人間ですが、獣人専用高校で結ばれました
「ねえねえ遊んでよ!」
「違うよ、私と遊ぶの!」
さ、騒がしい...。何て元気なんだ。
きょときょとと瞬きを繰り返す。
私は今、職場体験に来ている。
体験先は幼稚園だ。
わぁわぁと騒ぐ子供たちを落ち着かせようと、声をかける。
「皆で遊ぼうね、何しよっか?」
元気すぎて大変。だけど可愛い。
同じ体験先の隼人も、やはり向こうで囲まれている。
すると一人の女の子が、元気よく声を上げた。
「んーとね、おままごと!」
おままごとかあ。懐かしいな...。
そんなことを考えているうちに、今からする遊びはおままごとに決定した様だ。
どんどん配役が決められていく。
「じゃあ歩美ちゃんは子供の役ね!」
「あっうん、分かった。」
急に名指しされ、慌てて頷く。
なるほど。ちゃんと役をこなさなければ。
と、そこにさっきまで遠くに居た隼人も連れてこられた。
どうやら、隼人にも役が割り振られるらしい。
おもむろに口を開く女の子を眺める。
「あのね、隼人おにいちゃんは、歩美ちゃんの彼氏役して!」
何ですと!?!?!?
聞き間違いかと思ったけど、そんなことはないはずだ!!
ぎょっとして隼人の方を見ると、隼人は真面目にうなずいている。
ちょっと!!?
がっちりと私が固まっていると、女の子は首をかしげた。
「いやなの?」
「い、嫌ではないけど...。」
「そうだよね、歩美ちゃんって隼人おにいちゃんのこと大好きだもんね!」
ぎゃー!!!!!
無邪気な笑顔でそんなこと言わないで!!!!
子供ってそんなことまで分かるの!?!?
私が赤くなったり青くなったりしているうちに、もう遊びは始まっていた。
おそらくお父さん役であろう子がむっすりとした声を出す。
「おい、うちの娘を嫁にしたいのか。」
え、どういうシチュエーションなの???
何でそんなこと知ってるの??最近の子はすごいや...。
そんなセリフに、隼人はうなずく。
ちなみに顔は真剣である。
ちゃんとごっこに向き合っているのはいいことかもしれないんだけれども...。
私は複雑な顔で成り行きを見守った。
「はい、必ず幸せにします。」
やっぱやめて!!!恥ずかしい!!!
悶絶して、思わず「ぐぅ」とか「がぁ」とか変な声が出てしまう。
「お前は私の娘が好きなのか。」
まだ続けるの?
お姉さんは、もう十分だと思うんだけれども。
隼人はちらりとこちらを見て、それから言葉を発した。
「...好きどころじゃない。」
「え...。」
こちらに隼人が近付いてきているのは気のせいではないはずだ。
まさか...こんなところで...子供たちの前で...。
駄目だ。動けない...!!
「愛しています。」
その一言の後、唇に何かが触れる。正体は分かりきっているけれど。
周りからは、きゃーっという声が上がった。
この子たち...人生2周目???
「違うよ、私と遊ぶの!」
さ、騒がしい...。何て元気なんだ。
きょときょとと瞬きを繰り返す。
私は今、職場体験に来ている。
体験先は幼稚園だ。
わぁわぁと騒ぐ子供たちを落ち着かせようと、声をかける。
「皆で遊ぼうね、何しよっか?」
元気すぎて大変。だけど可愛い。
同じ体験先の隼人も、やはり向こうで囲まれている。
すると一人の女の子が、元気よく声を上げた。
「んーとね、おままごと!」
おままごとかあ。懐かしいな...。
そんなことを考えているうちに、今からする遊びはおままごとに決定した様だ。
どんどん配役が決められていく。
「じゃあ歩美ちゃんは子供の役ね!」
「あっうん、分かった。」
急に名指しされ、慌てて頷く。
なるほど。ちゃんと役をこなさなければ。
と、そこにさっきまで遠くに居た隼人も連れてこられた。
どうやら、隼人にも役が割り振られるらしい。
おもむろに口を開く女の子を眺める。
「あのね、隼人おにいちゃんは、歩美ちゃんの彼氏役して!」
何ですと!?!?!?
聞き間違いかと思ったけど、そんなことはないはずだ!!
ぎょっとして隼人の方を見ると、隼人は真面目にうなずいている。
ちょっと!!?
がっちりと私が固まっていると、女の子は首をかしげた。
「いやなの?」
「い、嫌ではないけど...。」
「そうだよね、歩美ちゃんって隼人おにいちゃんのこと大好きだもんね!」
ぎゃー!!!!!
無邪気な笑顔でそんなこと言わないで!!!!
子供ってそんなことまで分かるの!?!?
私が赤くなったり青くなったりしているうちに、もう遊びは始まっていた。
おそらくお父さん役であろう子がむっすりとした声を出す。
「おい、うちの娘を嫁にしたいのか。」
え、どういうシチュエーションなの???
何でそんなこと知ってるの??最近の子はすごいや...。
そんなセリフに、隼人はうなずく。
ちなみに顔は真剣である。
ちゃんとごっこに向き合っているのはいいことかもしれないんだけれども...。
私は複雑な顔で成り行きを見守った。
「はい、必ず幸せにします。」
やっぱやめて!!!恥ずかしい!!!
悶絶して、思わず「ぐぅ」とか「がぁ」とか変な声が出てしまう。
「お前は私の娘が好きなのか。」
まだ続けるの?
お姉さんは、もう十分だと思うんだけれども。
隼人はちらりとこちらを見て、それから言葉を発した。
「...好きどころじゃない。」
「え...。」
こちらに隼人が近付いてきているのは気のせいではないはずだ。
まさか...こんなところで...子供たちの前で...。
駄目だ。動けない...!!
「愛しています。」
その一言の後、唇に何かが触れる。正体は分かりきっているけれど。
周りからは、きゃーっという声が上がった。
この子たち...人生2周目???