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めちゃてきとーに、何も考えずに不定期で書いていくのでめっちゃくっちゃなことになりますがそれでよろしければお読みください( ・∇・)

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妖怪*コメディ

#2

希空と出会い

「…はっ!」
瞼を勢いよく開けると、そこは知らない天井だった。
ツンとする消毒液の匂いに覚えがあって、希空は上半身を起こした。
「希空ちゃん、大丈夫?」
おっとりとした声がきこえて、希空は右に目をやった。
そこには、白衣をゆったりと纏った薄い茶髪の女の人がいた。胸元のプレートに書いてある字をぼんやりとした頭で読み取る。
「如匁さん…?」
女の人…如匁(もめ)はゆったりと頷く。
「私の名前は板野如匁。希空ちゃんだよね」
希空はこくりと首を縦に振った。
「はい…神之池 希空(こうのいけ のあ)です。
 初めまして、ですよね?」
如匁は嬉しそうに微笑むと、希空の手を握った。
「身体は大丈夫?」
返事をしようとすると、頭に鈍痛が走った。
頭を抱えてうめく希空を慌てて支えると、如匁がすこし怖い顔をした。希空は怒られる、と怯えた。
「…まずいわね、もうそこまで来ているの…」
如匁が希空の頭を撫でると、すっと痛みが消えた。
代わりに包帯が額からずれてくる。
希空がぱっつんに切り揃えた前髪と包帯をかきあげると、
如匁が急に希空の手を引いて走り出した。
ベッドから急いで起き上がり、必死についていく。
連れられて病室から寒い廊下にでると如匁におぶられる。
風のように走り出した如匁に、ナニカがついてきた…。
(ひっっっ)
希空は声にならない悲鳴をあげた。
廊下に降り積もった埃が、ナニカの足跡で消えていく。
如匁がさらに走るスピードをあげる。
そこで、希空はあることに気づいた。
「如匁さん!この廊下、どこまで続いてるの!?」
いつの間にか白衣を脱ぎ捨てていた如匁に希空が尋ねると、如匁はハッとした様に立ち止まって、迷わず右の方に曲がった。
ナニカの走る足音が後ろから聞こえてきて総毛立つ。
ところが、風を切る音が聞こえると足音がパタリと途絶え、代わりにすとっと降り立つ音がした。
「はぁ…だーからあたしに任せとけっつったのにさあ?」
恐る恐る振り返ると、そこには腰に手を当てた美形の女子がいた。恐らく高校生くらいだ。
灰色に金のメッシュが入ったマッシュボブから、ピンと立ったブロンドの猫耳と腰に生えた二つの尻尾。顔の右半分に通った朱色のリボン。多分穴開いてる。
「あ、あの、助けて頂いてありがとございます、、!」
猫耳の人はぺこりと頭を下げた希空を翠の瞳で見つめた。
ふっと笑って、急に希空の前でこうべを垂れる。
「あたしの名前は珠杜 瑚猫(たまもり こねこ)。
 よろしくね、ご主人!」
希空は頭を抱えてしまった。
起きてから、波乱すぎるよお…。

作者メッセージ

千文字こえちゃった(*゚▽゚)ノテヘペロリンヌ

2025/01/18 21:26

*なぅ ID:≫mpVVPcBvrT2Z2
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