短編集
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
どうも、突然ですが男性版キャバクラで働いてます。
もちろん、俺も客も男。そういうお店だ。
そして、絶賛、接客中。
「ふふっ笑 お兄さん、もう酔っちゃったの?」
「ざぁ~こ、ざぁ~こ♡」
『あ?お前も飲め。』
ちょっと煽っただけですぐに乗るから単純だよな。
まぁ、こんなんで客が取れるならありがたい限りだ。
「俺はどんだけ飲んでも酔わないよぉ~?」
「テキーラ割りでお願いっ!」
このお店では、ボーイに「割り」と付けてお願いすれば客にバレずにノンアルコールのものが飲める。
だから、どんだけ飲んでも酔わないわけだ。
はっ笑 ざまぁみろ!
『初見の指名が入った。3番テーブルだ。』
「ん、了解です。」
ボーイが俺に声をかけてきた。また指名されたらしい。
一応、俺はこの店トップの売れっ子なんでね。
客がすぐ変わるなんて当たり前、当たり前。
「じゃ、行ってくるね〜」
それっぽく、可愛らしい笑みをたたえて言っておく。
見てもらって分かる通り。
素の性格に反して可愛いキャラやってます。
こんなん知り合いに見られたら軽く死ねるわ。
[中央寄せ]***[/中央寄せ]
初めて会う人はどんな人だろうか。
とりま、俺を指名する人の種類は三つ。
1つ目チー牛。2つ目常識ある普通。3つ目キレやすい。
という2/3がハズレの中で働いているって訳よ。
ブラック企業と等しく辛いな、この仕事。
そんな事を考えていたら目的地に到着した。
「こんばんは、指名を受けた者です。」
『ん、よろしく。』
「. . . . . 」
え、待って、待って。
[太字]この人クソほどイケメンなんですけど!?[/太字]
顔整いすぎだろ。
鼻の高さどうなってんねん。
目が綺麗な切れ目な事で。
3コンボの褒めを心の中でかまして落ち着く。
韓国アイドルみたいなイケメンがここに来てんだ?
『…何?座んないの?』
「あっ、ごめんなさい」
固まっていると怪しまれたので急いで隣に座る。
客にペース握られてどうすんだ俺。馬鹿野郎。
気を取り直してる間にメニューを指さして言い出した。
『これ飲んでみたいんだよね、付き合ってくれる?』
「わっ!アルコール度数高いけど大丈夫?」
『付き合ってくれるか聞いてんの。』
「そうだね、ごめん。いいよっ!俺強いからね〜?」
そう言いながら手を振ってボーイにお願いする。
この手を振る動作も、ノンアルにしてというお願いだ。
流石に「割り」を多用すると怪しまれるから、色々と種類がある。これもその一つだ。
待ち時間にお話をする。
もちろん、可愛いキャラを演じながら。
「お兄さん、今いくつ?」
『21。お前は?』
「わ、お兄さん若いね!俺はぁ、20だよ。」
『お前の方が若いじゃん笑』
とその後も話は途切れない。
意外とこの人、小慣れてんな〜。というのが第一感想。
普通に雑談してて面白いし、話しやすい。
イケメンでトークスキルあるとか。
神様はなに二物与えてんだよ、ゴラァ。
ちょうど話の切れ目でお酒がきた。
彼の腕に腕を絡めて距離を詰める。
「ん、一緒に飲もっ!」
『、最初からその予定だろ。』
「えへへ笑 そうだねぇ〜笑」
キャストは客よりグラスが少し小さい。
だから、小さい方のグラスを取る。
こちらがノンアルだ。
『. . . 俺のグラスと交換しよ』
「えぇ?でも、グラス小さくなっちゃうよ?」
急な出来事にも動揺せずに返事をする。
実はめちゃくちゃ酒弱いので一杯飲んだら多分ヤバい。
なんとかして、このクソイベントから逃れなければ。
『それがいい。だめか?』
「. . . ッ! だ、だめじゃないけど、、、」
彼がグイッと顔を覗き込むように近づいてくる。
思わず、後ずさるが椅子の背もたれに当たるだけだ。
彼の容姿端麗が近くにあるだけで心臓が跳ねる。
『はい、こーかん。』
「あ、ちょっとっ!?」
不覚にもドキドキしている間に隙をつかれた。
手からするりとグラスが離れて交換される。
俺の手元にはアルコール度数高い酒が一つ。
『俺らの出会に乾杯。』
「か、乾杯。」
彼は「してやったり」という感じの不適な笑みを浮かべている。あー、これはバレてんな。クソ野郎。
内心悪態をつきつつ、恐る恐る口に運ぶ。
さよなら、俺の尊厳っ!
勢いに任せて、酒を呷った。
[中央寄せ]***[/中央寄せ]
頭がふわふわする。
思考が覚束ない。
そんな中、突然肩を抱き寄せらる。
彼の声だけが頭の中に響いた。
「ん、んぅ. . . 」
『なに?笑 すごい顔赤いよ?』
『酒強いんじゃなかったの?』
「んやっ、やめて. . . ///」
耳元で囁くように言われてたじろぐ。
抵抗しても、更に力を込められて逃げれない。
『ねぇ、俺とイイコトしない?』
「イイコト. . . ? //」
『ふはっ笑 そう、イイコト。』
笑った彼の瞳に酔って赤面した俺が映っていた。
今この瞬間は、お互いがお互いの事しか見てない。
それなら、
「いいよ。俺を独り占め、して?///」
『っ!なら、遠慮なく。』
彼が顔を少し傾けたまま近づいてくる。
俺は抵抗するでもなく、静かに目を瞑る。
その後、唇に柔らかいものが落ちた。
そして、俺が彼に堕ちた瞬間だった。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
どうも、突然ですが男性版キャバクラで働いてます。
もちろん、俺も客も男。そういうお店だ。
そして、絶賛、接客中。
「ふふっ笑 お兄さん、もう酔っちゃったの?」
「ざぁ~こ、ざぁ~こ♡」
『あ?お前も飲め。』
ちょっと煽っただけですぐに乗るから単純だよな。
まぁ、こんなんで客が取れるならありがたい限りだ。
「俺はどんだけ飲んでも酔わないよぉ~?」
「テキーラ割りでお願いっ!」
このお店では、ボーイに「割り」と付けてお願いすれば客にバレずにノンアルコールのものが飲める。
だから、どんだけ飲んでも酔わないわけだ。
はっ笑 ざまぁみろ!
