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ただいま一話から少しずつ内容を修正して増やしたりしているので、最初の頃と変わっているところがあります。すいません。

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僕が恋した青い花話(タイトル改名)

#34


「さあ、続いては今回の大目玉でもある!学年対抗リレーです!!」
明るく元気な放送員の声がマイクを突き抜けて、グランドに響き渡っていく。
「ふう、落ち着け…落ち着け…」
目をつぶって自分に言い聞かせているがものの、ドクドクと心臓の音が聞こえてくる。
僕は、このリレーのせいで長い間死にかけたんだ、それなりの結果がないと割に合わないぞ…。

「おい、真里緊張しすぎだぞ?」
心配そうに大城くんが待機テントで話しかけてきた。
「ま、まあ、大丈夫だと思う」
「あのな、お前汗だくに今にも倒れそうな顔で言われても説得力がないんだよ」

微笑しながら軽く青木くんが突っ込んできた。
「安心してくれ、みんないるから」
アンカーの仁斗が僕の肩を叩きながら笑っていた。

(ああ、そうだ僕には仲間がいるんだ。一人じゃない)

「まかせろ?俺が一番で持ってくるから」
僕たちのチームの一走目の颯斗くんが満面の笑みで言ってくれた。

僕はとても嬉しかった。あのとき僕が挑戦していなかったら今のこの青春は生まれなかったと思う。


「準備が整いました!では選手入場です!!」放送と同時に僕たちはグランドに入る。
「最初の選手は前にでてください」

「オンユアマークス…セット」選手がクラウチングをする。
「パン!!!」

一番最初に出たのは僕のクラスの颯斗だ。宣言通り一番でバトンを持ってくるそうだ。
「おお、颯斗やるじゃねえか」
青木くんがまるでコーチのように腕を組んでいた。
「颯斗のやつばててるぞ」

確かにスタートの時にくらべてペースが落ちてきている。
「颯斗くん!負けるな!あげろあげろ!」僕は、初めて大声で誰かを応援した気がする。

「大城任せた!」
「おう!」
颯斗くんは、見事一位でバトンを渡しにきた。先頭を落とさず走り続ける大城くん。
最後のカーブに差し掛かったとき三年がおいついてきた。
「大城くん!」
大声を上げた。必死に応援した。
「まり!任せた」
僕は三年生と同時でバトンをもらった。
「はあ、はあ、はあ、」
どんどん息があがってくる。
真後ろに身長180あるだろう三年の多田先輩が、だんだんぬきにくる。
僕はこれでもプライドがある。絶対に負けない。

だけどそれは一瞬だった。僕の視界はいつのまにか崩れ落ちて地面をむいていた。



「あ…れ?しま……った!」





[太字][大文字]ドダアアアアアア!!!![/大文字][/太字]






会場は騒然とした。




このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

久しぶりの投稿です。
結構間が空いてしまいましたね。
すみません。

2024/04/08 18:47

ねこちゃ ID:≫25luwvQh/BePc
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