二次創作
夢見た少女の扉の鍵
『......安全=体育館』
私も確かに教室を探して紙を見つけた。その種類が違っただけ?
あるいは、私を............いや、やめよう。
嫌な方向へと考察が飛び、思考を止める。
『君は、何処で起きたの?1人で此処に?』
私ばっか質問されてるよね?そう目で訴える
赤司は言いたいことを理解したのか、すぐに口を開いた
「3-2で起きました。その時、教室には他にも寝ている人が居り、その方達と此処へ」
『そーね.......うん、ありがとう』
私だけが、単独で起きた場合があるな。
そうだとしたら、誰だか知らんが作者の思考が見え見えすぎる........
"一人で起きた"と言う事実は、疑う要素になるには充分........
悶々と頭を動かすと、赤司から声を掛けられる
「●●さんは、教室で何か見つけませんでしたか?」
『.........何も無かったよ?私も直ぐに身の回りのものを探し始めたんだけどねー.....』
赤司が、全て分かっているような目で此方を見る。その目に真実を見透かれそうだ。
咄嗟に嘘をついて、少し微笑む。
紙のことはまだ言えない。作者の思考がまだ全然掴めていないし、此奴達が敵かも分からない
「そうですか..........では最後に、
●●さん、貴方は敵ですか」
此方を真剣に見つめ、感情を感じさせない声色で赤司が言う
『敵じゃないって言っても、信じてくれる?』
「少なくとも、今の状況では判断致しかねます」
『だよね』
うんうん、だけどねソレ、と私が続けてものを言う
目を伏せがちにして、赤司を見つめる
『私も全く同じ状況だからね』
「......同じ状況と言うと?」
たくっ、分かってるくせに
いや、周りが分かってないから説明求めてんのか
周りの反応を見て、説明をし始める
『私も君達とは今初めて会ったし、信頼関係なんて微塵もない。しかもこんな状況だと尚。』
『君達が私を信用していないと同じで、私は君達全員を信じてないよ』
まぁ、当たり前だよね。目を伏しながら付け足す
その言葉に若干、驚く者たちが出てくる。いや、常識だろ。どこに驚くんだよ
「命を張って助けた高尾や、宮地さんもですか?」
『この一瞬で信頼関係出来たら苦労してないよね。あと、あくまで自分の為だから』
チラリと高尾と宮地を横見する
高尾は特に何も変わった様子はないというか......大袈裟に落ち込んでいるだけで、根は冷めている
宮地はどこか、怒りと悲しみを混ぜたような雰囲気が漂う
その二人から視線を逸らし、再び赤司を見つめ直す
赤司は伏せていた瞼を上げ、考える様子を止める
決断はついた?でも、君みたいな賢い子、直ぐには攻略できないと思うんだ
ゆっくりと、赤司が口を開ける
「あくまで個人の意見ですが、俺は
●●さんを、信用はまだ出来ません」
『......信用"は"って言うと?』
私がそう言うと、よく気付いた、と言わんばかりに赤司が口角を上げる。
その表情を見て、少し選択を間違えてしまったかも、と後悔をする
「●●さん、"俺に"利用されてみる気はありませんか?」
『........さぁ、君が私を利用できるかなぁ......?』
利用されるのは生憎嫌いなんだけれど、しゃあなしだな
説明、詳しく頂戴。と苦笑いを止め、真顔で赤司へと放つ
私の返事を肯定と受け取った赤司は、心なしか、嬉しそうに口を開く
「●●さんと会話をして分かりました。●●さんは凄く頭の回転が早く、頭がキレる。コレを使わないなんて勿体無い」
「●●さんには、その頭を使い、協力を頼みたいんです」
『.......私部分への得は?』
「皆さんと距離が縮まり、信頼関係を置ける。少なくとも殺されはしなくなります」
言わば、利害の一致......ですね。と自笑するように笑う
ひぇー、物騒なこと言うなあ。でも、赤司は[漢字]本気[/漢字][ふりがな]マジ[/ふりがな]だろうな。
でも、流石に単独で行動してたら命が尽きる.........それに、メリットの方が大きい
あまり考え無くても辿り着く答えを、赤司へと伝える
『その話、乗ってあげる』
「交渉成立ですね」
私と赤司の間のバチバチが無くなり、空気が解ける
そして、会話の途中で気になっていたことを、赤司へ問う。
『ところで赤司くん。君何年なの』
「一年です」
『私になんで敬語使ってるの?』
「高尾が使っていたので、恐らく年上と考えまして」
やっぱり、と自分の中で片付ける。
洞察力にも長けてるとか、マジのバケモンかよ?
赤司が好奇心を浮かべた瞳で、うっすらと口を開く
「失礼ながら●●さん、年齢は?」
(何方も味方としては心強いが、敵になったら面倒なタイプ)