- 閲覧前にご確認ください -

・関西出身ではないので関西弁がおかしいかも
・キャラが崩壊している可能性あり。温かい目でみてね
リクエストがあればいつでもコメントにどうぞ!

文字サイズ変更

二次創作
我々だ短編(多分)集!

#11

強欲

   殺人容疑のかかっている男の牢へ向かう男がいた
男性「お、来たな」
シャ「お前はこれで何回目や」
男性「まぁまぁ、今回もいい値払ってやるから、頼んだわ」
シャ「今回は、前回の倍額請求すんで」
男性「げぇ…ま、それぐらいしないと無罪は得られないわな」
男性「にしても、この国の人はかっわいそうだね」
シャ「何でや」
男性「こんな銭ゲバが最高裁判官やってんだから」
男性「司法が金一つで汚されてるわけだ、かわいそうだろ?」
シャ「…俺が望んでんのが正義より金だっただけや」
         [小文字]最高裁判官[/小文字]
シャ「それに、今までこの座を降ろされたこともない」
シャ「国民にも責任があるわ」
男性「ま、おかげで助かってるわけなんだけどな」
男性「地獄の沙汰も金次第とは、よく言うもんだ」
シャ「もういい、交渉は成立だ」
シャ「今回の件も無罪にしてやるわ」
男性「おう、あんがとさん」






男性「う、噂はほんとうだったんだ」
シャ「なんや、確証もなく交渉しに来てたん?」
男性「…はい」
シャ「まぁなんでもええわ、値段はーーーでどうや?」
男性「な…!高すぎます!そんなに払えな」
シャ「じゃあええわ、この話はなかったことに」
男性「分かりました!払います!でも、私はまだ20代なんです」
男性「今はそんなにお金を持っていないんです…」
シャ「すぐに払えへんのやったらあかんわ」
シャ「おれはな、容姿、年齢、人種、性別、全て関係なく請求すんで」
シャ「言い訳は要らん…じゃあな」
男性「ま…まって」
シャ「いやや」












シャ「ただいま〜」
ゾム「おかえり!おつかれさま!」
シャ「おうゾム〜大人しくしとったか?」
ゾム「あたりまえやん!」
   彼の“息子”は、足が不自由だった
シャ[小文字]「…絶対に直したるからな」[/小文字]
ゾム「…?なんかいったん?」
シャ「いや、なんでもないわ」
[中央寄せ][大文字]大罪の器[/大文字][/中央寄せ]
   7つが揃えば、どんな願いも叶えられると言われている
   彼は、すでに3つ集めていた
[中央寄せ]暴食の器 グラス・オブ・コンチータ
強欲の器 マーロン・スプーン
傲慢の器 ルシフェニアの四枚鏡[/中央寄せ]
   “息子“はそれを大罪の器とは知らずに、飾りとして毎日眺めていた
シャ(明日は、アイツらの判決を下すときか)
シャ「明日も忙しいわぁ…」
ゾム「だいじょうぶなん?もうねるん?」
シャ「おう…もう寝るか」
ゾム「わかった!おやすみ!」
シャ「ん、おやすみ」












   今日もまた、疑惑の法廷が繰り広げられていた
シャ「主文、被告人を無罪とする」
観衆「おかしいだろ!」
観衆「どう考えても有罪、懲役をつけるべきだ!」
シャ「以上でこの裁判は結審となります」
男性「…あんがとよ」






シャ「主文、被告人を有罪、懲役50年とする」
男性「…え?」
観衆「これだけ無罪になる証拠があっても有罪なのかよ!?」
観衆「頭イカれてんのか!」
シャ「以上でこの裁判は結審となります」
男性「待ってください!おかしいです」
シャ「早く連れてけ」






シャ「まだ…まだ足りひん」





[中央寄せ]民衆殺しの悪辣将軍 判決はいかに[/中央寄せ]
[中央寄せ]死罪が当然 悪辣将軍 判決は明日公表[/中央寄せ]












将軍「よぉ、お前が噂の裁判官だな」
シャ「いくら払うつもりや?」
将軍「そうだなぁ…ーーーでどうだ?」
シャ「もう少しないと割に合わへんわ」
シャ「最低でもーーーくらいないと困るわ」
将軍「…払えなくはない、分かった」
シャ「ん、交渉成立や」
シャ「明日、無罪を言い渡してやるわ」
将軍「本当に金を払うだけでいいんだな」
シャ「…ほな、また明日」
将軍「おうよ、任せたぞ」












