二次創作
「アウラ、自害しろ」をマッシュルの世界でもやってみた
「降参するよ…参った。」
オルカ寮の監督生の声に歓声が上がった。
何せ、戦いを好まずとも、現最強と噂される監督生をアドラ寮の一年が降参を持ち込むほどまでに追いやったのだから。
私――●●·エイムズもその一人だった。
試験の実行委員らが次の準備をしていると、
[大文字][太字]ドォゴォン!!![/太字][/大文字]
突如として、闘技場の入り口付近に砂煙が舞った。
砂煙が収まると大きな角を両方のこめかみから生やした者と首から上がない、いかつい鎧の軍勢がそこにはいた。
角を生やした者は天秤を持っており、口元に笑みを浮かべながら、口を開いた。
「ごきげんよう。イーストン魔法学校の皆さま。」
とても優雅な動きだった。
臙脂色の髪の毛で女性だった。
そして――その顔は私にとって忘れてはいけない顔だった。
優雅な動きをした彼女に周囲はざわつく。
「わたしは魔族。皆さまから忌み嫌われる存在。…ですが…共存を図りたくて、魔族の代表として此処に来ました。」
さらにざわつく。
ただ、私は落ち着いていた。
(間違いない…。奴はなぜ此処に来た?それに神覚者様たちは…|д゚)チラッ…様子見といったところか…どうするか…ここで出てもいいけど、魔力で勝つしか…)
その時。
「ふ、ふざけんじゃねぇよ!勝手に出てきて何が交渉なんだよ!!」
一人の生徒がバッと出てきた。
でもそれは――それをやってしまうと――。
「あら、わたしを信じないの?まぁ、いいわ。どうしても信じられないならやってもいいですよ。こちらも対応しますけど。」
彼女は天秤を前に出した。
[大文字][太字]「<ナルコス>!」 [/太字][/大文字]
「<[漢字]服従させる魔法[/漢字][ふりがな]アゼリューゼ[/ふりがな]>」
生徒が出したのは基礎攻撃魔法。
対して彼女が出した魔法は攻撃系ではなかった。
生徒が出した魔法玉は勢いよく彼女に向かう。
彼女の出した魔法は二人の頭から人霊のような――魂が出た。
そして天秤にカチャと静かにのる。
片方は神秘的な、片方はどす黒い、片方と真逆の色合い。
天秤はカチチッとどす黒い色の方に傾いていく。
ガチッ、と何かが切れた音がした。
生徒を見ると脱力して、身体から何かが抜けたような立ち方、瞳をしていた。
もう、彼はお終いだ。
彼女の魔法にかかっている。
結局、彼の攻撃魔法は彼女に届くことはなかった。
空中で離散した。
生徒は突然、彼女の元に走っていき―――ひれ伏した。
「んふふふ…[大文字]あはははっ!!![/大文字]」
彼女は一人でただ笑っていた。
生徒はひれ伏したまま。
その事に会場は大きくどよめいた。
「お、おい…最初の話とはほぼ真逆のことやってるぜ…。」
メフィ君(オリキャラ①)が言った。
「ああ、それにどうして彼は脱力したんだ?彼の魔法の筋も結構良かったが。」
ユニ君(オリキャラ②)は彼の行動について。
「どうしよう、どうしよう…このままじゃ犠牲がどんどん増えてしまう…奴は魔力量がとてつもなく高い…あの時はフリーレンがやっていたけど…」
私の場合、気付かないうちに考えていることを声に出していた。
「?どうしたの、●●ちゃん。」
ジル君(オリキャラ③)は心配して声をかけてくれた。
その事なんかに気付かずに、私はさらに続ける。
「…ううん、やらないと。これはきっと私しかわからない…それに奴はフリーレンにやられた時から少し魔力量が増えている…4本線ぐらいかな。…ならいける。勝てる…!」
「●●…?」
メフィ君たちもさすがに気付いてこちらを見ていた。
私はそれを無視して杖を取り出し、席から立たずに飛ぶ姿勢をとる。
「いかなきゃ…絶対に勝てる…!」
足に力を入れ、大きく跳躍した。
魔力を少し放出し、上空にとどまる姿勢をつくる。
(フリーレンの飛んでるあれです、説明下手ですまん)
