二次創作
ヴィーナスさんは変態が多過ぎるので引きこもりたい。
お好み焼き、たこ焼き、串カツ、チーズケーキ。
コレ、なんの並びだと思う?
正解はグルメライターさんのブログに載っていた「大阪の美味しい食べ物一覧」の記事の一部分だよ。私は子供なので直ぐにお腹いっぱいになって全部食べれなかったけど、パパとママは全部食べてた。
このところ私が無意識に引っ掛けてた変態どもの裁判と仕事に疲れていたようで、ストレスで食欲のセーバーが壊れたっぽい。
めっちゃ食べてる。
さて、なんで前回の最後と全く繋がらなない大阪の食べ物の話をしているかというと………答えは単純明快、私たち来間一家は兵庫に居るからです。
なんでこうなったかと言うと、自体は1ヶ月前まで遡る……。
トイレで襲われた事件も収束を迎え、園児をしっかり守ろうという意識が先生だけでなく保護者に浸透。
ネットでは私を襲った変態ペド野郎は叩かれていたけど、幼稚園自体は特に炎上しなかったのでほっとしながら私は幼稚園を卒業して、小学生1年生になっていた。
光太郎くんと同じ学校になったけど、光太郎くんは一つ上の学年なので殆ど関わりは___あった。というか、光太郎が一年の教室に突撃してきて、関わりを強制的に作った。
おかげで周りの子からなんで年上と仲良しなの??的な目で見られたし、私も同年代とのコミニュケーションを放棄しているので距離を置かれた。いいもんね、別に一人だからって寂しくないもんねっ。と強がって学校に通っていた。
でも、幼稚園のときよりも人と居るようになったし、変態に遭遇する回想雨も少なくなった…………わけもなく。
「ハァハァハァ、体とアンバランスな手足の長さが生み出す色気………全身舐め回したい!」
「そこの可愛子ちゃん、私と一緒に新世界の景色を見ましょう!」
「すいません、三食昼寝付きの生活を保証するので新興宗教の教祖になりません?もしくは一度死んでもらって僕がロザリア・ロンバルドよりも完璧なミイラにするんで御神体に成りませんか?いや、成りましょう!」
バーコードハゲのオジサンと、赤色のワンピースに身を包んだ綺麗なお姉さんと、洗礼服を着て邪教のシンボルを掲げたお兄さんに三方向から迫られるという新しいバージョンの遭遇の仕方をした。
この街変態多過ぎねぇか?それとも私が変態を寄せ付ける特殊なフェロモンを出してるのか?それよもなんだ?顔か?やっぱり顔が良過ぎて寄せ付けちゃってるの?
美人ってこんなに生きづらいものなんだっと、虚無虚無プリンになりながら私はマニュアル通りに変態の股間を蹴り上げて得意の逃げ足で警察署まで駆け込んだ。
迎えにきたママに抱きしめられたときは普通に安心して泣いた。
それでもめげずに幼稚園に登園して、変態に遭遇してを繰り返していた。
当然のようにまだ幼く、体に感情が引っ張られる私はゴリゴリにSAN値を削られていき、変態に遭遇するたびに助けてくれていた近所のお兄さんが私のストーカーだと分かったらときは人間不信に陥った。
もう、誰も信じないと心の底から誓い、布団の中で変態に怯えて登校できない日が続いた。
そんな様子を見た父は私よりも泣いて泣いて、身も世もなく泣いて、バンドマンとして鍛え上げられたデスボで悲しみの慟哭を上た。
パパがそこまで泣くの?と思って布団から顔を出したタイミングで、抱きしめながら宣言した。
「俺の可愛い娘をこんな変態しかいない街で育てられない、早く引っ越そう!!ここよりもっと治安が良くて人情味の溢れる人がいる場所…………そうだ、大阪行こう!!!!」
うちのパパ、アホだろ。
流石にドン引き。だけどパパを尻に敷いているママだけど、実はベタ惚れなので「苦渋の決断ですが……」という表情でパパの提案頷いてしまい、来間一家の大阪行きが決定。