シャ「主文、被告人を無罪とする」
観衆「…は?」
観衆「おかしいだろ!」
観衆「どう考えても有罪、死罪にするべきだ!」
シャ「以上でこの裁判は結審となります」
観衆「待て!やり直せ!」
観衆「アイツに殺されて奴らが報われないだろ!」
観衆「ふざけるな!」
将軍「おいおい、俺は無罪なんだぞ?」
将軍「犯人が別にいるんじゃねぇの?」
観衆「そんなわけ無いだろ!」
観衆「これだけ…これだけ証拠があったのに…」
将軍「じゃあな!何も知らねぇアホな民衆ども!」






シャ「ただいま」
ゾム「おかえり!」
シャ「しばらく休みや〜!」
ゾム「やった!なにしてあそぶ?」
シャ「ん〜…今日は寝てもええ?」
ゾム「しょうがないな、ええで!」
シャ「あんがと、おやすみ」
ゾム「おん、おやすみ!」












[中央寄せ]ーー将軍 無罪判決 民衆の願い叶わず[/中央寄せ]
[中央寄せ]ーーーにて内戦が勃発 原因はーー将軍か[/中央寄せ]
[中央寄せ]ーー将軍 内戦にて殉職[/中央寄せ]
[中央寄せ]民衆の怒り ーー将軍へ刃を向けた[/中央寄せ]












シャ「…まずいかもしれん」
ゾム「…?」
ゾム「なにかあったん?」
シャ「いや、無罪にした男が殺されてん」
ゾム「…つまり?」
シャ「“戦争”が起こったんや」
ゾム「せんそう?」
シャ「怒りの矛先は俺の方へも向かうで、これは」
シャ「なにか…打つ手はないか…」
ゾム「…なぁなぁ」
シャ「ん?どうし」
ゾム「どうしてへやがもえてるんや?」
シャ「…燃やされたか」
シャ「ゾム、外に逃げ」
民衆「絶対に逃がすな!」
民衆「なにがなんでもここで殺せ!」
民衆「あんな悪徳裁判官を許すな!」
シャ「…逃げられへんみたいやな」
ゾム「なぁ、おれら…どうなってまうん?」
シャ「大丈夫や、二人一緒なら怖くないで」
ゾム「ほんまに?」
シャ「ほんまやで」
シャ「…ほら、もう怖くないやろ」
ゾム「…うん、こわくないわ!」
シャ「…せめて、ゾムだけでも逃がしてやりたかったな」
シャ(民衆共は、許さへんねやろなぁ…)
シャ「ごめんな、不甲斐ない父親で」
ゾム「そんなことないわ!」
ゾム「おれのためにいろいろやってくれたし、かんしゃしかないで!」
シャ「…そっか、良かった」
シャ「…燃え尽きた屋敷から見つかるやろな」
[中央寄せ][大文字]孤独な【親子】の亡骸が[/大文字][/中央寄せ]












シャ「……ここは?」
   目の前には、巨大な扉が2つ
シャ「なるほどな、ここは冥界の門ってわかやな」
??「おい」
シャ「なんですか」
   天国か地獄か、決めるのは“冥界の主”
冥主「…金さえ払えば天国に連れてってやるぞ」
シャ「…っはは、なんやそれ」
シャ(地獄の沙汰も金次第ってわけか)
シャ(なら、答えは一つや)
   彼は微笑み、冥界の主にそっと耳打ちをした












[中央寄せ][大文字]俺の財産
貴様なんぞには
決して渡さない[/大文字][/中央寄せ]






冥主「なっ…!」
シャ「じゃあな!」
   そのまま彼は、扉に飛び込み、地獄の底へ落ちていった


シャ「たとえ誰やろうと俺のこの罪、裁くことは認めへん!」
シャ(ゾム、お前はきっと天国に行けたんやろなぁ)
シャ「いつかまた、この手に集めてやる!」
シャ「大罪の器を!」
シャ「そん時はこの地獄を俺とゾムの」
                      ユートピア
[中央寄せ][大文字]理想郷に変えてやる![/大文字][/中央寄せ]

作者メッセージ

強欲も終わり、残りはあと1つですね!
彼の物語は完璧ではない、次回の「憤怒」にて完全な彼の物語の終結です
今回は「悪徳のジャッジメント」でした!俺はこの曲大好きですね
KAITOのゲス顔がいいんすよこれが
「憤怒」のキャラは今回の「強欲」と繋がりを持たせたいがために選びました
予想はむずいでしょうけど意外と当たるかもしれませんね!
お楽しみに!

2025/02/25 09:13

タコありタコなしタコタコ ID:≫ 8pHmcLlmAUlOI
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 15

コメント
[57]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL