みんなは沈黙。

変な空気はまだ続いている

その時

バンッ！

銃声。と思ったがすぐに違うということに気づく

ドアと開けて、誰かが入ってきた

「遅れてごめんなさい！」

誰だ..？

ロシエ「事情は知っている。だが、遅刻は遅刻だ。脱落まではいかないが、ペナルティとして迷路をしてもらう。連帯責任としてお前らもだ」

「なっ？！」

「ほんとうにごめんなさい！私のせいで...」

星羅「その前に自己紹介してくれない？」


「[漢字]秋風莉潤[/漢字][ふりがな]あきかぜりうる[/ふりがな]。遅れたのは病院でママのお見舞いに行ってたの...」

えっ？参加者は1１人じゃないの？

さっきの叫び声が脳でよみがえる

[明朝体]バキバキバキバキ...
「い”や”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”っ！」[/明朝体]

明奈「さっきの子は誰なんですか？」

自己紹介した人たちは全員いる

ロシエ「...あ～さっきのはデマ。でも、ああなるよ」

みんながほっとしたような顔をする

でも油断はできない

ここは何が起きるかわからない

みんなわかっていた

ここは恐ろしい

俺たちはデスゲームを甘く見ていた

ゲームをしたくない

みんながそう思っているだろう...