これには流石の私もな、なんでやねん!っと、声を上げた。前世も含めて東京でしか暮らした事ないのに関西弁が出たのが驚き。大阪どころか関西圏にすら行ったことないけどもう染まってきている……これが、大阪の力……!?(違う)
私も不登校だったし、この会話は1学期の終業式にしていたので光太郎くんには伝えることが出来ずに高速道路に乗ってしまった。
一応、挨拶の出来ずに引っ越してしまうことについて謝罪した手紙をママ経由で先生に預けたけど、ちゃんとさよならを言えなかったことについては非常に悔やまれる。
ごめんね光太郎くん、圧倒的陰キャの私を気にかけてくれた陽の塊である光太郎くんには感謝しかないけど、ちょっと今の私は家族以外に喋れる状況じゃないから…………。めっちゃ悪いことしたなって思うんだけど、君のことが嫌いなわけじゃないよ、ほんとにごめん。
と、言う経緯で今大阪に居ます。
人混みは東京で慣れたけど、大阪も大阪で人が多い。知らない人と喋るのは無理だけど、ママかパパが一緒だったら出歩けるようになった。
でもパパもママも仕事で忙しいので、外に出れないそんな私を哀れんだのか、パパは潤沢な財力を使って室内で時間を潰せるものが充実させた。
根が陰キャでインドア派の私はそれに甘えて室内遊びに心血を注いだ。
前世は暇さえあればゲームばっかりしていたけど、今はレゴでマチュピチュを再現したり、絵を真面目にやってみたり、パパの真似をしてギターを掻き鳴らしたり……。
特にギターは前世ネット内だけでイキってた学生時代に作曲して投稿してたけど結局世間の厳しさに打ちのめされて以降、聞く専だったけど、やっぱりギターを弾いたり、歌うのは楽しかった。
パパとママの前だけだけどパパのバントの曲をアレンジして歌ったら天才だって褒めてもらった。
ぅわぁ!親バカ!!
でも、この曲は指引き攣るまで練習したのでお世辞とはいえ褒めてもらって嬉しい。コード進行めちゃむず過ぎて誰も居ないリビングで頭抱えていたので、最後まで弾けて尚且つ褒めて貰えたら自己肯定感爆上がりよ。
自分曲を娘が弾いて嬉しかったのか、パパは終始くねくねして弾いている途中も動画を撮っていた。
ママも「次はママの曲歌ってね」と言って音源と楽譜を渡してきた。
お、親バカだぁ。
そんな日々も終わりを迎え、新しい学校に初めて登校する新学期。
登下校は私の状態と安全を考慮してママが送ってくれるので遅刻はしなかった。だけど、校門前で降ろして貰った時の注目度は凄かった。
まぁ、小学生で車で送り迎えしてもらうのって羨ましいし、車から出てきたのがその辺の芸能人よりも可愛い美少女なんだもんね。注目しちゃうのは分かるけどね。ウンウンっと、ひとり頷いて職員室を目指す。
そのとき、私は見たのだ。
_____やべぇレベルの美少年を。
星屑を集めて溶かしたみたいに優しく輝く金髪。
毛が細い方なのか、アイロンしたてのようにふわふわしている前髪から覗く太めの眉毛が幼くて庇護欲を掻き立てる。
眉のその下にあるアンバーの瞳はした睫毛も数えられそうなぐらい大きく見開かれていて、驚いていた様子だった。なのに、顔のバランスは崩れておらずむしろ幼さが顕著に現れて余計に可愛く見えた。
続いてスッと真っすぐ通ったスマートな鼻。
形が良すぎてどんな口紅でも似合いそうな唇。上が薄くて下が厚め。完璧な比率だ。
私が触れればはらはらと崩れてしまいそうな美貌なら、この少年は巨匠が精巧に作り上げた最高傑作の美術品。もしくは人々を見守り、時に罰を与えてあるべき方向へ導く天使。
ああ、なんて…………
「「美しい……!」」
あれ、今声被った?
