短編集
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
「ねぇ、貴方はどうして私と遊んでくれないの?」
『私の役目は、お嬢様のお世話です。』
「なら遊んでよ!!」
『そのご要望は承れません。』
「えぇ~!もう...」
この会話は何回目になるか。
貴方はいつも“お世話”とだけ言って、遊んでくれない。
このお城には、貴方以外お話ができないのに。
退屈でしょうがない。
『お嬢様、寝る時間です。』
「分かったわ。」
「今日も絵本読んでくれる?」
『分かりました。読みましょう。』
「やった!今度こそ棒読みせずに読んでね!」
『頑張ります。』
毎晩、寝る前にこれを言った。
貴方はいつも棒読みで、何回やっても変わらなかった。
私がお手本を見せたりもした。
それでも上手くいかなかった。
「この映画泣けるわ...(泣」
「貴方もそうよね?」
『涙は出ませんし、悲しくなりません。』
「えぇ、どうして伝わらないのかしら。」
『しょうがないです。』
悲しい映画を何回か見た。
その度に私は泣いてしまうけど、貴方は泣かなかった。
貴方の悲しんでいる、泣いている姿を見た事がない。
なぜかしら。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
「え...?」
私は目の前の光景に絶句した。
いつも一緒に居る貴方が倒れている。
私はその状況を上手く飲み込めなかった。
数分経ち、事の重大さを認識しやっと動いた。
「ねぇ、どうしたの!?大丈夫!?」
「どこか痛いの?」
『・・・』
「お願い!返事をして!!」
[明朝体]ピーンポーン[/明朝体]
『お邪魔します。』
「...誰ですか?」
『私は此処の支配人です。』
『世話係が倒れたという報告を受け、参りました。』
「私報告していないわ。」
『体に埋め込まれているチップで確認できます。』
『それに、コイツはそろそろ寿命でしたので。』
急に家に入ってきた人はそう言った。
話の後半は何を言っているのか難しくて理解できなかった。
話を理解しようとしている間に大きな車がやってきた。
その人は、その車に彼女を運んで行こうとしている。
「何しているの!?」
『コイツを処分いたします。』
「しょぶん?ダメよ!離れたく無い!!」
『また新しい[明朝体]ロボット[/明朝体]が来るのでご安心を。』
「ロボット、?」
『最後に話したければ、電源を入れるのでどうぞ。』
『時間は3分です。』
その人はそう言った。
そして、彼女を私の前に座らせた。
何という事でしょう。その後、彼女はまた生き返ったのです。
「わぁ 生き返った!!(抱き着く」
『お嬢様、もうお別れですね。』
そう言って貴方は、かつて無いくらい頭を優しく撫でてくれた。暖かくて気持ちよくて。
「なんで?」
『私はもうプログラムの一部が壊れてしまいました。』
「プログラム?」
『そうです。なので、もう一生会えませんね。』
「いやよ!そんなの!」
「ずぅっと一緒にいたい!!(泣」
私は貴方の胸に顔を擦り付けて泣いた。
貴方は優しく抱き締めていてくれた。
その時、
『かな、しいです。』
「え?」
『お嬢様とお別れ、カナシイです。』
「ならッ」
『こういう時に泣くのですか?』
「...そうだよ。」
『大好きです。』
その後の記憶は無かった。
目が覚めた時には、貴方は居なかった。
何処に居るのかしら。
私、待ってるわ。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
「ねぇ、貴方はどうして私と遊んでくれないの?」
『私の役目は、お嬢様のお世話です。』
「なら遊んでよ!!」
『そのご要望は承れません。』
「えぇ~!もう...」
この会話は何回目になるか。
貴方はいつも“お世話”とだけ言って、遊んでくれない。
このお城には、貴方以外お話ができないのに。
退屈でしょうがない。
『お嬢様、寝る時間です。』
「分かったわ。」
「今日も絵本読んでくれる?」
『分かりました。読みましょう。』
「やった!今度こそ棒読みせずに読んでね!」
『頑張ります。』
毎晩、寝る前にこれを言った。
貴方はいつも棒読みで、何回やっても変わらなかった。
私がお手本を見せたりもした。
それでも上手くいかなかった。
「この映画泣けるわ...(泣」
「貴方もそうよね?」
『涙は出ませんし、悲しくなりません。』
「えぇ、どうして伝わらないのかしら。」
『しょうがないです。』
悲しい映画を何回か見た。
その度に私は泣いてしまうけど、貴方は泣かなかった。
貴方の悲しんでいる、泣いている姿を見た事がない。
なぜかしら。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
「え...?」
私は目の前の光景に絶句した。
いつも一緒に居る貴方が倒れている。
私はその状況を上手く飲み込めなかった。
数分経ち、事の重大さを認識しやっと動いた。
「ねぇ、どうしたの!?大丈夫!?」
「どこか痛いの?」
『・・・』
「お願い!返事をして!!」
[明朝体]ピーンポーン[/明朝体]
『お邪魔します。』
「...誰ですか?」
『私は此処の支配人です。』
『世話係が倒れたという報告を受け、参りました。』
「私報告していないわ。」
『体に埋め込まれているチップで確認できます。』
『それに、コイツはそろそろ寿命でしたので。』
急に家に入ってきた人はそう言った。
話の後半は何を言っているのか難しくて理解できなかった。
話を理解しようとしている間に大きな車がやってきた。
その人は、その車に彼女を運んで行こうとしている。
「何しているの!?」
『コイツを処分いたします。』
「しょぶん?ダメよ!離れたく無い!!」
『また新しい[明朝体]ロボット[/明朝体]が来るのでご安心を。』
「ロボット、?」
『最後に話したければ、電源を入れるのでどうぞ。』
『時間は3分です。』
その人はそう言った。
そして、彼女を私の前に座らせた。
何という事でしょう。その後、彼女はまた生き返ったのです。
「わぁ 生き返った!!(抱き着く」
『お嬢様、もうお別れですね。』
そう言って貴方は、かつて無いくらい頭を優しく撫でてくれた。暖かくて気持ちよくて。
「なんで?」
『私はもうプログラムの一部が壊れてしまいました。』
「プログラム?」
『そうです。なので、もう一生会えませんね。』
「いやよ!そんなの!」
「ずぅっと一緒にいたい!!(泣」
私は貴方の胸に顔を擦り付けて泣いた。
貴方は優しく抱き締めていてくれた。
その時、
『かな、しいです。』
「え?」
『お嬢様とお別れ、カナシイです。』
「ならッ」
『こういう時に泣くのですか?』
「...そうだよ。」
『大好きです。』
その後の記憶は無かった。
目が覚めた時には、貴方は居なかった。
何処に居るのかしら。
私、待ってるわ。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]