その組織はポートマフィアへも危害を加えることができるような、
強大な組織だからね。協力することが論理的最適解だと私は思うよ。」
福沢「否、其れだけでは私達が協力する理由にはならぬ。」
ふと、森が目を細めた。
森「ふうん、福沢殿。その顔、末端構成員が制御しきれていないね。」
福沢の顔から表情がすうっと消える。
手の指先から冷たくなる。
福沢「………だから何だ。貴方には関係な」
森「私達武装探偵社が其れの鎮圧に協力すると云ったら?」
福沢「…」
福沢は諦めたように目を伏せた。
森の口角が吊り上がる。
森「交渉成立だ。」
福沢は何か言いたげに森を見る。
森「嗚呼、末端構成員の話かい?少し調べれば解ることさ。そう気にしないでくれ。」
福沢「その件については判った。ただ一つ、条件がある。」
武装探偵社の太宰君と紅葉君を連れてきてくれ。
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太宰「ッッッ、何か寒気が、、、」
姐さん「奇遇じゃな。妾もじゃ。」
谷崎「大丈夫ですか?風邪引かないで下さいね、、?」
芥川「…ゲホッ」
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場所は変わり、戦場。
中也「クソッ…キリがねぇじゃねぇか…」
目の前には血腥い地獄が広がっていた。
銃声がその場に響き渡る。
鏡花「…夜叉白雪、!」
異能生命体・夜叉白雪が、銃声を放っていたモノと、その所持者を鋭く切り裂いていく。
敦「月下獣!」
白虎が追い打ちを掛ける。
しかし、其れを妨げる者が居た。
××「フフッ…良い気味だね。其の儘足搔いていたら良いよ。」
中也「[漢字]手前[/漢字][ふりがな]てめえ[/ふりがな]ェはッ…」
真木「ご無沙汰。最強幹部の中也さん。」
中也「真木ッ…!」