『初見の指名が入った。3番テーブルだ。』
「ん、了解です。」
ボーイが俺に声をかけてきた。また指名されたらしい。
一応、俺はこの店トップの売れっ子なんでね。
客がすぐ変わるなんて当たり前、当たり前。
「じゃ、行ってくるね〜」
それっぽく、可愛らしい笑みをたたえて言っておく。
見てもらって分かる通り。
素の性格に反して可愛いキャラやってます。
こんなん知り合いに見られたら軽く死ねるわ。
[中央寄せ]***[/中央寄せ]
初めて会う人はどんな人だろうか。
とりま、俺を指名する人の種類は三つ。
1つ目チー牛。2つ目常識ある普通。3つ目キレやすい。
という2/3がハズレの中で働いているって訳よ。
ブラック企業と等しく辛いな、この仕事。
そんな事を考えていたら目的地に到着した。
「こんばんは、指名を受けた者です。」
『ん、よろしく。』
「. . . . . 」
え、待って、待って。
[太字]この人クソほどイケメンなんですけど!?[/太字]
顔整いすぎだろ。
鼻の高さどうなってんねん。
目が綺麗な切れ目な事で。
3コンボの褒めを心の中でかまして落ち着く。
韓国アイドルみたいなイケメンがここに来てんだ?
『…何?座んないの?』
「あっ、ごめんなさい」
固まっていると怪しまれたので急いで隣に座る。
客にペース握られてどうすんだ俺。馬鹿野郎。
気を取り直してる間にメニューを指さして言い出した。
『これ飲んでみたいんだよね、付き合ってくれる?』
「わっ!アルコール度数高いけど大丈夫?」
『付き合ってくれるか聞いてんの。』
「そうだね、ごめん。いいよっ!俺強いからね〜?」
そう言いながら手を振ってボーイにお願いする。
この手を振る動作も、ノンアルにしてというお願いだ。
流石に「割り」を多用すると怪しまれるから、色々と種類がある。これもその一つだ。
待ち時間にお話をする。
もちろん、可愛いキャラを演じながら。
「お兄さん、今いくつ?」
『21。お前は?』
「わ、お兄さん若いね!俺はぁ、20だよ。」
『お前の方が若いじゃん笑』
とその後も話は途切れない。
意外とこの人、小慣れてんな〜。というのが第一感想。
普通に雑談してて面白いし、話しやすい。
イケメンでトークスキルあるとか。
神様はなに二物与えてんだよ、ゴラァ。
ちょうど話の切れ目でお酒がきた。
彼の腕に腕を絡めて距離を詰める。
「ん、一緒に飲もっ!」
『、最初からその予定だろ。』
「えへへ笑 そうだねぇ〜笑」
キャストは客よりグラスが少し小さい。
だから、小さい方のグラスを取る。
こちらがノンアルだ。
『. . . 俺のグラスと交換しよ』
「えぇ?でも、グラス小さくなっちゃうよ?」
急な出来事にも動揺せずに返事をする。
実はめちゃくちゃ酒弱いので一杯飲んだら多分ヤバい。
なんとかして、このクソイベントから逃れなければ。
『それがいい。だめか?』
「. . . ッ! だ、だめじゃないけど、、、」
彼がグイッと顔を覗き込むように近づいてくる。
思わず、後ずさるが椅子の背もたれに当たるだけだ。
彼の容姿端麗が近くにあるだけで心臓が跳ねる。
『はい、こーかん。』
「あ、ちょっとっ!?」
不覚にもドキドキしている間に隙をつかれた。
手からするりとグラスが離れて交換される。
俺の手元にはアルコール度数高い酒が一つ。
『俺らの出会に乾杯。』
「か、乾杯。」
彼は「してやったり」という感じの不適な笑みを浮かべている。あー、これはバレてんな。クソ野郎。
内心悪態をつきつつ、恐る恐る口に運ぶ。
さよなら、俺の尊厳っ!
勢いに任せて、酒を呷った。
[中央寄せ]***[/中央寄せ]
頭がふわふわする。
思考が覚束ない。
そんな中、突然肩を抱き寄せらる。
彼の声だけが頭の中に響いた。
「ん、んぅ. . . 」
『なに?笑 すごい顔赤いよ?』
『酒強いんじゃなかったの?』
「んやっ、やめて. . . ///」
耳元で囁くように言われてたじろぐ。
抵抗しても、更に力を込められて逃げれない。
『ねぇ、俺とイイコトしない?』
「イイコト. . . ? //」
『ふはっ笑 そう、イイコト。』
笑った彼の瞳に酔って赤面した俺が映っていた。
今この瞬間は、お互いがお互いの事しか見てない。
それなら、
「いいよ。俺を独り占め、して?///」
『っ!なら、遠慮なく。』
彼が顔を少し傾けたまま近づいてくる。
俺は抵抗するでもなく、静かに目を瞑る。
その後、唇に柔らかいものが落ちた。
そして、俺が彼に堕ちた瞬間だった。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]