クラスにはそれぞれの役割がある。
「リーダー」「陽キャ」「陰キャ」「頭脳派」「嫌われ者」
先生「今日は文化祭の出し物を決めるぞ」
リーダー「先生！俺がまとめます！」
リーダー「じゃあ、何か案がある人！」
陽キャ「えー、クレープ屋とか！お化け屋敷とか!?」
頭脳派「でもそれだと、用意に時間がかかるし。お金も結構かかるよ」
陰キャ「確かに、」
いつの間にか先生という名の大人はどっかに行っていた。
リーダー「じゃあさ、お料理教室とかは？」
頭脳派「たしかにそれなら！料理上手もいるし！」
リーダー「なんかほかに意見がある人」
嫌われ者「はい、」
陽キャ「は？あんたなんか言う立場じゃないよ？」
頭脳派「ホントだよ、気味が悪い」
陰キャ「ほんとほんと」
リーダー「ち、」
嫌われ者「・・・」
役でもこれはキツイ。嫌われ者という名の子は、人を思いやれて、優しい人なのに。でも、２４時間みられているから。ひとときも気を抜けない。
先生「お、決まったか」
都合のいいところで大人が来る。
リーダー「はい！お料理教室に決まりました！」
先生「おお、じゃあ今日は授業終わりな」
陽キャ「はーい」
どうか神様、俺達を自由にして。