二次創作
夢見た少女の扉の鍵
『....高尾くんかぁ...。びっくりしたよ』
悪戯っ子のような笑みを浮かべて覗き込む高尾
お前、よく来た。ナイスだ
『どうしたの、急に』
「特に?あっ、宮地さんはお怒りっすよ!」
『ヤメテ、思い出させないで』
「ぎゃはは!」
此奴も中々に要注意人物だからな..........この笑顔の裏で何を考えてるのかさっぱり分からん
誰にでも分け隔てなく、ヘラヘラしてて気遣い上手.........そう言う奴が一番好かれやすく、嫌われにくい
.......だが、一番タチが悪い
どうしたもんか.......
「○○さんが22歳なのは意外だったすね〜!6歳差のカップル.......とか良くないです!?」
『なんで付き合ってる前提なの、馬鹿』
「あははっ!○○さんガード硬ぇ〜!!」
阿呆か。急に口説かれる馬鹿がどこにいんだよ
目の前の事を考えて、気持ちをストンと棚に置く
『高尾くんはさ、今回の狙いはどういう意味だと思う?』
「......今回の狙い、っすか?」
『うん』
笑うのを止めて、どこか真剣な目を此方へ向ける
ほら、試されてるよ。どんな答え合わせをする?
「.......いやぁ、俺バカだからあんま分かんないんっすけど......まっ、意図的に俺等を集めたのは確かっすよね」
『はい、合格』
「え〜何がっすか!?」
模範解答を出してくる辺りさすが、って感じ。そのキャラを伊達に務めてないってか
コレは、敵に回したくない........ほんとに....
ひっそりと私の中で、高尾の警戒度が高まる
んーと、とやや言いにくそうに高尾が口を開いた
「○○さんさ、俺の本性分かってるでしょ?」
『.........そこは、黙認にしとかないんだ』
高尾の口から思ってないことが出てきて、少し驚いた
ていうかブーメランだろ。其方もこっちの本性気付いてるくせにな
其方は言ったから、私も渋々言わなくちゃダメになるだろうが......!!
あくまでも、平然を偽って高尾に質問する
『高尾くんは、私のこと嫌い?』
「........突拍子もないっすね」
まぁ、俺は好きな方ですけど?と嘲笑うように笑った高尾。
なんとなく、居てて心地良いと思うんすよね。と会って間もないのに、そのような発言をした高尾
.......私は、怖いなぁ?と、本音混じりの偽りを高尾に伝える
「.....ふはっ!別に、怖くていいっすよ?直に、怖くなくなりますって」
『.........っはは、その発言がもう怖いかもね』
この男は自分の言った意味を理解しているのか、
"直に"って、いつ死ぬか分かんないのにな。未来は約束できないんだぞ
聞きたいことが聞けて、気になっていた奴達が固まっているところへと、足を動かす
『ちょっと、お話良いかな?』
明らかに除け者にされているのにも関わらず、絶対に味方にさせなければいけないという、危機感を感じさせられた
その理由だけで、自らその子達へと足を運んだ
その中でもリーダーだと思われる子が口を開く
「利益になる話なら大歓迎だけだぜ?」
その一言だけで、"同じ人種"と思うには充分だった
(無駄な話は頭に詰め込まないってことね)