二次創作
短編集
僕は今、幸せだ。
六年前、ある大事な人が亡くなった。
テニスが大好きで、
こんな僕のことを肯定してくれて、
ときには怒ってくれて。
優しいだけじゃないけど、僕に本気になってくれる人だった。
そんな人が、死んだ。
原因はわからないが、お風呂で息をひきとったらしい。
誰も悪くない死に方だと、お医者さんは言っていた。
当時は、何に怒ればいいのかわからなかった。
交通事故なら犯人、自殺なら遺書の一つくらいあったかもしれない。
あの日は、いつもと同じように一緒に帰って、
コンビニで買い食いをして、
公園で話をしてから、いつもどうり別れた。
あの時、僕が体調不良とか、ちょっとした変化に気付いていれば。
君は死ななくて済んだかもしれない。
大好きなテニスを仕事にすることだってできたかもしれないのに。
一番近くにいたのは、僕だったのに。
今も君がこの世にいなくて、会えないのは寂しい。
でも、当時よりは薄れている。
これがいいのか悪いのかはわからないけど、
一回悲しんで、泣いて、自分を責めて。
それで終わったらおしまいだけど、
立ち直れたら、それを武器にして闘って。
そんな苦労をいっぱいした人が一番”幸せ”を知っている気がする。
当たり前に幸せな人は、目の前にある幸せに気づけないんだ。
本当に君はいつまでも僕の知らないことを教えてくれる。
「僕は今、すっごく幸せだよ」
六年前、ある大事な人が亡くなった。
テニスが大好きで、
こんな僕のことを肯定してくれて、
ときには怒ってくれて。
優しいだけじゃないけど、僕に本気になってくれる人だった。
そんな人が、死んだ。
原因はわからないが、お風呂で息をひきとったらしい。
誰も悪くない死に方だと、お医者さんは言っていた。
当時は、何に怒ればいいのかわからなかった。
交通事故なら犯人、自殺なら遺書の一つくらいあったかもしれない。
あの日は、いつもと同じように一緒に帰って、
コンビニで買い食いをして、
公園で話をしてから、いつもどうり別れた。
あの時、僕が体調不良とか、ちょっとした変化に気付いていれば。
君は死ななくて済んだかもしれない。
大好きなテニスを仕事にすることだってできたかもしれないのに。
一番近くにいたのは、僕だったのに。
今も君がこの世にいなくて、会えないのは寂しい。
でも、当時よりは薄れている。
これがいいのか悪いのかはわからないけど、
一回悲しんで、泣いて、自分を責めて。
それで終わったらおしまいだけど、
立ち直れたら、それを武器にして闘って。
そんな苦労をいっぱいした人が一番”幸せ”を知っている気がする。
当たり前に幸せな人は、目の前にある幸せに気づけないんだ。
本当に君はいつまでも僕の知らないことを教えてくれる。
「僕は今、すっごく幸せだよ」