二次創作
七不思議零番――『アリスの御茶会』
―――[大文字][打消し]私の[太字]首[/太字]があった位置に槍が振られていた。[/打消し][/大文字]思わず背筋が[明朝体]ひやり[/明朝体]と冷える。
「[太字]一筋縄[/太字]じゃ行かねぇって事っすかね…。」
「[大文字]ど、[/大文字]どうやって、チョークを手に入れられるの…?」
アリスの方を振り返ると、アリスの背後には[下線]大きな砂時計[/下線]が砂を[明朝体]さらさら[/明朝体]と落としていた。
「あらあら、大変そうね。[下線]三月うさぎ[/下線]、手伝ってあげなさい。」
[大文字]《アリス様ノ仰セノママニ!》[/大文字]
白ウサギとは別の服装をしたウサギが二人のそばに駆け寄り、どこからか真っ黒な棒―[漢字]銃火器[/漢字][ふりがな]マシンガン[/ふりがな]を取り出した。
「えっ[太字]銃[/太字]?」
「[下線][明朝体]メルヘン[/明朝体]な世界[/下線]に似合わねぇ…。」
[大文字]《五月蠅イ[大文字]五月蠅イ![/大文字]協力ヲ止メタイノカ⁉》[/大文字]
[大文字]ダダダダダ![大文字]ダダッ[大文字]ダダダッ!![/大文字][/大文字][/大文字]ー初めて聞く[太字]轟音[/太字]で思わずしゃがんで耳を塞ぐ。[明朝体]そろー[/明朝体]っと目を開けると、槍の刃が欠けて、周りの壁が穴だらけになって[下線]慌てているハートのジャック[/下線]と、[下線]自信満々な三月うさぎ[/下線]が立っていた。
「[大文字][大文字]おぉっ![/大文字]すげぇなウサギ野郎![/大文字]」
[大文字][大文字]《[太字]撃ツゾ[/太字]此ノクソガキ!》[/大文字][/大文字]
[明朝体]ぶんぶん[/明朝体]と[漢字]銃[/漢字][ふりがな]マシンガン[/ふりがな]を振り回して三月うさぎは光くんを追いかけ回す。
苦笑いしながら、チョークをアリスに渡す。
「三月うさぎ、お疲れさま。下がっていいわよ。じゃあ、お絵描きましょう?…[大文字]嗚呼、[大文字]そうだわ[/大文字][/大文字]。チョォクもあるし、[明朝体][大文字]お勉強でもしましょ?[/大文字][/明朝体]」
綺麗な瑠璃色の目の色がより一層深く暗い色になった気がした。[明朝体]にこにこ[/明朝体]笑ってノォトを取り出し、[明朝体]ぱらぱら[/明朝体]とめくったがどこも、[太字]国語[/太字]の文章、[太字]数学[/太字]の数式、[太字]理科[/太字]の原子周期表、[太字]社会[/太字]の歴史年表で埋まっていた。
「そうね…時計屋の帳簿から貰いましょ。[明朝体]持って来てくれないかしら?[/明朝体]」
勉強って言ってるだけで、何もしてないと思ったけど…意外。ちゃんと勉強してるんだね。あ…![下線]私のクラスの子[/下線]の文字だ!あの子も[太字]ここ[/太字]に来たんだ…。
「いっ[大文字]行こ!時間少ないよ![/大文字]」
「[大文字]はいっ![/大文字]」
最後まで落ち切った砂時計が半回転。また砂が落ち始めた。
大きな帽子が目立って、帽子屋は帽子屋だったせいか反撃もあまりされずに二個目のお使いはすぐに終わった。
「うふふ、帽子屋には悪いけど、これでお勉強できるわね。確か、高校生の[太字]八尋寧々[/太字]、さんだったかしら?」
「えっ⁉何で知ってるの⁉」
驚いて、声が思わず大きくなる。予想通りだと言いたげに微笑んだ。
「勉強を教えてくれたら教えてあげるわ。[漢字]私[/漢字][ふりがな]ワタクシ[/ふりがな]、[下線]高校のお勉強[/下線]はさっぱりなの。」
「え、えーと…中学校の勉強はできるってこと…?」
私はの頭の良さは…[漢字]聞かないでね[/漢字][ふりがな]悪い[/ふりがな]?光くんは中等部3年生。つまるところ…[漢字]ドウシヨウカナー[/漢字][ふりがな]現実逃避中[/ふりがな]。
「[大文字]えぇ![/大文字]もちろんよ。私、中等部2年生のところまでしか分からなかったけど、[太字]皆[/太字]が教えてくれたのよ。最近は凄いわね。[下線]中等部2年生の時点で3年生のところ[/下線]まで教えてもらえるわ。」
アリスは[明朝体]にこにこ[/明朝体]、私は[明朝体]はらはら[/明朝体]、光くんは[明朝体]おろおろ[/明朝体]。
