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虐待については結構直接的な描写があります!
 エロっていうかなんて言うか…性的描写が言葉だけあります。直接的な描写は一切ないです。

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拾われ少年、愛されました。

#6

第一章第五話『黄昏よりももっと深い』

 芥川に言われ、[漢字]早速[/漢字][ふりがな]さっそく[/ふりがな]零歌はスマホを取り出し、文字盤に指を添えた。
「今すぐ[小文字]っ[/小文字]つー訳じゃねェけど、後で、[下線]別の人[/下線]に会うんだけど、[大文字]大丈夫か?[/大文字]」
[小文字][明朝体]「…おねぇちゃんといっしょ、なら…。」[/明朝体][/小文字]
「[大文字]‼[/大文字]嗚呼、一緒に居る。…ん~、明日にっすっか。アリスも疲れてんだろ?」
 少し[下線]首を傾げた[/下線]。そういった事を聞かれたことが[太字]無い[/太字]という事だろう。
「うーん…[大文字]ま[/大文字]、あっちの方行くか。」
 アリスの手を引いて、ソファーから[漢字]台所[/漢字][ふりがな]キッチン[/ふりがな]の方へと連れて行く。
[水平線]
「霞…[漢字]摘[/漢字][ふりがな]つま[/ふりがな]み食いしないで下さい。[大文字]全く[/大文字]…子供じゃないんですから。」
「[大文字]え~?[/大文字]まだ[漢字]17歳[/漢字][ふりがな]子供[/ふりがな]じゃ~ん。」
 そう言いながら[漢字]肉じゃが[/漢字][ふりがな]夕飯[/ふりがな]に手を出そうとする。それを叩き落としジト目で霞を見た。
「[大文字]じゃ[/大文字]、医者は[太字]ガキ[/太字]だな。」
「うぐぐ…零歌って最近[漢字]ナギ君に似てきた[/漢字][ふりがな]冷たくなってきた[/ふりがな]よねェ…。」
 赤くなった手の甲を優しくなでながら[下線]恨めしそう[/下線]に零歌を見たが、アリスが顔をのぞかせた瞬間[下線][明朝体]にこやか[/明朝体]な笑み[/下線]を浮かべた。
 渚が[下線]追い打ちをかけるよう[/下線]にアリスの目を隠しながら霞に[太字][打消し]腹パンを決めた[/打消し][/太字]。
「[大文字]ぐふっ⁉[/大文字]…ちょ、え…ひどくない?」
[小文字]「?…???」[/小文字]
「分かんねェで居てくれ…。アリス風呂に入れて来るんで、飯までにパパッとやってきます。」
 アリスを優しくなでる。[下線]『風呂』[/下線]という単語を聞いた途端、体が[明朝体]ビクン[/明朝体]と跳ねた。
[明朝体]「ごめ[大文字]んな[/大文字]さいっ、い、[大文字]や、[/大文字]ごめん[大文字]なさっ[/大文字]あれだ[大文字]けはっっ[/大文字]」[/明朝体]
「[大文字]落ち着いて[/大文字]、息、吸えるかな?」
 息を荒げて必死に訴えるように[下線]叫んだ[/下線]。今まで聞いた来た声よりもずっとはるかに大きい声だ。突然のことに零歌は[明朝体]一歩も動けない[/明朝体]。
「[明朝体]吸って…吐いて…吸って…吐いて…。[/明朝体]上手上手、いい子だね。[明朝体]大丈夫[/明朝体]、やなことしないよ。」
 徐々に息が落ち着く。[下線]零歌の服の裾[/下線]を強く握って離そうとしない。
(何やってんだよ…。私みたいにならねぇようにするって決めたのに、[大文字][大文字]何もできてねェ[/大文字]じゃねェかよ‼[/大文字])
 アリスの頭を撫でながら零歌の頭を小突いた。
「[大文字]こーら[/大文字]。零歌、この子はキミを[漢字]信頼[/漢字][ふりがな]■■[/ふりがな]している。精神状態っていうのは、周りの人間によっても変化するからね。」
「[大文字]っ‼[/大文字]…スンマセンした。」
「じゃ、ご飯だけ食べて寝よっか。[小文字]湯舟には疲らせてないけどちゃんと洗ったは洗ったからね?[/小文字]」
 アリスはやっと[下線][太字]零歌[/太字]の服[/下線]の裾を握る力を弱めた。
「もう一回リビングの方に行ってれば?ついでに[下線]ルーちゃん[/下線]に連絡すればいいし。」
 [漢字]頷[/漢字][ふりがな]うなず[/ふりがな]いて、アリスの手を引く。ポケットからスマホを取り出し、途中まで打ち込んでいたメールの続きを打ち込んだ。
[明朝体]《[漢字]先生[/漢字][ふりがな]センセイ[/ふりがな]、先輩たちが連絡した子の[下線]カウンセリング[/下線]を明日お願いできますか?》[/明朝体]
 ソファーにアリスを座らせて送信ボタンを押す。アリスの方を向こうとした矢先にスマホから[下線]軽快な音色[/下線]が飛び出した。
[明朝体]《[漢字]了解[/漢字][ふりがな]り[/ふりがな]。その子の状態教えて。》[/明朝体]
[大文字][大文字]「はやっ⁉」[/大文字][/大文字]
 慌てて文字盤を指でなぞる。
[明朝体]《だいたいは私と同じ感じでしたけど、[打消し]花売り[/打消し]やってたり、風呂って云う単語に過剰に怯えていました。》[/明朝体]
 スマホから目を逸らした瞬間握っていたスマホが振動する。
[小文字]「…もう[太字]ツッコまねェ[/太字]。」[/小文字]
[明朝体]《大体分かった。明日[漢字]何時[/漢字][ふりがな]いつ[/ふりがな]でも良ーよ♬お腹空いたな~|д゚)チラッ》[/明朝体]
「文面の[下線]テンションたけェ[/下線]……[大文字][大文字]せんぱ~い![/大文字]瑠奈先生腹減ったって‼[/大文字]」
「了解です。後10分[漢字]位[/漢字][ふりがな]ぐらい[/ふりがな]で出来るので少々お待ちください。」
 アリスの頭を撫でながら、明日と今後を頭に思い浮かべる。[明朝体][打消し]脳裏に焼き付いた記憶[/打消し][/明朝体]を振り払って、アリスを見た。
 口角がかすかに上がり、目を細めている少女を[太字]守りたい[/太字]―そう願った。

