二次創作
夢見た少女の扉の鍵
「....あれっ、宮地さん!あそこに女の子居ますよ!」
「あ?女ぁ?」
『.......』
私の存在にやっと気づいた2人は、私の方へと視線を動かす
それにしてもコイツら.......背ぇたっけぇな...
『どーも』
「マジじゃねーか」
「びっくりなんですけど!まさかの女の子!」
黒髪の男はどうやら表情豊かのようだ。そして蜂蜜色の彼は、少し警戒してる
まっ、そりゃそーだ
私がキミだったらそーなる
「ねね、君!名前はー?俺は高尾和成でっす!」
『●●○○。ところで、君たち高校生だよね』
「●●ちゃんね!俺等どっちも高校生よ?一年と、三年っ!」
一年と三年........コイツら、私のこと同い年かなんかだと思って
んな?背ぇたっけぇ.....ムカつく
「俺は宮地清志。●●、何年だ」
『......えー、レディに年齢聞くのは失礼だよ?』
少し嫌そうに自己紹介をする宮地に対して、まぁ、敬語は使っといた方がいいかもねと、付け足して言う
「うへぇ〜.......先輩っすかぁ....!」
『勝手に決めつけない』
「ひゃははは!図星っすか!?」
このゲラは置いておこう。
「......いやぁ、ところで●●さん。俺たちと会う前、なんかありました?」
『.....特に何も無かったよ?』
嘘、大嘘だ。でもコイツらが果たして味方か、敵か分からないからな......
にしてもコイツ........
「そっすか〜、俺等は"化け物"に追われたんすけど......」
「おいっ!高尾!!」
『......化け物....』
私がつぶやいた瞬間、後ろ側から「ひた......」と嫌な音が入る
私は嫌な予感が遮り、即座に2人の腕を引っ張り、階段を飛ばして降りる
マジかよ......おいおい......
近くなる足音に顔が歪む
コイツ、結構はえーぞ