【参加〆】47人の代表者
東京本部に戻ってきた5人は、各自にばらけていく。
晴翔は自分の部屋に戻ると、ベッドにダイブして眠りにつく。
と、そんな上手くいくわけもいかず。
ドアがばん、と開き、晴翔はまた寝れないのかよ、などと思いながら
開いたドアに目を向ける。そこには息を切らした半羅がいた。
「[小文字]はぁ、、、はぁ、[/小文字]
「、、、え?」
晴翔は眉をひそめながら重い瞼を擦る。
そんな晴翔を見て半羅は驚いた様子だ。
「、、、何がどうなって、、、」
「こんな夜分にどうしたんですか、、、?」
呆然とする晴翔に半羅はこほん、と一度落ち着き言う。
「夜分に悪いとは思っているんだけど。、、、お前、、、「ドッペルゲンガー」って信じる?」
「ドッペルゲンガー?あの自分がもうひとりいるみたいな、、、??」
「そう。まあ、「2Pカラー」の方が正しいかな」
腕を組んで半羅は考える。そんな半羅に晴翔は聞く。
「2Pカラー、、、??、、、まあとりあえず、何があったのかだけ、、、」
「いわゆる、私達のドッペルゲンガーなるモノが現れた。」
半羅は溜息をつきながら言う。
「私は忙しいからこれで。じゃあ。」
ばたん、とドアが閉まった。
意味がわからないまま、晴翔は支度をして部屋から出る。
廊下を走っている途中に電話が鳴る。
『先程発覚したドッペルゲンガー事件はご存知で?』
華京の声だ。
それに続く騒がしい声。
『空いているS級の招集がかかってるんですねぇ』
『雅はまだ着かへんらしいし困ったなぁ』
晴翔は階段を一気に駆け上がり
会議室に飛び込んだ。
[水平線]
静寂の中華京は口を開く。
空いているS級の招集なので、いつもよりも少ない。
「ドッペルゲンガーの件ですが、どうやら【反転の鏡】の効力かと。」
「そういえば、その【反転の鏡】ってなんなんだぞ?」
縄生が頬ずえをつきながら言う。
緋叉がにこりと笑う。
「【反転の鏡】というのは、主に『物妖』と言われるものの一つ、、、いわゆる呪術〇戦で言う呪物なんですねぇ。」
「それで、その力は「[太字]その鏡に映したものの反対のものを出す[/太字]」っちゅーもんや。」
史紅が緋叉の解説に補足を入れると、華京は話を続ける。
「強さはほぼ同じ。見た目、性格は違うようですね。」
「技は違うの〜?」
白がにこにこしながら聞くと、華京は頷く。
「違います。系統は一緒のようですが。」
「今はどこにいるんだぞ?」
「さあ、分かりません。」
縄生の質問に華京は肩をすくめる。
晴翔は聞く。
「敵意はあるんですか?」
「『[漢字][下線]オリジナル[/下線][/漢字][ふりがな]僕達[/ふりがな]』に対してだけかと。」
「そりゃあ困ったなぁ。」
史紅がはぁ、と溜息をつきながら言う。
白が思い出したかのように華京に聞く。
「そういえば、【封界】はどうするのさ」
「それはもう『[漢字]中国・四国の方々[/漢字][ふりがな]彼ら[/ふりがな]』にお願いは済ませてあります。」
華京は淡々と告げる。
「要するに、私達は何をしたらいいんですかネぇ?」
緋叉が首を傾げると、華京は言う。
「何回もすみませんが、今回は単独行動で構いませんので見回りをしていだけたら。」
「東京だけですか?」
「ええ。きっといるのは東京だけでしょうから。」
晴翔の質問にも難なく返す華京。
「明日からで構いません。では。」
S級達は自室へ帰っていく。
会議室には晴翔と華京だけが残る。
「晴翔さん?行かないんですか?」
「、、、華京さん」
晴翔は華京と目を合わせる。
「[明朝体]前、燈瑠さんと何を話していたんですか?[/明朝体]」
「、、、」
華京は一瞬目を見開いて黙り込む。
晴翔も何も言わない、言えない。
「それはまたおいおい。」
いやらしく笑った華京は、会議室から去っていく。
