【参加〆】47人の代表者
《6階》
「今の声、何?」
綺羅楽が眉をひそめると、
蝶爾は考え込んでいたがすぐに言う。
「とりあえず、今は相手を倒すことに専念しましょう。」
「さて、お話は終わったかオリジナル共?」
ジチョウが嘲笑う。ゴシがすぐに攻撃を仕掛ける。
手にはゴシの小さい体には見合わない大きなハンマーが握られていた。
[太字]ガキンッ!!![/太字]
七五郎が槍で受け止めるが力を受け流せず後ろに吹っ飛ぶ。
「めんどくさぁ、オリジナルのやつ上手く受け身取りやがった。」
ゴシが残念そうに床を蹴る。
綺羅楽が一歩踏み込み拳銃を突きつける。
「【[明朝体][太字]夢の残酷[/太字][/明朝体]】、1回夢見とき」
銃声が鳴る。
ゴシの頭にその銃弾が当たると、彼の顔が歪む。
「[大文字]あ、あああああああああ!!!!!、、、なぐらないで、たたかないで[/大文字]」
ゴシが膝から崩れ落ちる。
息が荒い。
「、何したんですか綺羅楽お姉ちゃん」
「トラウマを見せているだけ。、、、それしてもあの反応は異常やな。、、、早う楽にしたろう」
綺羅楽が喚くゴシに銃口を突きつける。
すると、ゴシの頭に横から銃弾が通る。
「は?」
綺羅楽が銃を構えたまま固まる。
「変に喚かないでよ、、、私たちのこと詳しくバレちゃうじゃん。あとうるさい。」
ゴシの頭を撃ち抜いたは綺羅楽のドッペルゲンガーだった。
蝶爾が呆然としたまま灰になるゴシを見つめる。
「あなた、、、仲間ですよ、仲間を撃って、、、」
「君たちと違って私たちは『仲間』じゃない。利害関係が一致しただけ。」
「よくやった。クララにしてはまだマシな働きをしたな」
ジチョウが剣を棒のようにくるくると回し、
少し笑いながら言う。
「どうせお前らもそうなんだよ。仲間が大切とか、、、、、、どうせ、自分の方が大事だろ?」
「そんなの、僕は」
「良いよなお前らはよお、大事にしてくれる『[漢字]お仲間さん[/漢字][ふりがな]味方[/ふりがな]』がいて。まあ、ここで死んだら意味ねぇけど」
ジチョウが剣を構える。
「そんな全員仲良くなんて出来るわけねぇだろ、とっとと夢から覚めろボケ共が」
「悪いけど、、、妾、そなたのことは好きになれんわ」
「それで結構。」
蝶爾がナイフを取り出す。
「【[明朝体][太字]右近の桜[/太字][/明朝体]】」
桜吹雪が舞い、ジチョウと「クララ」を覆う。
その中を七五郎が突く。
「【[明朝体][太字]神通痛撃[/太字][/明朝体]】!!」
クララの左腕が斬れる。蝶爾が数本のナイフを投げる。
桜吹雪が終わると、クララは右手で銃を構えている。
ジチョウは体に刺さったナイフを抜いていた。
「随分見た目の割にえげつねえ攻撃するんだなゴシのオリジナルのガキ」
「、、、あなたも丈夫ですね」
七五郎が目を細める。そんなことも束の間。綺羅楽が銃を撃つ。
クララは間一髪の所で避けるが、左腕がないので不便そうだ。
「左腕がないとこうも不便なんだね、、、まあいいや。『[漢字]オリジナル[/漢字][ふりがな]あんた[/ふりがな]』から片腕奪えばいいか、、、」
クララが綺羅楽の後ろに回りこみ、銃を構える。
綺羅楽はすぐに振り返り銃を構えようとするが間に合わない。
「じゃあねオリジナル。さっさと死んで。」
「それも、全部見えてましたから」
槍がクララの首元に現れた。
灰になるクララを見つめたまま、ジチョウは笑う。
「ったく、雑魚ばっかだなおい」
今までの3人を嘲笑うような笑みとは違い、それは自嘲的な笑みだった。
「、、、貴方がたの過去は?ここまでして戦う理由が分かりません。」
「んなの、お前が知らなくてもいいような話だ」
全員が武器を構える。
「【[明朝体][太字]右近の桜[/太字][/明朝体]】」
桜吹雪が舞う。4人がその中で交戦する。
「【[明朝体][太字]神通痛撃[/太字][/明朝体]】!!!」
青白い光がジチョウの身体を割く。
桜吹雪がやむと、ジチョウはため息をついて倒れる。
「こんな、、、はずじゃ、、、なかったのにな、、、」
灰になるジチョウは途切れ途切れ話す。
「、、、まあ、、、これでいいか、、、、、、元々、、、、、、しぬ、つもりだっ、、、た、、、」
