人間ですが、獣人専用高校で結ばれました
香里視点です。
セクハラ描写あります。
今年の文化祭は、コスプレ喫茶に決まった。
歩美はあんまり乗り気じゃなかったけど。
私はどうしようかな。でももうキャラは決まってて、その中から選ぶっていう感じ。
私は歩美と姉妹のキャラクターをすることにした。
双子コーデならぬ姉妹コーデ...的なことを歩美が言ってた。
楽しそうだからオッケー。
文化祭当日、私は衣装を持ってすっとんきょうな声を出した。
「何?これ」
スカートが異常なほど短いのだ。
隣で歩美も真っ赤になっている。
一旦はいてみた...けどやっぱり短い。
パンツ見える...っていうかちょっと見えてるじゃん!!!
そこで私は思い出した。
衣装合わせの日、歩美は休みで私は委員会で忙しかったんだ...
大ショック。
どうしよう。制服来て、制服キャラってことでゴリ押す?
そこにクラスメイトが来て、私達を部屋から追い出した。
「お客さん思ってたより来まくってるから、香里たちも急いで行ってきて!」
「えっ...」
教室に入ると、皆のスカートも以外と短かったから、まあ大丈夫かと思って、仕事を始める。
ときどき尻をさわってくる客もいるけど、いちいち怒るのも面倒くさくて放っておいた。
隼人も教室に入ってくる。歩美を見るなり、連れ出していった。
はーあ、慧とは会えないし...
もう疲れた。かれこれ1時間立ちっぱなしだよ...
そろそろ交代の時間かな。
私が教室を出ようとしたとき、誰かとぶつかった。
「いたた、ごめんなさい...って慧!?」
「香里!?」
真っ赤な瞳が私を見下ろしている。
その目が見開かれた後、すぐに鋭くなった。
無言で腕を引っ張られる。
怒られるかな...
慧は廊下で壁ドンをしてきた。(壁ドンって言うってことは歩美に教えてもらった)
「ちょ、ちょっとまってよ。着替えてくるし、ね?」
私は怒られるのを少しでも先送りにしたくて、慌てて言った。
返事はない。
「慧?やっぱり怒ってる...むぐっ」
慧はいきなりキスをしてきた。
「そうです、怒ってますよ...でもあなたは分かってない」
「?」
慧はしぶしぶという様子で口を開いた。
「...嫉妬です。あなたの足を、し、下着を...人に見せたなんて」
下着のところで口ごもるのが可愛い...なんて言えるわけない。
私は慌てて付け足した。
「でも大丈夫だよ!ちょっと見られて触られただけだし」
「...触られた?」
慧の声のトーンが下がる。
あっやばい。フォローになってなかった。むしろ...
「今回は仕方ないので許してあげます。そのかわり...もう我慢はできませんよ」