- 閲覧前にご確認ください -

ただイチャイチャするだけ。
時系列·登場キャラクターはごちゃごちゃです。
設定もふんわり。

文字サイズ変更

人間ですが、獣人専用高校で結ばれました

#19

ピクニック

「ピクニック?」
「そうだ。いい場所を知っているから」
「いいね!行こう!」

隼人に誘われて、私たちはピクニックに行くことにした。
リクエストされたおにぎりを作って、うきうきで待ち合わせ場所に向かう。
待ち合わせ場所に立っている隼人は、爽やかにシャツを着こなしている。

「かっこいい...」
「ああ、歩美」

思わず本音が漏れてしまったが、隼人には聞こえていなさそうでほっとした。
が、次の瞬間、おでこに軽くキスをされる。

「えっ」
「歩美もかわいい」
「な...!//」

しっかり聞こえていた。
地獄耳、と呟きそうになってやめる。
危ない...。

「お弁当とおにぎり、ちゃんと作ってきたよ!」
「ありがとう。楽しみだな」
「えへへ。隼人が持ってるのはバスケットボールだよね?」
「そうだ。歩美も運動できるのか?」
「まあまあかなぁ」

これは嘘。
隼人とバスケをするために必死で体力づくりもしたし、練習もした。
まあ隼人には敵わないだろうけど。



バスケットボールをした後、隼人が花を摘み始めた。
私がきょとんとしていると、あっという間に隼人は花かんむりを作ってしまった。

「ほら、やる」
「えっ、私に?」
「ん」

隼人は私の頭に花かんむりを乗せた。
ぽす、という音がして、頭にほんの少し重みが増した。
私も一本花を摘んで隼人の髪に挿す。
少しムッとした顔をされる。

「俺に渡して何になるんだ」
「ええ?似合ってるよ」
「......そうか」

小さなバンダナを敷いて、そこに二人で座る。
おにぎりを食べてからしばらく原っぱを見つめていた。
隼人の肩がときどき当たって、また離れていく。
ためらいがちに隼人が口を開いた。

「歩美」
「どうしたの?」
「眠い...んだが、その」

目を合わせてくれない。
ぼそぼそと言う声で何かを言われる。
これを聞き逃したらもう言ってくれない気がして、耳を澄ませる。

「膝まくらを...」
「!」

何だ、そんなこと?
笑いそうになったけど堪えた。

「いいよ」

私はもぞもぞと座り直した。
でも一向に隼人が頭をのせる気配がない。
ははあ、恥ずかしいんだな。
無理やり隼人の頭を掴んで膝に乗せる。
隼人は大人しくそれに従った。
...が、膝が全く重くない。
もう、いつまで遠慮してるの?

「隼人、眠いんでしょ?ちゃんと頭を乗せないと寝られないよ」
「...眠いのは嘘だ」

そう言いながら、隼人は頭を動かした。
髪の毛が当たってくすぐったい。

「髪の毛、触ってもいい?」
「ああ」

許可を得て、ゆっくりと隼人の髪に手を伸ばす。
隼人の髪はサラサラで、すぐに手から流れ落ちていく。
銀色が太陽の光に照らされてちょっと眩しい。
しばらくそうしていると、隼人から寝息が聞こえてきた。
何だ、寝ちゃったんだ。

隼人の綺麗な顔はいつまでも見ていられる。
白くてすべすべな肌にそっと触れて、頬を撫でた。
ぴくりと隼人のまぶたが動いたけど、起きる気配はない。
こっそりおでこにキスをしてみた。ほんの一瞬だけど。
朝の仕返しだ。


存分に寝させてあげた後、寮に帰った。
うーん、楽しかった!









隼人「ぐぅ...可愛かった...何だよあのキス...ああ、風呂に入りたくない」
匠 「いや風呂は入れよ」
隼人「顔は洗わなくてもいいか?」
匠 「不潔だと歩美ちゃんに嫌われるぞ」
隼人「入る」

作者メッセージ

久しぶりすぎる投稿。

2025/05/24 21:31

まっちゃん ID:≫ 9tLeB9AxJiZq2
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 19

コメント
[2]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL