お隣の花屋さんと僕
感謝、か。
榎本さんらしいな。
思わず顔が綻ぶ。
残りの紙を片付け、昼食の洗い物を始めた。
[水平線]
お昼も過ぎて、今16時を回ったところだった。
その間は、本を読んだり、ゲームをしたりして時間をつぶしてた。
母と父はいつも仕事で忙しく、夜遅くにしか帰ってこない。
双子の弟・日向も、今日は友達と遊びに出かけている。
16時頃に帰ると言っていたから、もうすぐで帰ってくるだろう。
ピンポーン
噂をすればなんとやら、だ。
「はーい」
ガチャ
「うぃーっす」
日向は、その名前の通りに、明るくて素直な子だった。
僕と真反対なぐらいだ
「ねぇ兄ちゃん、」
日向が突然聞いてくる。
「この花、何?」
それはそうだろう。
彼は『花』を見ることが数年ぶりなんだから。
「それはね、お隣の花屋さんがくれたんだよ。」
「へぇ~、隣って花屋になったのか。」
で、名前は?と首を傾げる。
「この花の名前は、『ダリア』。花言葉は『感謝』なんだって。」
「兄ちゃんそれGo〇gle先生のやつだろw」
「バレた?w」
やっぱり日向は明るい子だな。
改めてそう思う。
「じゃあ俺も挨拶しに行ったほうが良いよな...?」
「あぁ、そうだね。一緒いこうか。」
僕たち双子はお隣さん家に向かう準備を始めるのだった。
榎本さんらしいな。
思わず顔が綻ぶ。
残りの紙を片付け、昼食の洗い物を始めた。
[水平線]
お昼も過ぎて、今16時を回ったところだった。
その間は、本を読んだり、ゲームをしたりして時間をつぶしてた。
母と父はいつも仕事で忙しく、夜遅くにしか帰ってこない。
双子の弟・日向も、今日は友達と遊びに出かけている。
16時頃に帰ると言っていたから、もうすぐで帰ってくるだろう。
ピンポーン
噂をすればなんとやら、だ。
「はーい」
ガチャ
「うぃーっす」
日向は、その名前の通りに、明るくて素直な子だった。
僕と真反対なぐらいだ
「ねぇ兄ちゃん、」
日向が突然聞いてくる。
「この花、何?」
それはそうだろう。
彼は『花』を見ることが数年ぶりなんだから。
「それはね、お隣の花屋さんがくれたんだよ。」
「へぇ~、隣って花屋になったのか。」
で、名前は?と首を傾げる。
「この花の名前は、『ダリア』。花言葉は『感謝』なんだって。」
「兄ちゃんそれGo〇gle先生のやつだろw」
「バレた?w」
やっぱり日向は明るい子だな。
改めてそう思う。
「じゃあ俺も挨拶しに行ったほうが良いよな...?」
「あぁ、そうだね。一緒いこうか。」
僕たち双子はお隣さん家に向かう準備を始めるのだった。