すっ、と灰になり消える。
「、、、なんだか、後味悪いですね」
「これで、良かったんやんね、?」
七五郎が俯き、綺羅楽が武器をしまう。
「分かりません。でも、、、これしかなかったんです」
[水平線]
《東京本部前》
ヒトガタと向かい合うが、
B級のヒトガタはすぐに逃げる。
「っ!!待て!!【[明朝体][太字]花紅柳緑[/太字][/明朝体]】!!」
蔓が伸びるが間に合わない。
「薫殿!!!あれ、逃げてはおりません!!」
「えっ!?」
[太字]ぶしゃっ[/太字]
血が飛び散る。
「、、、まじか、、、」
B級のヒトガタが『人を喰った』。
ぐちゃりぐちゃりと音を立てて人が食われていく。
薫は焦る。だが焦っていた理由はそれではない。
隣の男から溢れ出す殺気である。
「[明朝体]薫殿。のこりのA級は相手できますかな?[/明朝体]」
声が低い。背筋が凍りつく。
「、、、了解」
A級の元に走る薫。
残された正輝は刀を抜く。
「[明朝体]3回ほど切り刻まなければ気が済みませんな[/明朝体]」
B級のヒトガタの元に歩みを進める度に、
血の音でぺちゃぺちゃと音が鳴る。
目が合う。
その瞬間B級のヒトガタは正輝に襲いかかってくる。
ヒトガタの口にはべっとりと血がついていた。
『覚醒』の方法。それは三つある。
1、今まで一番幸せだった思い出を力にする
2、覚醒の為の修行を続ける。
最後に3。これは一時的なものになるが。
『喜怒哀楽のうちのどれかが絶頂に達すること』
[斜体]《条件達成により高知県代表者の『覚醒』を適応します》[/斜体]
「【[明朝体][太字]瞬時斬櫂[/太字][/明朝体]】」
茶色の目が青く光る。
正輝はヒトガタの攻撃が変に遅く見えた。
B級のヒトガタが細切れになり、ばらばらと落ちる。
血が飛び散る。
「、、、なにが、、、起きたんだ、、、??」
血がべっとりと着いた着物は重い。
刀を握ったまま固まる。
急に身体がずん、と重くなる。
「、、、薫殿の所へ行かねば」
重い体を引きずって、正輝は薫の元に急いだ。
「今の声、何?」
綺羅楽が眉をひそめると、
蝶爾は考え込んでいたがすぐに言う。
「とりあえず、今は相手を倒すことに専念しましょう。」
「さて、お話は終わったかオリジナル共?」
ジチョウが嘲笑う。ゴシがすぐに攻撃を仕掛ける。
手にはゴシの小さい体には見合わない大きなハンマーが握られていた。
[太字]ガキンッ!!![/太字]
七五郎が槍で受け止めるが力を受け流せず後ろに吹っ飛ぶ。
「めんどくさぁ、オリジナルのやつ上手く受け身取りやがった。」
ゴシが残念そうに床を蹴る。
綺羅楽が一歩踏み込み拳銃を突きつける。
「【[明朝体][太字]夢の残酷[/太字][/明朝体]】、1回夢見とき」
銃声が鳴る。
ゴシの頭にその銃弾が当たると、彼の顔が歪む。
「[大文字]あ、あああああああああ!!!!!、、、なぐらないで、たたかないで[/大文字]」
ゴシが膝から崩れ落ちる。
息が荒い。
「、何したんですか綺羅楽お姉ちゃん」
「トラウマを見せているだけ。、、、それしてもあの反応は異常やな。、、、早う楽にしたろう」
綺羅楽が喚くゴシに銃口を突きつける。
すると、ゴシの頭に横から銃弾が通る。
「は?」
綺羅楽が銃を構えたまま固まる。
「変に喚かないでよ、、、私たちのこと詳しくバレちゃうじゃん。あとうるさい。」
ゴシの頭を撃ち抜いたは綺羅楽のドッペルゲンガーだった。
蝶爾が呆然としたまま灰になるゴシを見つめる。
「あなた、、、仲間ですよ、仲間を撃って、、、」
「君たちと違って私たちは『仲間』じゃない。利害関係が一致しただけ。」
「よくやった。クララにしてはまだマシな働きをしたな」
ジチョウが剣を棒のようにくるくると回し、
少し笑いながら言う。
「どうせお前らもそうなんだよ。仲間が大切とか、、、、、、どうせ、自分の方が大事だろ?」
「そんなの、僕は」
「良いよなお前らはよお、大事にしてくれる『[漢字]お仲間さん[/漢字][ふりがな]味方[/ふりがな]』がいて。まあ、ここで死んだら意味ねぇけど」
ジチョウが剣を構える。