不思議な空間で三人の勉強会が始まるのでした――
「[太字]一筋縄[/太字]じゃ行かねぇって事っすかね…。」
「[大文字]ど、[/大文字]どうやって、チョークを手に入れられるの…?」
アリスの方を振り返ると、アリスの背後には[下線]大きな砂時計[/下線]が砂を[明朝体]さらさら[/明朝体]と落としていた。
「あらあら、大変そうね。[下線]三月うさぎ[/下線]、手伝ってあげなさい。」
[大文字]《アリス様ノ仰セノママニ!》[/大文字]
白ウサギとは別の服装をしたウサギが二人のそばに駆け寄り、どこからか真っ黒な棒―[漢字]銃火器[/漢字][ふりがな]マシンガン[/ふりがな]を取り出した。
「えっ[太字]銃[/太字]?」
「[下線][明朝体]メルヘン[/明朝体]な世界[/下線]に似合わねぇ…。」
[大文字]《五月蠅イ[大文字]五月蠅イ![/大文字]協力ヲ止メタイノカ⁉》[/大文字]
[大文字]ダダダダダ![大文字]ダダッ[大文字]ダダダッ!![/大文字][/大文字][/大文字]ー初めて聞く[太字]轟音[/太字]で思わずしゃがんで耳を塞ぐ。[明朝体]そろー[/明朝体]っと目を開けると、槍の刃が欠けて、周りの壁が穴だらけになって[下線]慌てているハートのジャック[/下線]と、[下線]自信満々な三月うさぎ[/下線]が立っていた。
「[大文字][大文字]おぉっ![/大文字]すげぇなウサギ野郎![/大文字]」
[大文字][大文字]《[太字]撃ツゾ[/太字]此ノクソガキ!》[/大文字][/大文字]
[明朝体]ぶんぶん[/明朝体]と[漢字]銃[/漢字][ふりがな]マシンガン[/ふりがな]を振り回して三月うさぎは光くんを追いかけ回す。
苦笑いしながら、チョークをアリスに渡す。
「三月うさぎ、お疲れさま。下がっていいわよ。じゃあ、お絵描きましょう?…[大文字]嗚呼、[大文字]そうだわ[/大文字][/大文字]。チョォクもあるし、[明朝体][大文字]お勉強でもしましょ?[/大文字][/明朝体]」
綺麗な瑠璃色の目の色がより一層深く暗い色になった気がした。[明朝体]にこにこ[/明朝体]笑ってノォトを取り出し、[明朝体]ぱらぱら[/明朝体]とめくったがどこも、[太字]国語[/太字]の文章、[太字]数学[/太字]の数式、[太字]理科[/太字]の原子周期表、[太字]社会[/太字]の歴史年表で埋まっていた。
「そうね…時計屋の帳簿から貰いましょ。[明朝体]持って来てくれないかしら?[/明朝体]」
勉強って言ってるだけで、何もしてないと思ったけど…意外。ちゃんと勉強してるんだね。あ…![下線]私のクラスの子[/下線]の文字だ!あの子も[太字]ここ[/太字]に来たんだ…。
「いっ[大文字]行こ!時間少ないよ![/大文字]」
「[大文字]はいっ![/大文字]」
最後まで落ち切った砂時計が半回転。また砂が落ち始めた。
大きな帽子が目立って、帽子屋は帽子屋だったせいか反撃もあまりされずに二個目のお使いはすぐに終わった。
「うふふ、帽子屋には悪いけど、これでお勉強できるわね。確か、高校生の[太字]八尋寧々[/太字]、さんだったかしら?」
「えっ⁉何で知ってるの⁉」
驚いて、声が思わず大きくなる。予想通りだと言いたげに微笑んだ。
「勉強を教えてくれたら教えてあげるわ。[漢字]私[/漢字][ふりがな]ワタクシ[/ふりがな]、[下線]高校のお勉強[/下線]はさっぱりなの。」
「え、えーと…中学校の勉強はできるってこと…?」
私はの頭の良さは…[漢字]聞かないでね[/漢字][ふりがな]悪い[/ふりがな]?光くんは中等部3年生。つまるところ…[漢字]ドウシヨウカナー[/漢字][ふりがな]現実逃避中[/ふりがな]。
「[大文字]えぇ![/大文字]もちろんよ。私、中等部2年生のところまでしか分からなかったけど、[太字]皆[/太字]が教えてくれたのよ。最近は凄いわね。[下線]中等部2年生の時点で3年生のところ[/下線]まで教えてもらえるわ。」
アリスは[明朝体]にこにこ[/明朝体]、私は[明朝体]はらはら[/明朝体]、光くんは[明朝体]おろおろ[/明朝体]。
不思議な空間で三人の勉強会が始まるのでした――