角名「ねぇ、」

●●「なに？」

角名「世界が敵になっても俺を愛してくれる？」

●●「もちろん…ずっと倫くんだけを愛してるよ」

俺が一番求めている言葉を、彼女はいつもかけてくれる。
まぁ、ここまで素直になってくれるまでに時間はかかったけれど。

●●「[小文字]外、出たいな…[/小文字]」

角名「何回言ったらわかるの？ダメだよ。そう言って俺を置いてくんでしょ？」

●●「ごめんっ！違うの、倫くんのことは好きだよ！」

ようやく[漢字]捕まえられた[/漢字][ふりがな]監禁できた[/ふりがな]のに、彼女は怯えるような眼差しでしか俺を見てくれない。

お仕置き、必要だね…♡



その日、とあるアパートの一室から女性の悲鳴が聞こえてきたが、誰も気に留めることはなかった。