[参加型]月夜の晩にまた会おう
、、、「あなたは、、、誰?」
声の主がふっと笑い声をこぼし、私の手を取って引っ張り上げてくれた。
『僕は、、、』
「大丈夫か!?そこにいるのか日和!」「旦那様、そんなに外で走られるとお体に障ります!」
お父様と召使いの焦る声がした。
「お父様!」
おもわずお父様の方を見てしまう。そこで、助けてくれた人に和菓子でも渡さなくちゃと考えつき、持っていた梅の花の形をした砂糖菓子を巾着から探り出した。
「あの、助けていただいたお礼に。これ、、、え?」
すぐそこにいたはずの青年の姿が消えていた。
まだ名前さえ聞いていないのに、、、!
「日和!あぁ日和、心配したんだぞ?さぁ、早く家に帰るぞ」
「お嬢様、お身体が冷えてしまいますから、帰りますよ」
お父様と召使いが、落ちていた私の羽織を息を合わせて私の肩にかける。
お気に入りの、灰色の羽織を着ていても気分は晴れなかった。
(あの人は、誰なの、、、?)
心の中が、青年の声でいっぱいになっていた。雨がまた降り始めた、、、。
声の主がふっと笑い声をこぼし、私の手を取って引っ張り上げてくれた。
『僕は、、、』
「大丈夫か!?そこにいるのか日和!」「旦那様、そんなに外で走られるとお体に障ります!」
お父様と召使いの焦る声がした。
「お父様!」
おもわずお父様の方を見てしまう。そこで、助けてくれた人に和菓子でも渡さなくちゃと考えつき、持っていた梅の花の形をした砂糖菓子を巾着から探り出した。
「あの、助けていただいたお礼に。これ、、、え?」
すぐそこにいたはずの青年の姿が消えていた。
まだ名前さえ聞いていないのに、、、!
「日和!あぁ日和、心配したんだぞ?さぁ、早く家に帰るぞ」
「お嬢様、お身体が冷えてしまいますから、帰りますよ」
お父様と召使いが、落ちていた私の羽織を息を合わせて私の肩にかける。
お気に入りの、灰色の羽織を着ていても気分は晴れなかった。
(あの人は、誰なの、、、?)
心の中が、青年の声でいっぱいになっていた。雨がまた降り始めた、、、。