作者メッセージ

受験第一希望受かったぜヒャッハァッ!
 あ…いつも通りのキャラクタア名簿をどうぞ

キャラクタア名簿
名前:与謝野 霞
フリガナ:ヨサノ カスミ
性別:女
性格:飄々としたマイペース。いつもはのらりくらりとしているが、いざと云うときには冷静に、的確に相手を鼓舞できる。
種族:純人間ではないらしい
年齢:17
身長:173㎝
容姿(キャラメ見るのが一番早い)
髪:紫のショート(キャラメ見てくれたら分かり易い…)。桜の髪飾りを付けている。
目:紫色で瞳孔はバツになっている
服:胸元にリボンが付いた白と橙の服とサロペット。それらの上に白衣を着ている。
その他(アクセサリー等):耳に青色の渚と色違いの耳飾りを付けている。
キャラメ(ふわふわ鯖4):picrew.me/share?cd=1hsgv2DNOw
一人称:アタシ
2人称:アンタ、○○、あだ名
過去:地元は渚と同じで、特殊な生まれで会った渚ともいつも過ごしていた。中学生になり、渚と離れた時、軍医として戦場に動員された。もともと医者の家系で、その中でも霞は特に殊勝な立ち位置だったため、軍医となった。上官(センセイ)に出会い、ひそかに思いを寄せるが、戦争は敗戦。上官の応急処置が最後の軍医としての仕事になった。上官に逃がされ生き延びるが、上官の存在を消した上の人間により消されることが決まっていたため、裏の人間として、闇医者として生きることとなった。
Q&A
Q「自己紹介をどうぞ。」
A「『与謝野 霞』。元軍医の医者だよ~。」
Q「他の方たちとはどのような関係ですか?」
A「零歌ちゃんは~可愛い子みたいな感じ?自分で辛い事とか溜め易い子だからできるだけこっちが掃き出し口作ってあげたいんだけどねェ…。」
「ナギ君はアタシの幼馴染‼で、一番の大・親・友‼これだけで関係は分かったでしょ?」
「茜ちゃんとたっちゃんは~、2人で一つの可愛い双子。よくアタシの所に来ちゃうのが心配だな~…。」
「太宰先輩と芥川先輩ねェ~いい先輩だよ。先輩たちが居なかったらアタシは死んでたと思う。でも、ナギ君が喧嘩の二次被害によく合うのがねェ…。」
「ルーちゃんは、アタシの相棒!恰好よくて可愛いって…良くない?」
「アリスちゃんは、一番小さくてか弱い。だからみんなで守ってあげないとね!何時か、あの子も大丈夫になる日が来るから!」
「上官はアタシの唯一別の感情で好きって思えた人だよ。」
Q「数年後の自分は何をしていると思いますか?」
A「そうだねェ…変わって無いんじゃない?だって、何があってもアタシが治すからね!」
Q「読者に向けてメッセージをどうぞ」
A「アタシとナギ君のランデブーをよろしく――んぐっ⁉ちょっなぎくん口塞がないで」

2025/01/31 07:18

鐘平瑠璃(無印の方でも活動中!) ID:≫pphMf4RMExK4M
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