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人間ですが、獣人専用高校で結ばれました

#3

バレンタイン

こんにちは、歩美です。
今日は2月の7日。
つまり、あと一週間でバレンタインデー。
...うーん、でも、犬とかってチョコレート食べられないんだっけ?
そもそもバレンタインデーという概念はあるのか?
困ったときは香里だ!

「バレンタイン?ああ、もう来週だね」

バレンタインあるんだ...
人間界との境目が分からないなぁ...

「香里は慧さんにあげるでしょ?一緒に作らない?」

香里は目を見開く。

「作る?そんなことしてんの?」
「えっ...じゃあ何をあげるの?」
「...板チョコとか」

手作りじゃないんだ...
でもせっかくだから作りたい。
しょうがないから1人でやろう。
香里が慌てて言った。

「違う!びっくりしただけだから!作ろう、一緒に!」

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それで、私と香里は二人でキッチンの前に立っている。
作るのはガトーショコラだ。

思ったよりもずっと大変だった...けどなんとか完成。
味見をしてみる。

「!美味しい!」

よかった、獣人の口にも合うんだ。
私は安心してガトーショコラを口に運んだ。
うん、美味しい。我ながら上手くできたんじゃないの?
ラッピングも丁寧にして、私たちは一息ついた。

「ふう...やっと完成!」
「ふふ、驚くかな?喜んでくれるかな?」
「喜ばなかったら怒る」
「それはそう」

作りはじめて2時間と少し経っていた。
私は隼人が驚く顔を想像する。
はやく渡したいな...

バレンタインデー当日、私は隼人を中庭に呼んだ。
ああ、緊張する。
隼人が来た。うつむいて手元を見る。
だ、大丈夫。頑張ったもん。

「歩美?何だ、何かあったのか...」
「は、隼人」
「?」
「これ、ば、バレンタイン...」

隼人は私の手元を見て、不思議そうにする。

「嬉しいが...チョコレートじゃないのか?」
「チョコだよ。手作り...」

少しの間、隼人は面食らった顔をして黙っている。
しまった、手作りは嫌だったかな...
私は慌てて言った。

「あの、やっぱり、自分で食べるね。ごめん、呼び出したりして...」

隼人は私を抱き締めた。
え?

「違う、嬉しい。すごく嬉しい。ありがとう」

よかった。喜んでくれたんだよね?
隼人は大事そうにチョコを受け取った。
それからちょっと困ったように笑う。

「...歩美が黙ってうつむいているから、別れ話かと思った」
「もう!」

私と隼人は手を繋いで歩いた。

作者メッセージ

もうバレンタインデーは終わりましたけど。
チョコをあげる勇気がなくてあっさり終わったバレンタイン...
虚しい。

2025/02/26 21:12

まっちゃん ID:≫ 7tcdpCk/fMi.Q
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