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虐待については結構直接的な描写があります!
 エロっていうかなんて言うか…性的描写が言葉だけあります。直接的な描写は一切ないです。

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拾われ少年、愛されました。

#4

第一章第四話『みんな』

[小文字][明朝体]「ぼく…わかんない。きいたこと、ある、けど…なんていってたかわからない…。」[/明朝体][/小文字]
(そりゃあそうだよな…[太字]私みてぇに[/太字]付けんのかなぁ…。)
 そんなことを心の中で吐露していると、光が漏れるリビングにたどり着く。
「連れてきたぜ…って珍しいな、全員揃ってんのかよ。」
 此の中でも小柄な方な二人の少年少女が答える。
「悪かったかしら?ウチとたっくんは一心同体なのよ。」
[小文字]「やめてよ…ボク、そんな…。」[/小文字]
 いちゃついている二人は放っておいて、霞と渚が少女に近づく。
「へぇ、意外です。複数人平気なのですね。[太字]零歌とは[/太字]大違いです。」
「うん、可愛いじゃん。目の色とかさ~[斜体]very cute[/斜体]。目すら合わせてくれなかった[太字]零歌とは[/太字]大違いだねェ。」
 少女は珍しい目の色をしていた。目に光が当たるたびに輝いて、まるで[明朝体]人形[/明朝体]のようだった。
[大文字]「[大文字]語尾で私をディスるんじゃねぇ‼[/大文字]複数人にリンチされたらそうなるっつーの!」[/大文字]
[明朝体]「…⁉」[/明朝体]
「あ~平気だよ。[大文字]今は[/大文字]ね。[打消し]PTSD[/打消し]みたいな…って分かんねぇよな。」
 零歌がわしゃと少女の頭を撫でる。少女は撫でられたび、嬉しそうに目を細めた。
[小文字][小文字][明朝体]「…あいう」[/明朝体][/小文字][/小文字]
「え?何?アリス?」
 少女が突如呟く。活舌があまり回っていないようだったが何とか言葉を拾い上げる。
[小文字][明朝体]「…うん。えっと、[下線]名前[/下線]、たぶん、これ…。」[/明朝体][/小文字]
「有ったじゃねェか、良かったな!」
[小文字][小文字][明朝体]「!…えへへ。」[/明朝体][/小文字][/小文字]
 少女がはにかんだ。小さな笑いだったが、確かに零歌たちの耳には届いたようだった。
「うっわ…可愛いね、キミ。僕と心中しない?」
 [漢字]蓬髪[/漢字][ふりがな]ほうはつ[/ふりがな]と赤眼が目立つ少年がアリスの手を取り、跪いた。アリスは困惑した表情で助けを求めるように零歌を見る。
[大文字]「[大文字]やめろ[漢字][太字]太宰[/太字][/漢字][ふりがな]だざい[/ふりがな]![/大文字]純粋を[/大文字][漢字][大文字]汚[/大文字][/漢字][ふりがな]けが[/ふりがな][大文字]すんじゃない!」
[/大文字] 太宰を読んでいた新聞を丸めて[大文字][明朝体]スパン![/明朝体][/大文字]と頭を紫目と金目の[漢字]虹彩異色症[/漢字][ふりがな]オッドアイ[/ふりがな]の少年が叩いた。
「酷いくないかい…⁉[漢字][大文字][太字]芥川[/太字][/大文字][/漢字][ふりがな]あくたがわ[/ふりがな][大文字][太字]くん![/太字][/大文字]」
 芥川は新聞でぺちぺちと太宰を小突きながらアリスから遠ざける。
「嗚呼、[大文字]太宰は何でこんなに[大文字][打消し]死にたがる![/打消し][/大文字][/大文字]」
「[大文字]え~?[/大文字]普通に[太字]生きる意味がない[/太字]からと~我が先祖、[漢字][太字]太宰治[/太字][/漢字][ふりがな]だざいおさむ[/ふりがな]のように[大文字][打消し]心中[/打消し]したいからだ![/大文字]」
[大文字][大文字]「だからと言って人に迷惑をかけるなっ‼」[/大文字][/大文字]
 芥川は太宰を[明朝体]レイプ目[/明朝体]で見て、[下線]もう一度[/下線]新聞で叩いた。
 太宰は短い悲鳴を上げ、恨めしそうに芥川を[打消し]上目遣い[/打消し]で見る。芥川が[太字]もう一度[/太字]叩こうと振りかぶってくるのを見てアリスの後ろに隠れた。
[大文字]「卑怯…‼」[/大文字]
 その後、しばらくの間太宰と芥川の[太字]おいかけっこ[/太字]が続いたよう―――

