二次創作
新人幹部、先輩幹部に気に入られる…?
ピタリとゾムさんの動きが止まる。声を上げた人物―…シャオロンさんは、オレ達の方を見ていた。
「こんなところでレパにくたばられちゃ全員がおもろくないやろ」
「…」
沈黙が流れる。オレは身じろぎ一つ出来なかった。
「…それもそうやな」
そう言ってゾムさんはナイフを下ろす。危ない、開始早々死ぬところだった…というか、いくら模擬戦とはいえ首狙ってくるとか怖すぎでしょこの人?!
「おいレパ」
「あ、はい、なんすかシャオロンさん…」
シャオロンさんは口をオレの耳元に近づけ、囁いた。
「"新人"という最強の盾を使って全員をぶち抜け!!」
「…はい??」
「期待してるでwまずは大先生からや!」
チラッと大先生のほうを見る。コネシマさんと交戦中らしく、こちらの会話には気づいていない。
「…わかりました、やります!」
「よし、じゃあオレは他んとこいってくるわ」
シャオロンさんが去った後、ライフルを構える。はやる気持ちを抑え、引き金に指をかけた。…その時。
「レパ!!」
ロボロさんの、声がした。ドンッと横から突き飛ばされる。続いて聞こえてきたのは…銃声。
「あれ、ロボロさんに当たったんすか?小さいから当たらんと思ってたんやけどw」
「うる、さいわ…"ショッピ"!!」
「ロボロさん!!」
慌てて近づこうとするも、遠くからチャキッという金属音が聞こえてきた。
「近づいたら撃ちますよ?」
「ッ…」
ショッピさんがオレに向かってライフルを構える。
「レパ…あとは、たのんだで?そのたりないのうみそで…がんばるんや…」
憎まれ口を叩きながらも、ロボロさんはドサリと倒れ込む。
「ロボロ脱落めぅ〜」
オスマンさんの声が響く。救護班のしんぺい神さんがなぜか嬉しそうにロボロさんを回収していった。
「…じゃ、再開しますか」
ショッピさんが再びライフルを構える。
(…え?)
その時、"彼"がポメラニアンのごとく素早い動きで走ってきた。
「おらショッピ〜〜!!お前の相手はこのシャオロン様や!!」
「ッ!シャオさんっ…」
こちらも素早い動きでシャオロンさんの攻撃を避ける。
「レパ!今、シッマが二対一で戦ってるから援護に行ってやれや!!こっちは任しとき!」
「は、はい!!」
後ろを振り返り、コネシマさんのほうを向く。
(あれ、ゾムさんが参戦してる?!)
神経を研ぎ澄まし、ライフルの引き金を引いた―…
「おらシッマぁ!この程度かぁ?!」
「うるさいわ!てかウツお前大して攻撃しとらんやんけ!!」
「ふ〜ん遅いぜ!!」
「ッ!!危ね?!ゾムが速すぎるだけやろ?!」
「よっしゃゾム、ここから追い打ちをかk…」
「…大先生??」
ゾムが一旦コネシマから距離を取り、大先生のほうを向く。
「…え」
そこには…倒れ込んだ彼と地面に落ちた吹き矢があった。それを認めた瞬間、後頭部に細長い"何か"が当てられる。
「さよなら、ゾムさん」
彼の後方から、新人の声がした―…
続く…
「こんなところでレパにくたばられちゃ全員がおもろくないやろ」
「…」
沈黙が流れる。オレは身じろぎ一つ出来なかった。
「…それもそうやな」
そう言ってゾムさんはナイフを下ろす。危ない、開始早々死ぬところだった…というか、いくら模擬戦とはいえ首狙ってくるとか怖すぎでしょこの人?!
「おいレパ」
「あ、はい、なんすかシャオロンさん…」
シャオロンさんは口をオレの耳元に近づけ、囁いた。
「"新人"という最強の盾を使って全員をぶち抜け!!」
「…はい??」
「期待してるでwまずは大先生からや!」
チラッと大先生のほうを見る。コネシマさんと交戦中らしく、こちらの会話には気づいていない。
「…わかりました、やります!」
「よし、じゃあオレは他んとこいってくるわ」
シャオロンさんが去った後、ライフルを構える。はやる気持ちを抑え、引き金に指をかけた。…その時。
「レパ!!」
ロボロさんの、声がした。ドンッと横から突き飛ばされる。続いて聞こえてきたのは…銃声。
「あれ、ロボロさんに当たったんすか?小さいから当たらんと思ってたんやけどw」
「うる、さいわ…"ショッピ"!!」
「ロボロさん!!」
慌てて近づこうとするも、遠くからチャキッという金属音が聞こえてきた。
「近づいたら撃ちますよ?」
「ッ…」
ショッピさんがオレに向かってライフルを構える。
「レパ…あとは、たのんだで?そのたりないのうみそで…がんばるんや…」
憎まれ口を叩きながらも、ロボロさんはドサリと倒れ込む。
「ロボロ脱落めぅ〜」
オスマンさんの声が響く。救護班のしんぺい神さんがなぜか嬉しそうにロボロさんを回収していった。
「…じゃ、再開しますか」
ショッピさんが再びライフルを構える。
(…え?)
その時、"彼"がポメラニアンのごとく素早い動きで走ってきた。
「おらショッピ〜〜!!お前の相手はこのシャオロン様や!!」
「ッ!シャオさんっ…」
こちらも素早い動きでシャオロンさんの攻撃を避ける。
「レパ!今、シッマが二対一で戦ってるから援護に行ってやれや!!こっちは任しとき!」
「は、はい!!」
後ろを振り返り、コネシマさんのほうを向く。
(あれ、ゾムさんが参戦してる?!)
神経を研ぎ澄まし、ライフルの引き金を引いた―…
「おらシッマぁ!この程度かぁ?!」
「うるさいわ!てかウツお前大して攻撃しとらんやんけ!!」
「ふ〜ん遅いぜ!!」
「ッ!!危ね?!ゾムが速すぎるだけやろ?!」
「よっしゃゾム、ここから追い打ちをかk…」
「…大先生??」
ゾムが一旦コネシマから距離を取り、大先生のほうを向く。
「…え」
そこには…倒れ込んだ彼と地面に落ちた吹き矢があった。それを認めた瞬間、後頭部に細長い"何か"が当てられる。
「さよなら、ゾムさん」
彼の後方から、新人の声がした―…
続く…