[太字]大変！[/太字]
、、、、チュン、チュン、、、。朝になり、目が覚める。「うわぁ！朝の手伝い忘れてた！」慌てて厨房に向かうと、そこにはお父さんがタバコをふかしながら立っていた。
「お父様！今日のお菓子の仕込みは？」［何言ってるんだ、日和。今日は霍葉は予定があって休みだから店は閉めると昨日言っただろ？］お父さんが言う「霍葉」は、このお店の最近雇った従業員。前までは召使と2人で店を回していたが、今では余裕が少しもてて、楽になった。私は「つるさん」って呼んでいる。「あぁそっかぁ、つるさん休みかぁ。じゃあ、朝ごはん作るね〜」［ありがとう、日和。日和のご飯は大好きなんだ」お父様がそんなことを言っている間に、お米を炊く窯を取り出し、卵を出そうとしたりする。「あ、お父様、卵持ってきてくれない？」私の家は、庭に鶏を買っているのだ。［あぁ、わかった］タバコを唇でくわえながらお父様は庭に歩いて行った。
、、、「いっただっきまーす！！」今日のご飯は雑炊。卵がふわふわで、とっても美味しい。「うーん、最高！」ご飯を食べていると、あの人が頭に思い浮かんだ。名前は、波風　霧雨。でも、名前しか知らない。、、、あの人を、知りたい。いつのまにかそう思うようになった。「ごちそうさまでした」ご飯を食べ終わり、食器を洗う。「よし、散歩行こ」、、あの人に、会えるといいな。そう思い、私は外へ出た、、、