作者メッセージ

少しずつキャラ紹介をしていこうと思います!…投稿頻度低くてゴメンナサイです。
追記:2025年1月23日にキャラクタア名簿に種族を追加しました

キャラクタア名簿
名前:夏目 零歌
フリガナ:ナツメ レイカ
性別:女
性格:口や素行が悪い、所謂スケバンみたいな性格。仲間思いで人情が厚い。同じような過去の者には優しい。
種族:人間ではないのは確か
年齢:15
身長:165㎝
容姿(キャラメ見るのが一番早い)
髪:黒髪ショートで赤のインナーカラー。赤が混じったつのヘア。
目:赤色瞳孔は猫のように縦に細長い。片目は眼帯で隠れている。
服:男子高校生の制服みたいな感じ
その他(アクセサリー等):耳に十字のイヤリングをしている
キャラメ(ふわふわ鯖4)picrew.me/share?cd=eu6kbB2R7x
一人称:私(わたし)
2人称:手前(てめえ)、○○
過去:母親に虐待されは急に優しくされるを毎日繰り返され、自分自身が悪いのだと錯覚するようになった。口調が男らしいのは母が男の子を望んでいたから。ある日、母は零歌を置いて、失踪、自殺し、家の中で放置される。死にかけたところを渚たちに保護され、真実を知らずにしばらく過ごした。集団から袋叩きにされたこともあり、複数人に囲まれることがトラウマだった。渚らの口から真実を知った時、発狂してしまい、数日間は廃人状態だった。主に渚の活躍で廃人状態から脱し、今はトラウマもかなり薄れている。ちなみに名前がなかったため、渚が名付けた。
Q&A
Q「自己紹介をどうぞ。」
A「『夏目 零歌』。好きに呼べ。あー、眼帯とかは気にすんな。」
Q「他の方たちとはどのような関係ですか?」
A「渚は…まァ、実質育て親みてぇなもんだな。」
 「医者は…医者だな。私が死にかけの時に手を尽くしてくれた、命の恩人っつーのかな?」
 「茜と黄昏は~妹と弟みてぇなもん。たまにアイツ等の喧嘩の仲介役させられんのがめんどいけどなぁ…。」
 「太宰と芥川はいっつも喧嘩してるけど、いざと云う時に頼れる良い兄貴みてぇだな。…喧嘩の二次被害がひでぇけど。」
「アイツにまだ私は面と向かって会ってねぇんだよな。数回筆談したぐらいだ。アイツはどっちかっつーと、情報屋みてぇなもんだけど、アイツのカウンセリングは何時も落ち着けんだよな~。」
「少年くんは…私みてぇだからほっとけねぇ。私がああなっちまったみてぇにならねぇよう、私がちゃんと見てやらねぇとダメなんだ。」
「母さんは私を置いて行っちまったけど、あの時優しくしてくれたのが、私が今此処に居る理由なのかもしれねぇな」
Q「数年後の自分は何をしていると思いますか?」
A「数年後ォ?変わんねぇと思うな。アイツ等と一緒だ。」
Q「読者に向けてメッセージをどうぞ。」
A「会う日は少なくなるかもしれねぇけど、私を見に来てくれたら嬉しいぜ!」

2025/01/19 07:12

鐘平瑠璃(無印の方でも活動中!) ID:≫ 0pWBk7uEoWLAk
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