晴翔は、その背中が見えなくなるまで見つめていた。
晴翔は自分の部屋に戻ると、ベッドにダイブして眠りにつく。
と、そんな上手くいくわけもいかず。
ドアがばん、と開き、晴翔はまた寝れないのかよ、などと思いながら
開いたドアに目を向ける。そこには息を切らした半羅がいた。
「[小文字]はぁ、、、はぁ、[/小文字]
「、、、え?」
晴翔は眉をひそめながら重い瞼を擦る。
そんな晴翔を見て半羅は驚いた様子だ。
「、、、何がどうなって、、、」
「こんな夜分にどうしたんですか、、、?」
呆然とする晴翔に半羅はこほん、と一度落ち着き言う。
「夜分に悪いとは思っているんだけど。、、、お前、、、「ドッペルゲンガー」って信じる?」
「ドッペルゲンガー?あの自分がもうひとりいるみたいな、、、??」
「そう。まあ、「2Pカラー」の方が正しいかな」
腕を組んで半羅は考える。そんな半羅に晴翔は聞く。
「2Pカラー、、、??、、、まあとりあえず、何があったのかだけ、、、」
「いわゆる、私達のドッペルゲンガーなるモノが現れた。」
半羅は溜息をつきながら言う。
「私は忙しいからこれで。じゃあ。」
ばたん、とドアが閉まった。
意味がわからないまま、晴翔は支度をして部屋から出る。
廊下を走っている途中に電話が鳴る。
『先程発覚したドッペルゲンガー事件はご存知で?』
華京の声だ。
それに続く騒がしい声。
『空いているS級の招集がかかってるんですねぇ』
『雅はまだ着かへんらしいし困ったなぁ』
晴翔は階段を一気に駆け上がり
会議室に飛び込んだ。
[水平線]
静寂の中華京は口を開く。
空いているS級の招集なので、いつもよりも少ない。
「ドッペルゲンガーの件ですが、どうやら【反転の鏡】の効力かと。」
「そういえば、その【反転の鏡】ってなんなんだぞ?」
縄生が頬ずえをつきながら言う。
緋叉がにこりと笑う。
「【反転の鏡】というのは、主に『物妖』と言われるものの一つ、、、いわゆる呪術〇戦で言う呪物なんですねぇ。」
「それで、その力は「[太字]その鏡に映したものの反対のものを出す[/太字]」っちゅーもんや。」
史紅が緋叉の解説に補足を入れると、華京は話を続ける。
「強さはほぼ同じ。見た目、性格は違うようですね。」
「技は違うの〜?」
白がにこにこしながら聞くと、華京は頷く。
「違います。系統は一緒のようですが。」
「今はどこにいるんだぞ?」
「さあ、分かりません。」
縄生の質問に華京は肩をすくめる。
晴翔は聞く。
「敵意はあるんですか?」
「『[漢字][下線]オリジナル[/下線][/漢字][ふりがな]僕達[/ふりがな]』に対してだけかと。」
「そりゃあ困ったなぁ。」
史紅がはぁ、と溜息をつきながら言う。
白が思い出したかのように華京に聞く。
「そういえば、【封界】はどうするのさ」
「それはもう『[漢字]中国・四国の方々[/漢字][ふりがな]彼ら[/ふりがな]』にお願いは済ませてあります。」
華京は淡々と告げる。
「要するに、私達は何をしたらいいんですかネぇ?」
緋叉が首を傾げると、華京は言う。
「何回もすみませんが、今回は単独行動で構いませんので見回りをしていだけたら。」
「東京だけですか?」
「ええ。きっといるのは東京だけでしょうから。」
晴翔の質問にも難なく返す華京。
「明日からで構いません。では。」
S級達は自室へ帰っていく。
会議室には晴翔と華京だけが残る。
「晴翔さん?行かないんですか?」
「、、、華京さん」
晴翔は華京と目を合わせる。
「[明朝体]前、燈瑠さんと何を話していたんですか?[/明朝体]」
「、、、」
華京は一瞬目を見開いて黙り込む。
晴翔も何も言わない、言えない。
「それはまたおいおい。」
いやらしく笑った華京は、会議室から去っていく。
晴翔は、その背中が見えなくなるまで見つめていた。