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ただいま一話から少しずつ内容を修正して増やしたりしているので、最初の頃と変わっているところがあります。すいません。

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僕が恋した青い花話(タイトル改名)

#42


「君の家はここで良いのかい?」
「はい、ここまでで良いです。ありがとうございます」
「じゃあ、これからもみなをよろしく」
「は、はい。お、お義父さん?」
「ハハハハッ、これからそう呼んでもらおうかな」
「うっ、じゃあ、」

僕は少し顔が赤くなっていく。言ってて結構恥ずかしかった。ギリギリまで車を見送ったあと家のドアを開けて中に入った。

「ただいま」
「あら、まりおかえり」母さんが、慌てて来た。傷だらけの僕をみてなんとも言えない表情をしていた。

「もう、あんたがこけた時に私心臓止まりそうだったわ」
「はは、てか迎えにきてよね」
「あんたのために、頑張ってご飯作ってたのよ」僕の頭にチョップした。

「ほんと、もうすっかり元気なって見違えたわね」
「やめてくれそういうのは」
「ふふふ、女の子の影響かしら?」
「違うって」

違うくはない。でも、好きな人ができたとを絶対に言えない。言ったらこの後絶対にチヤホヤされるからだ。

「風呂入る」
「ええ、そういうと思って沸かしてあるわ」
「ありがと」

ありがとう、こんな言葉は以前の僕だったら言えてないよな。

「うわ」
すっぽんぽんになって改めて自分の体を見ると、ひどい傷の量だった。どんな下手なこけかたしたんだ?

「絶対に、痛いよな」恐る恐る、風呂に入る。そしてシャワーを見つめる。
「ええい!こんなの勢いだ!」
『ジャー』
「う、うわああああああああああ!!」

しっかり激痛だった。くっそリレーなんてしなきゃよかった…

[水平線]

「いただきます」
夜は母さんの自慢していたご飯を食べる。わざわざお弁当に入れてまで…そんな気合い入れなくてもいいのに。

「まり、お前派手にこけたらしいな」
「ぶっ、な、なんでとうさんがしってるの?」
「母さんが、言ってたよ。目をきらびかせながら、『うちの息子が成長した』ってね」
「なんで母さんそれをいうんだよ」
「だって、久しぶりにまりが真剣にやってたから」親バカめ…これはもう僕の黒歴史確定だ。

「ごちそうさま」
「もう食べないの?」
「うん、部屋に戻る」

リビングを出て、階段を登り部屋に入る。そしてベットにダイブ!!疲れすぎてすぐに寝てしまうだろう。明日は学校休みだからよかった。

『ブブブ、ブブブ」スマホの着信音が部屋に鳴り響く。
「誰だよ、もうきついんだから」スマホを見ると美奈と書いてある名前が目に刺さった。
「み、みな!?こんな時間に…」


『は、はいもしもし?』
『あ、まりくん!えーっとその、あのときはほんとにごめん!!』
『あの時?ああ、みなが僕の上に寝てお姫様抱っこされて車に乗せられたことか』
『も、もう全部言わなくて良いから!!!恥ずか死しそうだよ』
今、美奈は顔赤くしてんだろうな。想像できる…そして、


やばい、スマホになると声が耳元に届くから少しゾワってする。ドキドキするうううう。


『ははは、ごめんごめん』
『ねえ、まりくん』
『なに』
『部屋に窓ある?』
『窓?あるけど』何をしようとしてるのだろうか。
『窓開けて、空見てみて』
『空?わ、わかった』ベットの横にあるカーテンを開けて窓のロックを外す。9月なだけあって少し風が吹いているから涼しかった。

『開けたよ』
『まりくん、星が今日は綺麗だね』
『うん、とても綺麗だ』

真っ黒な空にたくさんの星が見える。その中で一つだけ高速で動く星があった。
『ね!みた!?今の!流れ星だ!』
電話越しでも伝わるみなの興奮は、まるで小学生みたいだ。
『そうだね』
『ねえ、願いごとしようよ』
『う、うん。良いけど』

こういうのって流れ星の見える時するのではないのか?まあ、いいか。長めの沈黙だ。僕は何を願えば良いのだろうか。

やっぱり…

『よし!願いごとした!!』
『うん、僕も』
『何お願いしたの?』みなは興味津々で聞いてきた。
『秘密だよ。』少し僕の口が緩み、微笑んでいることに自分でも気づいた。

『このまま寝落ちするまで話して良いかな』これはみなではなく僕の頼みだ。
『うん、いいよ』


それから1時間くらい、みなと話した。先に落ちたのは美奈だった。静かな寝息が聞こえてくる。




[大文字]『みな…、好きだ』[/大文字]

小さく電話でも聞き取れるかわからないくらいの声だった。



[水平線]

(いま、まりくんなんて言った〜!!)実は聞こえてたのは内緒である。

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2024/07/15 11:08

ねこちゃ ID:≫95W8biv8iH20g
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