人間ですが、獣人専用高校で結ばれました
俺は今、温泉旅行に来ている。
歩美と二人きりでの初めての旅行だ。
風呂は好きな方だが、人間は混浴をせずに男女で分けるらしい。
楽しみが一つ減ったな...
歩美はいそいそと浴衣に着替え始めた。
可愛いな。
俺の浴衣も着せてくれるらしい。色を選んでくれている。
灰色の浴衣と緑の帯を持ってきて着せてくれる。
...が、これは...
歩美の谷間が見える。白くて、なめらかで、綺麗な...。
駄目だ。これでは変態じゃないか。いやすでに変態か。
夕飯までに帰ってこなくてはならないから、少し急ぐ。
下駄を履いている歩美が危なっかしくて、手を繋いでやる。
歩美はもぞもぞと手を動かして、恋人繋ぎに変えた。
嬉しくて、心がくすぐったい。
歩美と風呂の前で別れる。
手を離すのが惜しかったが、しょうがない。
風呂から上がって歩美の姿を探す。
あ、いた、と思って近くに行こうとしたが、隣に誰かがいる。男だ。
何だ?ずいぶん親しそうだな。
黒髪で...たぶん人間だ。
心がズキンと痛んだ。
声が途切れ途切れに聞こえてくる。
「...相変わらず...だな」
「もう!...じゃないんだから...仕方ないなぁ」
「...じゃないか...本当は嬉しいんだろ...」
「まあね...だしね...」
「素直...可愛いな...」
「また...なんだから」
目の前が真っ暗になった。
最悪なことが次々に浮かんでくる。
二股?俺のことは遊びだった?やっぱり人間の方がいいのか?
歩美がいない一生なんて意味がない。
いつの間にか歩美がこちらに駆け寄ってきた。
歩美の髪はしっとりと濡れている。
俺の目から涙がこぼれた。
歩美は慌てている。
その何もかもが嘘なのかと思うと耐えられなかった。
歩美の肩に手を置く。
少し暖かい。あいつが触れていたせいか。許せない。
俺はそばの部屋に歩美を入れ込んだ。
それから畳に押し倒す。
「待って、どうしたの。隼人!」
止められない。
むさぼるようにキスをした。
首筋に強く吸い付いて痕を残す。
歩美の腕を掴む力が強くなる。爪が食い込んだ。
普段はそんなことはないのに、獣化して耳どころか牙まで出る。
「痛い!痛いよ...」
歩美は泣き出した。
そこではっとする。
俺は何をしていた?
目の前には風呂の後とは思えない歩美の姿があった。
身体中がよだれでベトベトだし、いたるところに爪痕やキスマークが残っている。
噛み痕まであった。
浴衣ははだけているし、髪もお団子のゴムがとれている。
「ご...ごめん...俺...ごめん」
何てことをしたんだろう。
歩美はこうなることが分かっていたのか?
何も考えられない。
「隼人、どうしたの?何かあった?」
俺は全部話した。
その間、ずっと下を見つめていた。
歩美は泣き笑いをした。
それから抱き締められる。
華奢な体。俺は抱きかえすことを躊躇った。
「ごめんね。違うよ、浮気なんかじゃない」
あの男は歩美のいとこで、もう結婚もしていて、久しぶりに偶然会ったらしい。
「あの人はお兄ちゃんみたいな存在で、昔はよく手を繋いでいたから」
「......そうか」
「こんな繋ぎ方するの、隼人とだけだよ」
そうやって恋人繋ぎをして、頬にキスされた。
「大好きだよ、隼人」
「俺もだ」
「えへへ。知ってるよ」
歩美と二人きりでの初めての旅行だ。
風呂は好きな方だが、人間は混浴をせずに男女で分けるらしい。
楽しみが一つ減ったな...
歩美はいそいそと浴衣に着替え始めた。
可愛いな。
俺の浴衣も着せてくれるらしい。色を選んでくれている。
灰色の浴衣と緑の帯を持ってきて着せてくれる。
...が、これは...
歩美の谷間が見える。白くて、なめらかで、綺麗な...。
駄目だ。これでは変態じゃないか。いやすでに変態か。
夕飯までに帰ってこなくてはならないから、少し急ぐ。
下駄を履いている歩美が危なっかしくて、手を繋いでやる。
歩美はもぞもぞと手を動かして、恋人繋ぎに変えた。
嬉しくて、心がくすぐったい。
歩美と風呂の前で別れる。
手を離すのが惜しかったが、しょうがない。
風呂から上がって歩美の姿を探す。
あ、いた、と思って近くに行こうとしたが、隣に誰かがいる。男だ。
何だ?ずいぶん親しそうだな。
黒髪で...たぶん人間だ。
心がズキンと痛んだ。
声が途切れ途切れに聞こえてくる。
「...相変わらず...だな」
「もう!...じゃないんだから...仕方ないなぁ」
「...じゃないか...本当は嬉しいんだろ...」
「まあね...だしね...」
「素直...可愛いな...」
「また...なんだから」
目の前が真っ暗になった。
最悪なことが次々に浮かんでくる。
二股?俺のことは遊びだった?やっぱり人間の方がいいのか?
歩美がいない一生なんて意味がない。
いつの間にか歩美がこちらに駆け寄ってきた。
歩美の髪はしっとりと濡れている。
俺の目から涙がこぼれた。
歩美は慌てている。
その何もかもが嘘なのかと思うと耐えられなかった。
歩美の肩に手を置く。
少し暖かい。あいつが触れていたせいか。許せない。
俺はそばの部屋に歩美を入れ込んだ。
それから畳に押し倒す。
「待って、どうしたの。隼人!」
止められない。
むさぼるようにキスをした。
首筋に強く吸い付いて痕を残す。
歩美の腕を掴む力が強くなる。爪が食い込んだ。
普段はそんなことはないのに、獣化して耳どころか牙まで出る。
「痛い!痛いよ...」
歩美は泣き出した。
そこではっとする。
俺は何をしていた?
目の前には風呂の後とは思えない歩美の姿があった。
身体中がよだれでベトベトだし、いたるところに爪痕やキスマークが残っている。
噛み痕まであった。
浴衣ははだけているし、髪もお団子のゴムがとれている。
「ご...ごめん...俺...ごめん」
何てことをしたんだろう。
歩美はこうなることが分かっていたのか?
何も考えられない。
「隼人、どうしたの?何かあった?」
俺は全部話した。
その間、ずっと下を見つめていた。
歩美は泣き笑いをした。
それから抱き締められる。
華奢な体。俺は抱きかえすことを躊躇った。
「ごめんね。違うよ、浮気なんかじゃない」
あの男は歩美のいとこで、もう結婚もしていて、久しぶりに偶然会ったらしい。
「あの人はお兄ちゃんみたいな存在で、昔はよく手を繋いでいたから」
「......そうか」
「こんな繋ぎ方するの、隼人とだけだよ」
そうやって恋人繋ぎをして、頬にキスされた。
「大好きだよ、隼人」
「俺もだ」
「えへへ。知ってるよ」