涙が醒める日は最悪であってほしいとここに願う
私には小さなルーティンがある。
学校であった出来事を専用のノートに書き留めることだ。そう、いわゆる日記というもの。
《4月12日金曜日》
架夜町の学校で新しい仲間に会った。
私の目をじっと見つめられた。多分、赤茶色だから?
でも話したらいい人たちばっかり。
○○を知ってる人はいなかった。面白いのに。
...そうだ。社会の時間に面白い話を聞いたから、ここに残しておこう。
[この町には伝承があります。銀の虹の伝説です。昔々、大花という男が夜に青白く光る木を見つけました。大花はその木に自分の名前をつけ、それで橋を作りました。しかしその木は神々のもの。大花は処刑され、その橋も取り壊されてしまいました。大花の無念は町の神社に宿り、あの橋となって異世界に現れ、橋の神となったのです。 異世界に訪れた人々は橋を見て、「[太字]夜[/太字]に銀の虹が[太字]架[/太字]かったようだ。」と言い、この町は架夜町と呼ばれるようになりました。]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なかなか興味深い内容だったな。明日は休みだから、暇だったらその神社を見てみたいなあ。
学校であった出来事を専用のノートに書き留めることだ。そう、いわゆる日記というもの。
《4月12日金曜日》
架夜町の学校で新しい仲間に会った。
私の目をじっと見つめられた。多分、赤茶色だから?
でも話したらいい人たちばっかり。
○○を知ってる人はいなかった。面白いのに。
...そうだ。社会の時間に面白い話を聞いたから、ここに残しておこう。
[この町には伝承があります。銀の虹の伝説です。昔々、大花という男が夜に青白く光る木を見つけました。大花はその木に自分の名前をつけ、それで橋を作りました。しかしその木は神々のもの。大花は処刑され、その橋も取り壊されてしまいました。大花の無念は町の神社に宿り、あの橋となって異世界に現れ、橋の神となったのです。 異世界に訪れた人々は橋を見て、「[太字]夜[/太字]に銀の虹が[太字]架[/太字]かったようだ。」と言い、この町は架夜町と呼ばれるようになりました。]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なかなか興味深い内容だったな。明日は休みだから、暇だったらその神社を見てみたいなあ。