二次創作
夢見た少女の扉の鍵
『.....教室』
高校、中学校......いや、それにしては小さい。小学校が妥当だろう
目を開けたら、小学校に居ました。なんて、流石に頭がプチパニックを起こす
でもここで下手に動いたとして、もし何か起きたらどうする
起きたら小学校という現状がおかしい以上、下手には動けない。きっと、なにかある
薄暗い教室と、チラリと見える廊下。.....廊下は電気ついてんだ
時間は........6時40分.....
『ん"ー........捜索するか.....』
身の回りを見渡して、標的を定める
まずは机からいこうか
机の中身を探し始めて、約15分
小学校の机はやっぱし低いなぁ。屈んでると腰痛いわ
机の中身は特にものは無かったので次へと移行する
あのまま、ロッカー、棚、黒板、色々なものを探したが、やはり物は無かった
『.....気にしすぎか ....?』
そこで、ふわりとカーテンが揺れた
私はそれを見逃すことなく、カーテンへと近づく
『.....みっけ』
カーテンの裏に、一枚の紙切れが張り付いていた
"Alice is lonely"
紙にはそう書いてあった。
「アリスは孤独」......日本語に直すとそうなる。......果たして英語か分からんがな
その小さな紙切れを小さく折りたたんで、右のポケットに入れた
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ドアをガラリと開けて、辺りを見渡す
特に怪しいのはなし、と.......
私は左に向かって進んで行き、6-2と書かれた教室に手を掛ける
さっきの教室、6-1か
6-2のドアに手を掛けるが、ピタリと微動だにしなかった
......捜索は正解だったな
左側へ進んでいくと、少しだけだが、話し声が聞こえてきた
「ちょーーーんーーすーーーー」
「ーーるーぇーー轢くーーー」
何やら物騒なことを話してらっしゃる......声が低いから男だろうな
その話し声が段々と近づく
同時に、階段の音が聞こえてくる
少しだけ後ろに下がり、彼らが登り切るのを待つ
足音が止まり、2つの影が姿を現す
「っるーせよ!焼くぞ!!」
「ひゃー!物騒ー!」
蜂蜜色と、黒色の髪の毛をした、顔の整った男