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マッシュルに転生した奴らの話

#15



『あはは』
ウィル「ウフフ」


って感じで微笑みあえるくらい●●とウィリアムが転生だと発覚して2人の距離は縮まった。
●●は敬語なしで話してるし、ウィリアムも若干緩く喋っている。それに2人とも愛称で呼び合っている。
そして2人の会話は若干脱線したが、また魔力の話に戻っていった。


ウィル「それでそんな簡単に魔力って感じれるモンなの?」
『いけるいける。教えるからやってみてよ。』
ウィル「じゃあ、やっちゃおー」


突如として始まった●●によるウィリアムのための魔力を感じる講座。
お前らココが鉄格子の中で[漢字]世紀末[/漢字][ふりがな]ヒャッッッッハァァァ[/ふりがな]な集団に捕まってるって分かってんの?と言いたくなるような雰囲気だが、話しかける人も止めに入る人もいない。
ちゃんと見張りしろよ世紀末たち。


『えーっと、まず目を瞑ります。』
ウィル「はい。」
『次に自分のアザの形、アザが有る場所ある場合を感じます。』


〜5分後〜


ウィル「あっ、待って、魔力見えて来たかもしんない!」
『じゃあ集中して。ただ一心に魔力を意識したらだんだん色がついてくるよ。』


〜更に10分後〜


ウィル「○○ちゃんが、緑色のゆらゆらしたオーラを纏ってる………。』
『オーラじゃなくて魔力だってば。いつまでHUNTE⚫︎×HUNTE⚫︎の話引きずってんの。』
ウィル「いやだって見れば見るほどオーラじゃん。」


こんなアホな会話をしているが、魔力を見るというか感じるというのはドチャクソ難しい。
修練を詰んだ魔法使いがやっと僅かに感じる事ができるレベルだ。ましてやこんな状況で習得するものではない。
まあ、ハッキリ言うと●●とウィリアムは魔法の天才である。



***


ウィル「今更なんだけど、オレらってなんで[漢字]世紀末[/漢字][ふりがな]ヒャッッッッハァァァ[/ふりがな]たちにつかまってんの?」
『今更だけど確かに。』



全く持って今更である。


『私は急に[漢字]世紀末[/漢字][ふりがな]ヒャッッッッハァァァ[/ふりがな]に炎系魔法ぶつけられてお酒飲んで(*ただの魔力切れ)酔っ払ったらここにいたんだけど、ウィルは?』
ウィル「えっ、○○ちゃん酒飲んだの?」
『うん、多分。だってなんか目覚めたら頭痛いし、ふらふらするし、気持ち悪くて吐きそうなんだよね。』
ウィル「それ魔力切れじゃない? ここ来るまでに魔法を連発とかした?」
『魔法は連発してないけど、』
ウィル「けど?」
『箒を爆速でぶっ飛ばした、




気がする。』
ウィル「それじゃん。」



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作者メッセージ

文才は遥か彼方に消え去っていました。\( ᐙ )/ パーン
今日は丸一日テストだったんで死にそうです。

大分先の話になりますが、「マッシュルに転生した奴らの話」の番外編を書こうと思います。番外編っていっても会話文か短編をちょろちょろと出して行くだけの予定なんですけど。

2024/01/10 21:07

三毛猫 ID:≫96wmVG3mf6twQ
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