二次創作
短編集
「大好きだよ」
花火が上がると同時に浴衣姿の君は言った。
もうすぐ離れるというのに。
心残りが増えるだけなのに、どうして。
「今言っとかないと。一生後悔するからさ」
どうして最愛の君と離れないといけないんだろう。
憎いあいつとは離れないのに。
「懐かしいよねえ。私と同類なのかもね。君は」
君はキラキラと輝く花火のようでも、暗闇で静かに光る星のようでもある。
僕には眩しい。
「そういえば、お母さんは大丈夫?ばれない?」
「・・・うん」
うちの親は虐待まではいかなくても、
過保護すぎるし手が先に出る家庭ではある。
君がいなくても、僕は頑張れる気がする。
いや、頑張らないといけない。何としても。
「いつでも頼っていいからね。ずっと味方だから」
君はもうすぐご両親の転勤先についていく。
少ししか離れないのに、この世の終わりみたいな気持ちだ。
それほど大事な存在だったということなのかな。
「私は君に助けられたよ。君も辛いはずなのに支えてくれてさ。
私には君が完璧で強い、カッコイイ人に見えたよ」
そんなことない。そんなことない。そんなことはないよ。
「君はなら頑張れる。頑張って」
僕も言わないと後悔するんじゃないか?
言いたいことを君みたいに言わないといけない。
「ぼ、僕も大好き。僕も頑張るから。一緒に頑張ろう」
君が目を見開いた。
うん。やっていける。不思議とそんな気がした。
「ありがとう」
また一つ花火が上がった。
花火が上がると同時に浴衣姿の君は言った。
もうすぐ離れるというのに。
心残りが増えるだけなのに、どうして。
「今言っとかないと。一生後悔するからさ」
どうして最愛の君と離れないといけないんだろう。
憎いあいつとは離れないのに。
「懐かしいよねえ。私と同類なのかもね。君は」
君はキラキラと輝く花火のようでも、暗闇で静かに光る星のようでもある。
僕には眩しい。
「そういえば、お母さんは大丈夫?ばれない?」
「・・・うん」
うちの親は虐待まではいかなくても、
過保護すぎるし手が先に出る家庭ではある。
君がいなくても、僕は頑張れる気がする。
いや、頑張らないといけない。何としても。
「いつでも頼っていいからね。ずっと味方だから」
君はもうすぐご両親の転勤先についていく。
少ししか離れないのに、この世の終わりみたいな気持ちだ。
それほど大事な存在だったということなのかな。
「私は君に助けられたよ。君も辛いはずなのに支えてくれてさ。
私には君が完璧で強い、カッコイイ人に見えたよ」
そんなことない。そんなことない。そんなことはないよ。
「君はなら頑張れる。頑張って」
僕も言わないと後悔するんじゃないか?
言いたいことを君みたいに言わないといけない。
「ぼ、僕も大好き。僕も頑張るから。一緒に頑張ろう」
君が目を見開いた。
うん。やっていける。不思議とそんな気がした。
「ありがとう」
また一つ花火が上がった。