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単純馬鹿な清たち

#1

俺は清

 俺は清で僕も清で私も清。ある一人の中学生の中に清は三人いる。でもみんな三人いることに気づきそうで気づかない。全員単純で馬鹿だ。


 俺は清、ごくごくごく普通の中学生、とは絶対に思いたくないはしゃいでばかりの男子中学生だ。俺は中一の去年からなんだか不思議な感覚に陥る時がある。寝て起きて気づいたら、二日たっている。その間のことを聞いてもみんなはぐらかしてくる。
「何かあるのは間違いないんだよなー」
少し大げさに言ってみても誰も反応してくれない。なんだか寂しくなってきたので、近くにいた友達の水島海に話しかけに行った。海は幼いころからの友人ですっごくノリがいい。今日も「海ー!!」と元気よく読んでも「なんだー清ー!!」と大きな声で返してきた。テンション低めに「海ー」と呼びかけたら、「ん?どしたー?元気ないぞー?」と言ってきた。優しくもある。いいやつ。俺は海に
「やっぱりおかしいんだよ。寝て起きたら休み終わってて学校だし、散らかしてあった部屋は妙に片付いてるし、親は入ってないていうし。絶対この空白の期間の間に何か起こってるはずなんだよ。どう思う、海?」
海は不自然なくらいあっけらかんと飽きたように言った。
「ただ単に、二日間ぐっすり寝てたんじゃないのー?たまにそういうことあるみたいじゃん。人間って。部屋も親が入って嘘ついたんでしょ。」
そうなのかな。海が言ってるし、そうかもしれない。
 授業が終わって、放課後になって遊びたくる。いつものごとく、地元の商業施設に入りびたり、友達とだべり、ゲーセンで遊んでいた。その時、とある一人の女の子が目に入った。同じクラスの萩原歌だ。俺は歌に駆け寄って話しかけ、いつものごとく世間話をして楽しんでいた。その時、あからさまなボケや、変顔をすると笑ってくれる。そういうことがうれしかった。そして話を切り上げそろそろ帰ろうとすると、歌はぼそっと口ずさんだ。「やっぱり昨日の清君とは全くの別人だなぁ」俺は驚き、聞き返してみた。そうしたら歌は「空耳じゃない?」と言っていた。「そうか、空耳か。なーんだ」と言って。納得した。家に帰り、そろそろ寝るかと思い部屋に入る。家に帰って部屋に入るだけでこんなに散らかるものなのだろうか。いや部屋に入っただけでなく漫画を読み漁ってゲームをしていたから当然なのだろう。後片付けもせず、さっさと眠りについた。

作者メッセージ

へろー。深夜テンションで書くから、不定期更新だよ

なんかあったらコメントくだせえ

2025/01/16 01:13

ID:≫4pMJE9MW26Vz2
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