ぼくにはゆいいつのともだちがいる

なまえもわからないけど､ぼくのたいせつなともだち

しょうがくいちねんせいになって､まわりがいっぱいともだちができていたのにぼくにはできなかった

でも､このこがいるから､あんしんできるんだ

でもね､じっさいにはそのこにあったことがないの

いつもあたまのなかで､いっしょにあそぶだけ

それでも､たのしいからぜんぜんだいじょうぶなんだけどね｡

いっかい､そのこにきいたの｡

「なんでぼくとあそんでくれるの？」

...って､

そしたら

「おれもそらくんとおなじひとりぼっちだったんだ､だからなかよくなれるかなって」

っていってたんだ

しょうじき､これをいわれたときはうれしかったなぁ...

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そして､春から5年生になった

そして､“かおる”って言う友達も出来た

最近はずっとかおる君と遊んでて､あの子と遊ぶ時間は減ってた

そして､変なゆめを見たんだ

真っ白部屋の中にポツンっとぼくが立ってて､目の前には置き手紙が置かれてた

内容は

『最近､ぼくと遊んでくれないね
　新しい友達も出来て､ぼくはもういらないのかな
　今までありがとう､さようなら』

って書いてあった

...そこで､ゆめは覚めたんだ

早く起きちゃったら､その子と遊ぶんだけど...

いなかった

急に消えちゃったんだ､

...ぼくが最近遊ばなかったから

多分､もう一生会えないんだろうな。



「...ごめんね､でももう一回....」

[中央寄せ]“会いたい”[/中央寄せ]