「●●…!!」
ジル君たちが私の名前を呼んだ。
オルカ寮の監督生の声に歓声が上がった。
何せ、戦いを好まずとも、現最強と噂される監督生をアドラ寮の一年が降参を持ち込むほどまでに追いやったのだから。
私――●●·エイムズもその一人だった。
試験の実行委員らが次の準備をしていると、
[大文字][太字]ドォゴォン!!![/太字][/大文字]
突如として、闘技場の入り口付近に砂煙が舞った。
砂煙が収まると大きな角を両方のこめかみから生やした者と首から上がない、いかつい鎧の軍勢がそこにはいた。
角を生やした者は天秤を持っており、口元に笑みを浮かべながら、口を開いた。
「ごきげんよう。イーストン魔法学校の皆さま。」
とても優雅な動きだった。
臙脂色の髪の毛で女性だった。
そして――その顔は私にとって忘れてはいけない顔だった。
優雅な動きをした彼女に周囲はざわつく。
「わたしは魔族。皆さまから忌み嫌われる存在。…ですが…共存を図りたくて、魔族の代表として此処に来ました。」
さらにざわつく。
ただ、私は落ち着いていた。
(間違いない…。奴はなぜ此処に来た?それに神覚者様たちは…|д゚)チラッ…様子見といったところか…どうするか…ここで出てもいいけど、魔力で勝つしか…)
その時。
「ふ、ふざけんじゃねぇよ!勝手に出てきて何が交渉なんだよ!!」
一人の生徒がバッと出てきた。
でもそれは――それをやってしまうと――。
「あら、わたしを信じないの?まぁ、いいわ。どうしても信じられないならやってもいいですよ。こちらも対応しますけど。」
彼女は天秤を前に出した。
[大文字][太字]「<ナルコス>!」 [/太字][/大文字]
「<[漢字]服従させる魔法[/漢字][ふりがな]アゼリューゼ[/ふりがな]>」
生徒が出したのは基礎攻撃魔法。
対して彼女が出した魔法は攻撃系ではなかった。
生徒が出した魔法玉は勢いよく彼女に向かう。
彼女の出した魔法は二人の頭から人霊のような――魂が出た。
そして天秤にカチャと静かにのる。
片方は神秘的な、片方はどす黒い、片方と真逆の色合い。
天秤はカチチッとどす黒い色の方に傾いていく。
ガチッ、と何かが切れた音がした。
生徒を見ると脱力して、身体から何かが抜けたような立ち方、瞳をしていた。
もう、彼はお終いだ。
彼女の魔法にかかっている。
結局、彼の攻撃魔法は彼女に届くことはなかった。
空中で離散した。
生徒は突然、彼女の元に走っていき―――ひれ伏した。
「んふふふ…[大文字]あはははっ!!![/大文字]」
彼女は一人でただ笑っていた。
生徒はひれ伏したまま。
その事に会場は大きくどよめいた。
「お、おい…最初の話とはほぼ真逆のことやってるぜ…。」
メフィ君(オリキャラ①)が言った。
「ああ、それにどうして彼は脱力したんだ?彼の魔法の筋も結構良かったが。」
ユニ君(オリキャラ②)は彼の行動について。
「どうしよう、どうしよう…このままじゃ犠牲がどんどん増えてしまう…奴は魔力量がとてつもなく高い…あの時はフリーレンがやっていたけど…」
私の場合、気付かないうちに考えていることを声に出していた。
「?どうしたの、●●ちゃん。」
ジル君(オリキャラ③)は心配して声をかけてくれた。
その事なんかに気付かずに、私はさらに続ける。
「…ううん、やらないと。これはきっと私しかわからない…それに奴はフリーレンにやられた時から少し魔力量が増えている…4本線ぐらいかな。…ならいける。勝てる…!」
「●●…?」
メフィ君たちもさすがに気付いてこちらを見ていた。
私はそれを無視して杖を取り出し、席から立たずに飛ぶ姿勢をとる。
「いかなきゃ…絶対に勝てる…!」
足に力を入れ、大きく跳躍した。
魔力を少し放出し、上空にとどまる姿勢をつくる。
(フリーレンの飛んでるあれです、説明下手ですまん)
「●●…!!」
ジル君たちが私の名前を呼んだ。