人間ですが、獣人専用高校で結ばれました
「なあなあ、大和は何だった?」
「え?何の話?」
「MBTIだよ!さっきの授業でやっただろ」
急に休み時間に匠が来て、何を言い出すのかと思ったら、MBTIだった。
ついさっき終わったばかりの国語の授業。
国語の先生はお喋りが大好きで、さっきだって話が脱線しまくって何故か皆でMBTI診断をすることになったのだ。(何故...)
「ええ?あんまり覚えてないけど...確かISTJだったような」
「ふうん。俺はESFPだった。エンターテイナーだって!」
「ぴったりだと思う」
「そうだろ?」
寮に帰って、パソコンを開いてみる。
えーっと、ESFP、ESFP...
なになに。
ESFP(エンターテイナー)の特徴~
·ムードメーカー
·自由
·感情表現が豊か
·人と過ごすのが好き
·流行やトレンドに敏感で、おしゃれ
·ポジティブ思考
·計画性はなし
·積極的
·素直
ふんふん。まあまあ当てはまる気がする。
[太字]好きな異性のタイプ![/太字]
·明るい性格の相手
ドキッ。
やばい...俺はそんなに明るいタイプじゃない。
どうしよう......
····································································
大和は何て言ってたっけ。
ISFJ?
どれどれ...
ISFJ(擁護者)の特徴~
·思いやりと共感力が強い
·計画を立てるのが得意
·縁の下の力持ち
·目立ちたくない
·忍耐強い
·気配り上手
·仲間や家族を大切にする
なかなか当たってる気がするが...
[太字]好きな異性のタイプ![/太字]
·思いやり深く、リードしてくれるしっかり者
ドキッ。
やばい。俺って思いやり深いっけ?
どうしよう...
翌朝。
「おはよう」
「えっ、匠?どうしたんだ?」
「いや、迎えに行きたくなっただけ」
「? ふうん......」
「それで、隼人がこけそうになったんだよ。ウケるだろ?」
「うん...じゃなくて、えっと、あははー!それは面白いな!」
「? そうだろ...って、大和!危ない!」
「え?何もないけど...」
「そこ、階段だぞ!つまずくなよ。俺の腕を持ってもいいぞ」
「あ、ありがとう...?」
「何だか今日、おかしくないか?」
「それは匠だってそうじゃん」
「いや、俺は...大和が思いやりのある奴が好きなのかと思って」
「どうして?」
「MBTI...」
「えっ!俺も...!」
「大和も?」
「明るい人が好きなのかなって」
『.........』
「何だ...」
「どうりでおかしいと思った」
「俺、今の匠が好きだよ。明るくて、優しくて、ちゃんと思いやりも持ってる匠が好き」
「大和...俺もだよ。いつも俺の言葉でころころ笑う明るいお前が好きだ」
『.........』
ちなみに教室のドアの真ん前でこの話をしていたため、二人の後ろにはちょっとした行列が出来ていたという。
言わずもがな、一週間はそのことでいじられる二人だった。
「え?何の話?」
「MBTIだよ!さっきの授業でやっただろ」
急に休み時間に匠が来て、何を言い出すのかと思ったら、MBTIだった。
ついさっき終わったばかりの国語の授業。
国語の先生はお喋りが大好きで、さっきだって話が脱線しまくって何故か皆でMBTI診断をすることになったのだ。(何故...)
「ええ?あんまり覚えてないけど...確かISTJだったような」
「ふうん。俺はESFPだった。エンターテイナーだって!」
「ぴったりだと思う」
「そうだろ?」
寮に帰って、パソコンを開いてみる。
えーっと、ESFP、ESFP...
なになに。
ESFP(エンターテイナー)の特徴~
·ムードメーカー
·自由
·感情表現が豊か
·人と過ごすのが好き
·流行やトレンドに敏感で、おしゃれ
·ポジティブ思考
·計画性はなし
·積極的
·素直
ふんふん。まあまあ当てはまる気がする。
[太字]好きな異性のタイプ![/太字]
·明るい性格の相手
ドキッ。
やばい...俺はそんなに明るいタイプじゃない。
どうしよう......
····································································
大和は何て言ってたっけ。
ISFJ?
どれどれ...
ISFJ(擁護者)の特徴~
·思いやりと共感力が強い
·計画を立てるのが得意
·縁の下の力持ち
·目立ちたくない
·忍耐強い
·気配り上手
·仲間や家族を大切にする
なかなか当たってる気がするが...
[太字]好きな異性のタイプ![/太字]
·思いやり深く、リードしてくれるしっかり者
ドキッ。
やばい。俺って思いやり深いっけ?
どうしよう...
翌朝。
「おはよう」
「えっ、匠?どうしたんだ?」
「いや、迎えに行きたくなっただけ」
「? ふうん......」
「それで、隼人がこけそうになったんだよ。ウケるだろ?」
「うん...じゃなくて、えっと、あははー!それは面白いな!」
「? そうだろ...って、大和!危ない!」
「え?何もないけど...」
「そこ、階段だぞ!つまずくなよ。俺の腕を持ってもいいぞ」
「あ、ありがとう...?」
「何だか今日、おかしくないか?」
「それは匠だってそうじゃん」
「いや、俺は...大和が思いやりのある奴が好きなのかと思って」
「どうして?」
「MBTI...」
「えっ!俺も...!」
「大和も?」
「明るい人が好きなのかなって」
『.........』
「何だ...」
「どうりでおかしいと思った」
「俺、今の匠が好きだよ。明るくて、優しくて、ちゃんと思いやりも持ってる匠が好き」
「大和...俺もだよ。いつも俺の言葉でころころ笑う明るいお前が好きだ」
『.........』
ちなみに教室のドアの真ん前でこの話をしていたため、二人の後ろにはちょっとした行列が出来ていたという。
言わずもがな、一週間はそのことでいじられる二人だった。