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し に が み 料 理 店 *

#3

03:仲直りのカルボナーラ

氷華「で?お腹すいてるでしょ?天国行く前に何食べたい?」
一希「え……とメニューって…?」
氷華「メニュー?そんなもの無いわよ?」

一希「わぁ!ママ、今日はカルボナーラ!?」
母親「よく分かったわね〜、一希はカルボナーラ好きなの?」
一希「うん、好き!でも胡椒はかけないでね?」
母親「はいはい分かってるわよ、ふふ。いつか胡椒の美味しさがわかるわ」
一希「わかるわけないよ〜」

幼い頃の温かい思い出が蘇った。
私は母の特製カルボナーラが好きだった。
でも死んじゃったからもう食べられないんだ…。
幼い頃は本当に母が好きだった。
でも今は…………。
嫌い。
死ぬ前までだったらそう言うけど…………。
そうだ、本当は母が好きなんだ。
なんだかんだ口煩いけど好きだったんだ。

氷華「ふぅん、母娘喧嘩で家出したってところかしら」
一希「え、っ……?」
氷華「いいのよ、気にしないで。」

そう言うと氷華さんはドレスのポケットから
小指ぐらいの小さな小さな小瓶を取り出した。

氷華「さ、この瓶を握ってみて」
一希「はい…。」
氷華「……………大丈夫よ、仲直りして成仏しましょうね………」
一希「でも、っ …私 死ん、じゃったっ…!」

私は泣いていた。
瓶を握る私の手に氷華さんが更に手を重ねる。
温かかった。あのカルボナーラみたいに。
瓶に涙が垂れ、瓶の中にオレンジ色の光の玉が現れた。

氷華「大丈夫、大丈夫。私が一度、下界に連れて行ってあげるから……」
一希「そんなこと、っ、できるの…!?」
氷華「いい?目を閉じて、深呼吸よ」

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作者メッセージ

こういう系の物語は書いてて楽しいですよね〜!

2025/01/14 14:34

琉 鈴 . ID:≫gmihWxdNkmYz6
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