バンッ…ドンッ…パパパパパッ…

キジ「……」

[中央寄せ]彼は、少し雑に太刀を握りながら、立ち尽くしていた。[/中央寄せ]
[中央寄せ]彼の目の前には闇しかない。
そうなるのも仕方のないことだ。
目の前で家族も兄弟も殺され、挙句の果てに故郷もこのザマだ。[/中央寄せ]

バンッバンッ

キジ「！」ダッッッッッ

[中央寄せ]銃声が鳴るほうへ走り出した。[/中央寄せ]

敵「！？」

キジ「　ビュンッザシュッ！」ﾋﾟｼｬ

敵「がはっ…」

[中央寄せ]キジは敵に飛び掛かり、斬った。それと同時に返り血が彼の頬にへばりついた[/中央寄せ]

キジ「…ハハッ」

[中央寄せ]静かに笑った。[/中央寄せ]

[水平線]
数日後

???「へぇ…ここが紛争地区のシンルか…子供ばっかだなぁ」

「ねぇあの人誰…？」
[右寄せ]「なんかスーツ着てて…」[/右寄せ]
「何されるのかな…」

キジ「……」
（何でもいいだろ）

バンッ

???「！」

キジ「…」タッタッタ

[中央寄せ]小気味よくその場所に向かい、いつも通り殺しをこなす。[/中央寄せ]

キジ「　タンットンッ」

敵「！？」

キジ「　タッタッタズバッ！」

[中央寄せ]軽く壁蹴りし、飛び上がり、敵に刀を突きさした。即死である。[/中央寄せ]

???「！…」

バンッバンッバンッ！！

キジ「　キッダッッッッ」

キジ「　トトンッドゴッザギッ！」

[中央寄せ]ステップを刻みながら蹴りを入れ斬る。1kill[/中央寄せ]

キジ「　ドンッガンッ」

敵「っ！！」

キジ「　ズバッ」

[中央寄せ]煙幕を張り、不意打ちで太刀の柄で後頭部を殴り、斬る。1kill[/中央寄せ]

「キジ…今日も…。」

???「……君。」

キジ「……」

[中央寄せ]???の方を向いたキジは血や火薬で黒くなった頬、ハイライトがなく隈がついた目、荒れた黒髪、ボロボロの衣服。そして右手に握られた血が滴る刀が彼を支配しているようだった。[/中央寄せ]

キジ「…何ですか。」

???「すごい戦いぶりだったね。俺、殺し屋っていうのやってるんだけどさ…」

[中央寄せ][大文字]???「[下線]君殺し屋になってみないかい？[/下線]」[/大文字][/中央寄せ]

キジ「…え、殺し屋…？！」

???「うん。今俺の組織の人材が足りなくてね…」
　「良い人材探せって言われたからここに来たんだ。」

キジ「だから…俺が適材適所なんですか」

???「そう！なので…来てくれないかな。」

キジ「殺しってのは…変わんないんですか。」

???「…うん。残念だけど。」
　「でも…

???「[下線]楽しい[/下線]と思う。」

キジ「…分かりました。」

???「よし！決～まり！」
　「じゃあ、まず服とか顔とか洗わなきゃ！」
　「あとご飯ね～」

キジ「…はい。」

???「それじゃレッツゴ～！！」