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ただいま一話から少しずつ内容を修正して増やしたりしているので、最初の頃と変わっているところがあります。すいません。

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僕が恋した青い花話(タイトル改名)

#39


「どうだ、立てそうか?」
「はい、なんとかなりそうです」って言っているものの死ぬほど痛い。全身が激痛で体に電気を流されているみたいだ。ほんとに、冗談抜きで…

やっぱり、適度な運動が必要だな…多分筋肉痛の影響もあるだろう。

「先生いろいろありがとうございます」
「いや、いいってことよ」

椅子に座ってパソコンを触り始めた。こう見えて意外と忙しいのだろう。さっきまでのおちゃらけた雰囲気と違って、小難しそうな顔をしながらポチポチとキーボードを押していく。

僕はそれを横目で見ながら、保健室を出た。
「頑張れ…まり」先生の言った言葉は僕の耳には聞こえていなかった。

[水平線]

もう、運動会は終わっているのだろうか、少し校舎内が騒がしくなっていた。廊下を歩いて階段まで向かうが、亀のようなスピードしか出ない。ほんとに、折れないでよかった。よくもったぞ、僕の体よ…帰ってたくさん肉食べような。

「あっ!まり〜!」
目の前から走ってきたのは萌だろうか、なんだか久しぶりに見た様な気がする。萌ってやっぱり可愛いんだな。美奈以外に可愛いと思ったことはあまりなかったが、僕も少し変わったのだろうか。

「大丈夫だった!?死んだかと思ったよ」
バシバシと背中を叩きながら話を進める。うん、痛いからマジで死んだらどうするんだよ…ケガ人に対するあつかいか?

「うん、生きてるから大丈夫だよ…あと、痛いから叩かないで…」
「ああ、ごめん。そうだ、美奈が笑顔で帰ってきたけどなんかあったん?」
「いや、特に何も…」
「ふ〜ん」

ニヤつきそうな顔を必死で押さえてるのがよくわかる。こういう顔をしている時はだいたい変なことを考えているんだよ。萌だけじゃなくて、誰でもそうだけど。
「もうそろそろ、みんな教室に集まってくる頃だよ」
「そうだね…運動会は勝ったの?」
「いや、総合得点じゃ負けた。うちらのクラスは頑張っていたんだけどね…一年がちょっと」
「まあ、しょうがないか…」

萌と話しながら階段を登って教室のドアを開ける。
「「おお」」
「まり、おかえり」
クラスの何人かが声をあげた。リレーのせいで少し特別物扱いされているのだろうか。
「まり、もう大丈夫なのか?」
先生が心配そうな顔している。なんだかその目が自分の子みたいに…過保護なんだな。いい先生に当たったんだな。
「はい、元気ですよ先生」
なんだか、いつもより声が出た様な気がする。身体中痛くて声を出したくないはずなのに、軽くて明るい感じがした。

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2024/05/30 13:53

ねこちゃ ID:≫93Mvld0Raw8pg
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