コレ、なんの並びだと思う?
正解はグルメライターさんのブログに載っていた「大阪の美味しい食べ物一覧」の記事の一部分だよ。私は子供なので直ぐにお腹いっぱいになって全部食べれなかったけど、パパとママは全部食べてた。
このところ私が無意識に引っ掛けてた変態どもの裁判と仕事に疲れていたようで、ストレスで食欲のセーバーが壊れたっぽい。
めっちゃ食べてる。
さて、なんで前回の最後と全く繋がらなない大阪の食べ物の話をしているかというと………答えは単純明快、私たち来間一家は兵庫に居るからです。
なんでこうなったかと言うと、自体は1ヶ月前まで遡る……。
トイレで襲われた事件も収束を迎え、園児をしっかり守ろうという意識が先生だけでなく保護者に浸透。
ネットでは私を襲った変態ペド野郎は叩かれていたけど、幼稚園自体は特に炎上しなかったのでほっとしながら私は幼稚園を卒業して、小学生1年生になっていた。
光太郎くんと同じ学校になったけど、光太郎くんは一つ上の学年なので殆ど関わりは___あった。というか、光太郎が一年の教室に突撃してきて、関わりを強制的に作った。
おかげで周りの子からなんで年上と仲良しなの??的な目で見られたし、私も同年代とのコミニュケーションを放棄しているので距離を置かれた。いいもんね、別に一人だからって寂しくないもんねっ。と強がって学校に通っていた。
でも、幼稚園のときよりも人と居るようになったし、変態に遭遇する回想雨も少なくなった…………わけもなく。
「ハァハァハァ、体とアンバランスな手足の長さが生み出す色気………全身舐め回したい!」
「そこの可愛子ちゃん、私と一緒に新世界の景色を見ましょう!」
「すいません、三食昼寝付きの生活を保証するので新興宗教の教祖になりません?もしくは一度死んでもらって僕がロザリア・ロンバルドよりも完璧なミイラにするんで御神体に成りませんか?いや、成りましょう!」
バーコードハゲのオジサンと、赤色のワンピースに身を包んだ綺麗なお姉さんと、洗礼服を着て邪教のシンボルを掲げたお兄さんに三方向から迫られるという新しいバージョンの遭遇の仕方をした。
この街変態多過ぎねぇか?それとも私が変態を寄せ付ける特殊なフェロモンを出してるのか?それよもなんだ?顔か?やっぱり顔が良過ぎて寄せ付けちゃってるの?
美人ってこんなに生きづらいものなんだっと、虚無虚無プリンになりながら私はマニュアル通りに変態の股間を蹴り上げて得意の逃げ足で警察署まで駆け込んだ。
迎えにきたママに抱きしめられたときは普通に安心して泣いた。
それでもめげずに幼稚園に登園して、変態に遭遇してを繰り返していた。
当然のようにまだ幼く、体に感情が引っ張られる私はゴリゴリにSAN値を削られていき、変態に遭遇するたびに助けてくれていた近所のお兄さんが私のストーカーだと分かったらときは人間不信に陥った。
もう、誰も信じないと心の底から誓い、布団の中で変態に怯えて登校できない日が続いた。
そんな様子を見た父は私よりも泣いて泣いて、身も世もなく泣いて、バンドマンとして鍛え上げられたデスボで悲しみの慟哭を上た。
パパがそこまで泣くの?と思って布団から顔を出したタイミングで、抱きしめながら宣言した。
「俺の可愛い娘をこんな変態しかいない街で育てられない、早く引っ越そう!!ここよりもっと治安が良くて人情味の溢れる人がいる場所…………そうだ、大阪行こう!!!!」
うちのパパ、アホだろ。
流石にドン引き。だけどパパを尻に敷いているママだけど、実はベタ惚れなので「苦渋の決断ですが……」という表情でパパの提案頷いてしまい、来間一家の大阪行きが決定。