「そんな全員仲良くなんて出来るわけねぇだろ、とっとと夢から覚めろボケ共が」
「悪いけど、、、妾、そなたのことは好きになれんわ」
「それで結構。」
蝶爾がナイフを取り出す。
「【[明朝体][太字]右近の桜[/太字][/明朝体]】」
桜吹雪が舞い、ジチョウと「クララ」を覆う。
その中を七五郎が突く。
「【[明朝体][太字]神通痛撃[/太字][/明朝体]】!!」
クララの左腕が斬れる。蝶爾が数本のナイフを投げる。
桜吹雪が終わると、クララは右手で銃を構えている。
ジチョウは体に刺さったナイフを抜いていた。
「随分見た目の割にえげつねえ攻撃するんだなゴシのオリジナルのガキ」
「、、、あなたも丈夫ですね」
七五郎が目を細める。そんなことも束の間。綺羅楽が銃を撃つ。
クララは間一髪の所で避けるが、左腕がないので不便そうだ。
「左腕がないとこうも不便なんだね、、、まあいいや。『[漢字]オリジナル[/漢字][ふりがな]あんた[/ふりがな]』から片腕奪えばいいか、、、」
クララが綺羅楽の後ろに回りこみ、銃を構える。
綺羅楽はすぐに振り返り銃を構えようとするが間に合わない。
「じゃあねオリジナル。さっさと死んで。」
「それも、全部見えてましたから」
槍がクララの首元に現れた。
灰になるクララを見つめたまま、ジチョウは笑う。
「ったく、雑魚ばっかだなおい」
今までの3人を嘲笑うような笑みとは違い、それは自嘲的な笑みだった。
「、、、貴方がたの過去は?ここまでして戦う理由が分かりません。」
「んなの、お前が知らなくてもいいような話だ」
全員が武器を構える。
「【[明朝体][太字]右近の桜[/太字][/明朝体]】」
桜吹雪が舞う。4人がその中で交戦する。
「【[明朝体][太字]神通痛撃[/太字][/明朝体]】!!!」
青白い光がジチョウの身体を割く。
桜吹雪がやむと、ジチョウはため息をついて倒れる。
「こんな、、、はずじゃ、、、なかったのにな、、、」
灰になるジチョウは途切れ途切れ話す。
「、、、まあ、、、これでいいか、、、、、、元々、、、、、、しぬ、つもりだっ、、、た、、、」
すっ、と灰になり消える。
「、、、なんだか、後味悪いですね」
「これで、良かったんやんね、?」
七五郎が俯き、綺羅楽が武器をしまう。
「分かりません。でも、、、これしかなかったんです」
[水平線]
《東京本部前》
ヒトガタと向かい合うが、
B級のヒトガタはすぐに逃げる。
「っ!!待て!!【[明朝体][太字]花紅柳緑[/太字][/明朝体]】!!」
蔓が伸びるが間に合わない。
「薫殿!!!あれ、逃げてはおりません!!」
「えっ!?」
[太字]ぶしゃっ[/太字]
血が飛び散る。
「、、、まじか、、、」
B級のヒトガタが『人を喰った』。
ぐちゃりぐちゃりと音を立てて人が食われていく。
薫は焦る。だが焦っていた理由はそれではない。
隣の男から溢れ出す殺気である。
「[明朝体]薫殿。のこりのA級は相手できますかな?[/明朝体]」
声が低い。背筋が凍りつく。
「、、、了解」
A級の元に走る薫。
残された正輝は刀を抜く。
「[明朝体]3回ほど切り刻まなければ気が済みませんな[/明朝体]」
B級のヒトガタの元に歩みを進める度に、
血の音でぺちゃぺちゃと音が鳴る。
目が合う。
その瞬間B級のヒトガタは正輝に襲いかかってくる。
ヒトガタの口にはべっとりと血がついていた。
『覚醒』の方法。それは三つある。
1、今まで一番幸せだった思い出を力にする
2、覚醒の為の修行を続ける。
最後に3。これは一時的なものになるが。
『喜怒哀楽のうちのどれかが絶頂に達すること』
[斜体]《条件達成により高知県代表者の『覚醒』を適応します》[/斜体]
「【[明朝体][太字]瞬時斬櫂[/太字][/明朝体]】」
茶色の目が青く光る。
正輝はヒトガタの攻撃が変に遅く見えた。
B級のヒトガタが細切れになり、ばらばらと落ちる。
血が飛び散る。
「、、、なにが、、、起きたんだ、、、??」
血がべっとりと着いた着物は重い。
刀を握ったまま固まる。
急に身体がずん、と重くなる。
「、、、薫殿の所へ行かねば」
重い体を引きずって、正輝は薫の元に急いだ。