これには流石の私もな、なんでやねん!っと、声を上げた。前世も含めて東京でしか暮らした事ないのに関西弁が出たのが驚き。大阪どころか関西圏にすら行ったことないけどもう染まってきている……これが、大阪の力……!?(違う)
私も不登校だったし、この会話は1学期の終業式にしていたので光太郎くんには伝えることが出来ずに高速道路に乗ってしまった。
一応、挨拶の出来ずに引っ越してしまうことについて謝罪した手紙をママ経由で先生に預けたけど、ちゃんとさよならを言えなかったことについては非常に悔やまれる。
ごめんね光太郎くん、圧倒的陰キャの私を気にかけてくれた陽の塊である光太郎くんには感謝しかないけど、ちょっと今の私は家族以外に喋れる状況じゃないから…………。めっちゃ悪いことしたなって思うんだけど、君のことが嫌いなわけじゃないよ、ほんとにごめん。
と、言う経緯で今大阪に居ます。
人混みは東京で慣れたけど、大阪も大阪で人が多い。知らない人と喋るのは無理だけど、ママかパパが一緒だったら出歩けるようになった。
でもパパもママも仕事で忙しいので、外に出れないそんな私を哀れんだのか、パパは潤沢な財力を使って室内で時間を潰せるものが充実させた。
根が陰キャでインドア派の私はそれに甘えて室内遊びに心血を注いだ。
前世は暇さえあればゲームばっかりしていたけど、今はレゴでマチュピチュを再現したり、絵を真面目にやってみたり、パパの真似をしてギターを掻き鳴らしたり……。
特にギターは前世ネット内だけでイキってた学生時代に作曲して投稿してたけど結局世間の厳しさに打ちのめされて以降、聞く専だったけど、やっぱりギターを弾いたり、歌うのは楽しかった。
パパとママの前だけだけどパパのバントの曲をアレンジして歌ったら天才だって褒めてもらった。
ぅわぁ!親バカ!!
でも、この曲は指引き攣るまで練習したのでお世辞とはいえ褒めてもらって嬉しい。コード進行めちゃむず過ぎて誰も居ないリビングで頭抱えていたので、最後まで弾けて尚且つ褒めて貰えたら自己肯定感爆上がりよ。
自分曲を娘が弾いて嬉しかったのか、パパは終始くねくねして弾いている途中も動画を撮っていた。
ママも「次はママの曲歌ってね」と言って音源と楽譜を渡してきた。
お、親バカだぁ。
そんな日々も終わりを迎え、新しい学校に初めて登校する新学期。
登下校は私の状態と安全を考慮してママが送ってくれるので遅刻はしなかった。だけど、校門前で降ろして貰った時の注目度は凄かった。
まぁ、小学生で車で送り迎えしてもらうのって羨ましいし、車から出てきたのがその辺の芸能人よりも可愛い美少女なんだもんね。注目しちゃうのは分かるけどね。ウンウンっと、ひとり頷いて職員室を目指す。
そのとき、私は見たのだ。
_____やべぇレベルの美少年を。
星屑を集めて溶かしたみたいに優しく輝く金髪。
毛が細い方なのか、アイロンしたてのようにふわふわしている前髪から覗く太めの眉毛が幼くて庇護欲を掻き立てる。
眉のその下にあるアンバーの瞳はした睫毛も数えられそうなぐらい大きく見開かれていて、驚いていた様子だった。なのに、顔のバランスは崩れておらずむしろ幼さが顕著に現れて余計に可愛く見えた。
続いてスッと真っすぐ通ったスマートな鼻。
形が良すぎてどんな口紅でも似合いそうな唇。上が薄くて下が厚め。完璧な比率だ。
私が触れればはらはらと崩れてしまいそうな美貌なら、この少年は巨匠が精巧に作り上げた最高傑作の美術品。もしくは人々を見守り、時に罰を与えてあるべき方向へ導く天使。
ああ、なんて…………
「「美しい……!」」
あれ、今声被った?